AirbnbでKLのコンドを探して点々としていますが、正直なところ、「素晴らしい」「問題がない」というところは皆無です。どこでもなんらかの問題が出てきて、「やっぱりホテルとは段違い」というのが私の感想。
このブログの読者から「ダボさんの口コミも見つけて参考にしています」みたいなコメントを頂戴したのですが、これは絶対にうまくないです。私は本当のことを口コミに書きませんから。(笑)
というかAirbnbに限らず、レストランでもそうですが口コミってのは何でもそんなレベルじゃないですかね。そもそも書き手の「感性」によって大きく左右されますから、他人の評価なんて見ても全く意味がないのね。
臭い枕カバーやシーツも同じで、それを臭い、汚いと思うか、なんとも思わないかの違いもある。(笑)
どの宿も細かい問題はいろいろあって、やっぱりこれがAirbnbなんだなというのを実感としてわかるようになりましたが、最初は結構慌てましたよ。嘘だろ?って。ホテルとは違って民宿ですから多くのことを求めても無理なのはわかっていても、まさか・・と思うことは多くありました。
でも私はそれを口コミには書きません。その理由は前にも書きましたが、どの宿も「オーナーは素晴らしい」から。
問題はあってもオーナーが真面目で一生懸麺やっているのはどこの宿も同じで、それは感心もしたし、有り難いと思いました。でもそのオーナーのやる気と「宿の質」は関係がないんですね。
当然、私だって口コミを頼りに探していますし、口コミが一切ないところ、ちょっとでもヤバそうなことが書いてある宿はパスしています。でもそれでもやっぱり問題があるのね。
これは我々家族が神経質だからかもしれませんが、私はそれが我々の特徴というより、「日本人の特性」じゃないかと思っています。でも日本人みたいに綺麗好きで「相手のことを思って行動する民族」って他にはいないと言っていいわけですよ。だから彼らにとって「最高のおもてなし」でも日本人の基準から見ると「手抜き」に見える。
これは日本が「お・も・て・な・し」を売り物にオリンピックをやるのと全く同じことで、我々の「日常」は外国人に取っては「非日常」かもしれない。
特にマレーシアってそもそもどういう国なのか、それを忘れちゃ駄目だと思うんですよ。今までAirbnbは日本でもどこでも利用してきたけれど、全く問題がなかったとしても、それはマレーシアでも同じってことじゃないんですね。
これはホテルだって同じでしょ?KLのリッツカールトンを安くて良いと絶賛する人は結構いるけれど、では日本でもその他の国でも、その地のリッツカールトンってどうでした?マレーシアと同じレベルでした?
話が広がってしまいますが、マレーシアに来て私達家族が感じたことは「価格は正直」だってことです。マレーシアは安い安いと\(^o^)/の人もいればそういう誇大広告を何度も我々は目にしましたが、それは嘘とはいわないものの「勘違い」に近いというのは、マレーシアにすまなくても何度か来ているうちに気が付きました。
「安いものが安い」のであって「良い(高価な)ものが安い」わけではない。
Airbnbですが、そういう意味では「安くないのかもしれない」って思うことの方が多いくらいです。大評判でなかなか予約が取れないようなところも(マレーシアでも)ありますが、一般的にはガラガラ。稼働率50%なんてそんな素晴らしいところは殆ど無い。だから月極のレントに出す金額を30で割って、それに最低でも2倍、高いところは4倍の価格設定しているところもある。
ただし、大人数を泊まれるようにしている宿は結構あって、ワンルームで4人とか、3BRで8人なんてところもある。だから人数割りで計算すると「ホテルより安いね」となりますが、では一人、二人旅だとしたらどうでしょうか。二人旅で3BRを借りる変わり者は少ないと思いますが、1BRなり2BRを借りて、そして内容的にはホテルには及ばない内容だとしたら、安いのか高いのかわからないってのがAirbnbの実情だと私は思っています。
それと今回のことで痛感したのは、これはマレーシアという特殊性があるのかどうか知りませんが、やっぱり
○ 枕カバー
○ シーツ
○ バスタオル
に問題があると感じたケースが多かったこと。これは絶対にホテルと比べてはならない。(笑)
だからシーツはしょうがないにしても、バスタオルは自前で持っていく、それも2枚、ってのがAirbnbの利用法としては良いと思ったり。バスタオルは枕カバーにも使えますから。
でもある宿で長男が「ベッドに横たわっただけで酸っぱい匂いがして我慢できない」というところもあるわけです。これは非常に大事なポイントで、このブログの読者は我々がどういうレベルのAirbnbの宿に泊まっているかわかっているはずですが、それでもそういうことがあるってことなのね。
でもオーナーは皆さん良い人たちばかりで、一生懸命。
だからいろいろ欠点があっても口コミには書けない、書きたくないんですよ。これは単に、「価値観の違い」かもしれないし、「多くを求めすぎる」のかもしれませんから。
お湯が出ないのなら水で我慢すればいいじゃないかとか、洗濯機が使えなくてもどうせ明日はチェックアウトだとか、欠点があろうと「1泊」ならなんの問題もないんですね。でもあちこちのAirbnbを「連泊」するとなるとちゃんと考えないとかなりヤバイと思います。
洗濯機があるはずなのに近場のコインランドリーに走るなんて馬鹿なことも起きるはずですから。
ある宿ではオーナーが恐縮して「洗濯代として50リンギット受け取ってくれ」なんてのもいた。(笑)
だから口コミには書けないわけです。(笑)
我々の場合は「経費節減のため」にAirbnbを使っているわけではないし、「民宿という非日常を楽しみたいから」でもなく、「そのコンドそのもの、その地域を知りたいから」なわけで、一般的な旅行とはわけが違いますから、きっとその宿の見方、評価も変わるのだろうとは思いますが・・。
もしAirbnbであちこち連泊するとしたら、途中で「安全パイとしてのホテル」を入れるのも良いと思っています。我々もどうにもうまく回らなくなったらホテルに緊急避難しようと決めていましたが、有り難い事にそこまで追いつめられたことはありません。(笑)
私の友人で兵庫県に住んでいる幸せな人がいるんですよ。彼女は「買い物はデパートの外商を家に呼ぶ」タイプの人ね。その彼女と食事に行くと面白いんですよ。知らない店で良さそうな店があると、その店のスタッフに「ここのお店は美味しいですか?」って聞くんです。(笑)
こういうタイプの人、糞真面目な人、箱入りだった人(笑)、赤の他人でも信用する傾向がある人は絶対にAirbnbは使わないほうが良いと思います。というか、そのタイプの人ってマレーシアに限らず外国(オーストラリア含む)に出ると「かなり」苦労することになるはず。
ま、なんでも同じですかね。