MM2Hの特典を使って自動車を購入する場合、納車時期が以前より早くなった

NO IMAGE
古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

MM2Hの特典を使ってマレーシアで生産、組み立てられた車(CKD)を買う場合ですが、かなり長い間待たされると言う話を聞いていました。

時間がかかる理由は、「MM2Hの特典で買う申請を出し、それの許可が出てから【生産を始める】」からだそうです。在庫として存在する車にはこの特典は使えないと聞いていました。またこれによって生産された車は「免税の車」となるようで、もし途中でキャンセルがあった場合、一般には売れない車になる(免税で売るしか無い)とのこと(だから契約時にそれなりの額を払ってほしいというディーラーがいた)。

こんなややこしいことをしますから、納車までに3ヶ月以上かかるなんてことが起きた。

ところがですね、今回、我々もその特典を使って車を買うわけですが、ディーラーが言うには「このシステムに変更があった」とのことで、「生産中の車を買うことが出来る」らしい。つまり、納車までの時間が短縮されたとのこと。

ではすでに車は完成していて在庫として存在する場合、すぐに買えるのかどうか、それを聞くのは忘れました。すいませんです。m(_ _)m

最近、この免税で買える車に関してですが、免税分が以前より少ない感じを受けています。そもそも免税になるのは「関税分」ですよね。その計算がどういうふうになっているのかわかりませんのでなんとも言えませんが、率が車種によって違うのがわかりました。

そりゃ低価格の車と高級車とは税率が違いますが、私が気がついたのはそれではなくて、例えば「税込価格が同じぐらいの車種」でも率が違う。

不思議ですよね。

これはどうもマレーシアで生産される自動車(CKD)でも、部品が全て輸入されたものか、あるいは部品もマレーシアで生産、または恩典があるASEAN諸国で生産されたものを多く使っているのかの違いがあるようす。

例えば主要部品であるエンジンとかトランスミッションをドイツや日本から輸入して組み立てているものと、エンジンもマレーシア国内で作っているものとは、最終的な車両価格の税金が変わってくるってことなんでしょう。

考えてみれば当たり前で、マレーシア(ASEAN含む?)で生産される部品の比率が多ければ多いほど、部品にかかるはずの関税が安い、あるいはゼロですから、関税が免税になったとしてもそういう車はさほど安くならない。

これって下手をすると免税で買うと不利になるケースもあるってことだと思うんです。

そもそも免税ってのが変な言い方で、免税で買ったはずなのに、それを転売するときに「納税義務」があるんですよね。当然、それは新車時に免税になった税金分ではなくて、年数が経てばその税金分も小さくなって行くわけですが、「納税しなくてはならないのは間違いがない」。

この計算方法はどこを探しても見つかりませんし、巷ではびっくりするような額を納税しないとならなかった、なんて話も聞こえてきます。

ただし、これも確かな数字の裏付けがある「噂」ではなくて、本当は大した額ではないのに「本人はゼロが当たり前だと思っているから高く感じる」のかもしれません。特に日本から車を持ち込んだ人にその傾向が強いような気がするんです。「日本だったらこんなポンコツ、大した価格はつかない」と思っているのに、マレーシアで転売しようとしたら「日本での車両価格みたいな額の納税義務があった」なんてことも起きるんでしょう。

だから叩き売るにしても、なおかつ納税しなくてはならないのは気に入りませんし、日本に持ち帰ることも出来ず、「誰か買いたい人がいたら売ってください」なんて言葉とともに自動車を誰かに預けて行く人も多いと聞いています。

そのまま年月が経てば、車はどんどん価値が落ちるのとともに、納税額も減りますから、とりあえずそのまま放置しようと考える人もいるのかもしれませんね。でも登録費用は毎年かかる。

こういう車を「名義変更をせずに安く乗れる」と考える人も出てくるわけで、また今の私が非常に安い料金でレンタカーを借りているのも「その手の車」だからなんでしょう。

安ければ嬉しいですが、なんだか「他人の不幸を利用している」ような気がしてきます。ま、持ち主はそれでも良いと思っているのでしょうが・・・・。

ま、今後はTPPがどうなるかわかりませんが、方向としてはマレーシアも関税を引き下げなければならないのかもしれませんね。だから「とんでもなく高い自動車」もこれからは値段がこなれて行くのかもしない。実はこれはオーストラリアもそうで、かつてはベンツのE250が1700万円ぐらいしたんですよ。でも今ではかなり安くなった。他の車種も同様。これは時代の流れであって、マレーシアもだんだんそうなっていくのかもしれませんね。

となれば、あとで「いくらになるかわからない額」の税金を払わなければならないMM2Hの特典で買うのは大して利益にならないかもしれませんね。それと免税で買うとなると車種はかなり狭まりますし、なおかつ非課税になる分はたいして大きくないならなおさら。

免税で買うのって、なんだか「最終的な返済額がいくらになるのかわからない借金」に似ているような気がしてきます。(笑)

免税にならなくても、欲しい車を普通の人たちと同じように買うのが一番かもしれない。また私は前に中古車の輸入をしていましたからわかりますが、下手に日本から車を持ち込むと、修理で苦労することになるんですよね。全く同じ部品がマレーシアに国内で流通していれば良いですが・・・。またそのメーカーのマレーシア国内のディーラーがメンテを引き受けてくれると良いですが、ま、一般的にはディーラーは知らんかもするのが世界中どこでも同じ。

ただ、トヨタでしたっけ。日本人スタッフがいて、日本から持ち込んだ車に関してもトヨタならそのディーラーが面倒を見てくれるらしい。

日本人担当がいるトヨタ店: ご褒美人生マレーシア

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へにほんブログ村 海外生活ブログへにほんブログ村 海外生活ブログ ゴールドコースト情報へ