日本の貧困の現状を知って、最近考え方が変わってきた

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日本の現状が全くわからない私ですが、若い頃から今まではどうやって自分が這い上がるかしか考えていませんでした。

ところが人生の終わりに差し掛かってきて、子どもや孫のことを考えると、「お前たちも俺みたいに頑張れ」っていうだけじゃどうにもならないのが見えてきました。上から目線だったんですね。

じゃぁどうするかってことですが、政府にどうにかしろと言っても筋違いだと思うんです。金持ちからふんだくれ、企業に利益を吐き出させろと言ってもそんなのは夢の話であって、今でもそれが加速していると思うのですが、海外と行き来するのが簡単な現代で、金持ちは簡単に海外に出られる。マレーシアのMM2Hがそうであるように、香港でもシンガポールでも居住権を手に入れて出れば「俺のものは俺のもの」なおかつ「所得税もなし」「相続贈与税もなし」で生きていける。

企業も日本国内で利益を出す事業なら海外に出られないしても、世界を相手にしてる企業なら日本に本社を置く必要は全く無く、MM2Hのような特恵を受けられる海外はいくらでもある。また少子化で人口減少が言われている日本には見切りをつけて、海外で大きくなろうと思う会社は当然、その部署は分社化(完全な別会社)して拠点は海外に置いたほうが得になる。

金持ちから金を取り上げ、企業に金を出させると言っても、彼らにそのメリットがない限り海外に逃げていくわけで多くの左派のいうことはファンタジーにしか見えない。

日本の病巣はかなり深く大きく酷く、今後も増々悪化すると思うようになりました。公共投資はゼロ、消費税を20%にしても間に合わない。

若者たちも日本に見切りをつけて海外に出る人が多いわけですが、私はそういう人たちに「早期退職」「海外脱出」を簡単に考えるなと言い続けてきたのはこのブログの読者は御存知の通り。

でもこの考え方は違いますね。「もう日本ではどうにもならない」から海外に出るという人たちのことを私は理解できないでいたのが最近やっとわかるようになってきました。「日本にいても将来は暗い」から出るのであって「より良き生活を海外に求めている」のとはかなり違うことに気が付きませんでした。きっと「ご褒美人生」という余裕のある生き方、考え方をするMM2Hばかり見ていたからかもしれません。

私は、永住権もないのに海外に出てどうするんだよって思っていましたが、それどころじゃないほど追い詰められている人たちが多いってことなんでしょう。「浮草になるぞ」なんて言っても、「浮草でも生きていられれば上等」だというほど日本の現状は酷く、将来が見えないってことなんでしょうね。

日本人としてのアイデンティティーもへったくれもない、まずは食うことが大事なのは当たり前の話で、余裕があって初めて将来のことを考えられるという現実を私は見ていなかったようです。

永住権が必要なのは言われなくてもわかっている。でも取れないものはしょうがない、という考え方になるのもわかってきました。

永住権が取れる可能性があるから(生きるのが楽であろう)オーストラリアに渡ろうと思う人が多いのは当然だと思うし、では取れなかったら諦めるのか?日本に留まっていて良いのか?

この辺で苦悩する人たちのことを私は理解できていなかったのが、今になってわかってきた。

でもま、永住権の重要さがわかっていない人も間違いなく多いと私は思うし、永住権なんかなくても良いとか、最初から諦めている人たちには今まで通り語りかけていきたいとは思っています。

自分の考え方が変わってきたら、では生き方も変わるのかってところですが、詳しくはここに書かないにしても、年寄りとしての社会との関わり合い方の今後の方針を若干変えようと思っています。

クアラルンプールへ出立の日はもう間近に迫ってきました。

生活も落ち着いて、計画を実行に移すのにどのくらいの時間が掛かるか全くわかりませんが、出来ることなら今年中には基盤を作りスタートしたいと思っています。

ただ焦るのだけはやめようかと。背伸びもしない。小さな一歩でも確実に前に歩いて行きたいです。

私の人生でこれほど大きな転機は無かったように思います。今までの人生はこの為にあったのか・・みたいな心境。

人生の最期に小さな花でも咲かせられれば良いんですが・・。(笑)

「このままでは終われない。まだ夢の途中、諦めない・・・」

 
 
 

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