昨日の日記に与沢くんのトレードに関して書きましたが、私が思った以上のアクセスがあってびっくりしています。もちろん決して何百って数字じゃないんですが。(笑)
昨日は私は与沢くんの揚げ足取りをしましたが、だからといって彼はダメだとか、彼のセミナーは意味が無いだろうとかっていうんじゃないんですよ。
なんていうのかなぁ、結局ですね、世の中には「うまい話」なんてないんですね。「成功する方法」の教科書があったとして、じゃぁそれを読んで、全て完璧に暗記して理解したところでどうにかなるもんじゃない。
この辺は、「学校の成績が良かった人」にはわからないと思ってます。つまりですね、学校で、教師が、教授が「こうしろ」と言ったことをきっちりやれば良い成績が取れますよね。「テストの範囲はXXページからXXXページまでだ」と言われればそこだけしっかり頭に叩き込めば良い成績が取れる。日本の教育ってその傾向が凄く強いじゃないですか。大学でも同じ。
そしてその道の理解が深まれば深まるほど、理論理屈に煩くなって、自分の派閥、流派に拘りが出てくるでしょ。
技術者も同じかもしれない。まずは基本的なことを覚えなければどうにもならなくて、そして一つ一つ自分のものにしながら階段を登って行くじゃないですか。
こういうのを「当たり前」だと思っている人が多いと思うんですが、実は世の中ってそういうふうにできていないと思うんですよ。勉強ができる人って、逆を言うと「頭の硬い人」が多いのね。
でもその道で、同じような人がいる世界ではそれで良いわけです。
ところが相場もそうだけれど「お金儲け」の世界ってそう簡単にはいかないじゃないですか。学校で勉強して、たとえ東大をトップで出たとしてもうまくいくかどうかはわからない。
「世の中の常識」をどれほど頭に叩き込んでも、そういう日本的な「詰め込み式」「正解があるテスト」ばかりやっていた人にはわからないことがあるってこと。
これって「異性にもてる方法」を考えてみればすぐにわかるじゃないですか。心理学、生理学がわかればどうにかなるんでしょうか。でも高学歴もない、まともに勉強したことのない人でもそれが上手い人っていくらでもいますよね。
商売の世界も同じで、大繁盛店で自社ビルも持ち、支店もいくつかあるような親父さんは、実は中卒で経営の勉強もしたことがないなんてのは良くあることでした。つまりどんな教科書をどれだけ読んで理解しても、それが成功には結びつかないんですね。そういうタイプの人は「補佐する側」でしかないってこと。
でもカオスみたいな世の中で何を頼りにするかといえば、やっぱりそういう「知識」「技術」を信じるしかないじゃないですか。でもここが落とし穴になるわけですよ。
街の繁盛店の商店主に成功の秘訣を聞いてみたらなんて答えるんですかね。私は商人の家に育ちましたが、「学校にいけ」とは言わないのが普通なのね。昔は「学校なんか行っても無駄だ」って言う親も多かったぐらい。でも「客の立場になって考える」とか「日々精進」、「早起きは三文の得」「諦めない」とかそんなようなことをいう人が多いはず。でもそれをバカにしては駄目で、「現場主義」が大事だと私は思うし、ここに「成功への秘訣」があると私は思うんです。そしてそれを基本に持っていて、「学問」をその基礎の上に乗せていくべきだろうと。
だから勉強を否定しているんじゃないです。でももっと大事なものがあるんじゃないの?ってこと。
視点をそこに置いて与沢くんを見ないと「見間違える」はずだと私は思っています。
私は彼の著書を読んだこともないし、詳しいことは何もわからないのだけれど、少なくとも彼の動画を見ていると、「彼の言いたいこと」はわかるんですよ。聞いている方はどんなチャートにどんなインジを使い、それをどう読めば「予想が出来て」「勝てるか」って考えているはずですが、ポイントはそこじゃないんです。
大事なところは、与沢くんも動画の中で「心の持ち方」を話しているじゃないですか。私はそここそが一番のポイントだと思うんです。要は「真剣にトライアンドエラー」を続けろってこと。死ぬ気で勉強して、計画を立てたら迷わずそれを実行し、間違えたと思ったらすぐに変更し、そしてまたトライしろってこと。これこそが成功の秘訣で相場も同じだと思うんですよ。
私の印象に残っている言葉は「諦めるな」ってこと。そして「集中して」「セミナーに没頭しろ」みたいなことを言っていますよね。この「意識」こそが私は「成功への鍵」だと思っていて、普通の教科書を読むような感じでセミナーを受けてもまるでどうにもならないかもしれない。
昨日は彼のトレード内容をボロクソに書きましたが、でも彼の「信念の強さ」「自分を信じる力」「行動力」を感じました。そして常に「自分をチェック」しているんですね。そして間違えたと思ったら「すぐに変更する」。これこそが「与沢流の生き方」であって、こればかりはどれほどの教科書を読んでも習得できない。でもその意識改革をセミナーを通してできるかもしれない。ここがポイントだと思うんです。だから彼の欠点探しなんかしてもな~~んの意味もないんですね。
ここが彼の凄いところで、これができれば「何をやっても成功する」と私は思っています。これって言葉ではわかっていても「頭でっかち」にはなかなかできないことで、でも勉強好きは頭でっかちが多いはずで、そのままの状態で彼から何かを学ぼうと思ってもきっと何も得ることはないかもしれない。セミナーを受けても、「なんだこの程度か」って思うかもしれない。
でも多分、彼は「基本的なことは抑えている」のが動画をちょっとみただけでもわかりますし、「知るべきこと」を彼から短期間に学ぶには良いだろうと私は思っているんですよ。でも今まで勉強をしてきた人は、「俺はもっといろいろ知ってる」って思うかもしれない。でも彼の「必要なものはこれだけ」っていうところも重視するべきで、余計な理論を山のように知っていてもそれは「肥やし」にはならずに「邪魔」になることも多く、その「絶対に必要なもの、知識」をいかに有効に使うかが大事なんですね。で、彼はそれを教えてくれるかもしれない。
でも彼自身が、彼の凄さは「行動力」「諦めない力」にあるというのがわかっていない場合(本人は自分のその能力に気がついていないケースが多い)、そして「やる気のある人は誰でも同じ」だ思ってとしたら、彼はきっとそこを強調しないでしょうね。そしてそれの大事さを伝えることが出来ない、あるいはどうしてその力を保持し続けることができるのかという、一番難しいところを彼が教えることが出来なければ、また参加者がそれを理解し実行できないとしたら、セミナーは失敗するんじゃないでしょうか。
彼が頂点にいると見たら駄目だと思います。彼も道途中にいる人。でもあれだけの知識と行動力、判断力を得るには普通とんでもない年月が掛かるんですね。だから無駄な時間をなくして、目的地までに途中に「高速道路を使う」みたいな感覚で学べば良いと思うんですよ。
セミナーを受けても「なんだこの程度か」って思う人もいるかもしれない。でもま、そういう人は年間、5000万以上は稼いでいるんでしょうし資産も10桁以上あるのかもしれない。逆に、「この程度か」って思ったのに自分がそこまで稼げていないとしたら、「自分のどこに問題があるのか」を与沢くんを通して見つめなおすことが出来るんじゃないかと思うのです。
与沢くんは決して完璧じゃない。でも「光るもの」を持っているのは間違いがないと感じるんです。だから「先生に学ぶ」つもりじゃなくて「大学院の先輩」からいろいろ教えてもらうつもりで彼から学んだら面白いと思います。また経験がある人は彼の欠点も見えるだろうし、だから彼を否定するのではなくて、「彼の欠点に見えるところは本当に欠点なのか」ってなところをとことん「そう思う自分」と比較して掘り下げて考えるべきじゃないですかね。
「やつを踏み台にして、俺はもっと高みを目指す!!」という信念を持ってセミナーを受けたら面白そうです。
私は彼の出身大学の先輩にあたりますが、私は彼から「先輩から話を聞くつもりで」彼のウンチクを是非聞いてみたいと思っています。
数週間後に我々家族はマレーシアに渡りますので、この数ヶ月はドタバタするはずです。でも時間に余裕があったら私は是非、与沢くんのセミナーを受けてみたいし、息子には絶対に「プラスになる」と思っています。
彼のセミナーは「毎日の相場を見ながら行う」ところに良さがあると思います。毎日値動きを見ながら「与沢流の読み方、考え方」を学べる。そして途中で必ず「読み違え」をするはずなんですね。そしてその時こそ、「どううまく負けるか」、そして「本流に戻るか」を知るチャンスが来る。私が一番興味があるのはその部分です。
実はこんな風に私が感じるトレーダーを知ったのは、生まれて初めての経験です。
セミナーの30万は安いかもしれない。でも2,3万だったら受講者も真剣にならないからやっぱり30万って良いことなんでしょう。(笑)
いろいろ学ばせてもらいたいトレーダーは世の中にいくらでもいますが、初歩から順序立てて教えてくれるような人っていないんですね。そういう意味でも与沢くんのセミナーは意味があるかもしれないと思うのです。少なくとも私が息子に数年掛けても教えきれないことを2,3ヶ月で教えてくれそうな気がするんです。私も彼の理論を聞いて自分をブラッシュアップしたいと思いますもん。(笑)
ところで、動画で出している彼のチャートって本当にシンプルで、初歩の初歩、超初心者でももう少し気が効いたものを使うんじゃないかというレベル。でも動画には出せない「本物のチャート」があるのかもわかりませんが、彼の動画で使っているチャート程度なら誰でも再現できるように、そのうち、作ってみるつもりです。
時間があるかな?