CIMBの豪ドル口座からHSBCの豪ドル口座への送金は無事完了しました。
結局は「3.4日掛かる」ということでしかなかったみたいですが、なんだかすっきりしません。
CIMBからは「HSBCに豪ドル口座がない」と電話で連絡がありましたし、しかしCIMBの口座からはその金額が引き落とされていて、HSBCに聞いても「口座に問題はない。入金されない理由はわからない」と言われていましたから。
口座を作ってもその口座に入金、あるいは出金しないと「アクティベイトされない」とCIMBの外貨口座を持っている方から聞きましたが、HSBCではそういうことはないと。
どうもマレーシアでは
○ 銀行員でもその人によって言うことが違う。
○ その場を繕うために適当なことを言う。
ことがあるようで、事実はどこにあるのかを知るのは非常に難しいと感じています。これは今回の件に限らず、他の銀行で口座を作る、クレジットカードを作るにしても同様で、その時その時違うことを言われたり、「大丈夫」が「大丈夫でなかった」り、その理由は「XXXに違いない」と利用者からの情報があったり。「それは無理なはず」と言われていたのがどうにかなっちゃったり。
今回の件では、「もし送金が出来ないようなら、CIMBがバンクドラフトを発行するのでそれをHSBCに持っていけば大丈夫だろう」とCIMBから連絡がありました。
どうにかすればどうにかなるんでしょうが、私には「普通にできることが普通にできない国」に感じるのです。
これって生活上に「よくある話」としてはしょうがないですが、ことお金に関すること、ましてや銀行がそれって、私に言わせれば「冗談じゃないぜ」となります。
ペナンのリカさんのブログに書いてあった「日本からMM2Hの定期用に送金したお金がどこかに消えてしまった話」も同様で、たらい回しにされた挙句、「かなり強く言った」らそのお金を探し出してくれたという結末らしい。
こんなのありか?
でも文句を言ってもしょうがないし、そういう国だと理解した上で、そして自己責任であることを忘れずに銀行と付き合っていくしかないと思っています。
私としては、前から書いていますが、「必要な生活資金以上のものは【マレーシアに持ち込まない】」という考え方は間違っていないと確信しましたし、そのつもりでやっていこうと思います。
リンギットは金利が良いからと、そんな理由だけでリスクをとることは私にはできません。
でももしマレーシア国外でリンギットを持てるのであれば話は別で、同じHSBCでもシンガポールはマレーシアとは「全く別の銀行」のように感じるし、本当によくやってくれますので、シンガポールで持てるのならば多少はリンギットを持つのも良いと思います。でもそれは不可能。どうにもならず。
いろいろ試して経験するうちに「ここまでは大丈夫。これ以上は危ない」というのもわかるようになるんだろうと思いますが、なんで銀行相手にそんなことを考えないとならないんですかね。
銀行がこの程度ってことは、証券会社とか普通の会社ってどうなのか。自分としてはマレーシアの証券会社を使う必要は全くありませんし、マレーシア国内で大きな金額の取引をする会社もないでしょうし、たいした影響、問題もないとは思っていますが、気を抜けない国なのは間違いがなさそう。
私は日本的な「よろしくお願いします」「あとは任せてください」みたいな付き合いはとうの昔に忘れましたし、長年住んだオーストラリアも結構緩くていい加減な国で、ぼけーっとしているとうまくやられてしまうし、「言うことは言わないと駄目」な国でもあって、マレーシアに来てもどうにかなるだろうと思っていました。
でもこの国は「想像を遥かに超える国」だと思うようになりました。(笑)