「マレーシアのお酒は高い」ってのはある一面だけじゃないかと

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マレーシアってお酒が高い。これは間違いがないと思います。

ではなぜ高いのか?それは「酒税が高い」からと聞いています。ま、それも間違いがないんでしょう。

でも私はそれとは違う理由があると思っているんですよ。

「競争原理が働いていない」

って。

つまりですね、確かに輸入酒は高いのは間違いがないのだけれど、それに輪をかけて「儲けすぎ」があるんじゃないかと。

酒税がどのくらいなのか調べればわかりますし、貿易に従事したことがある人なら、「日本から酒を輸入したらいくらになるのか」は大体想像はつくんですね。

その推定価格と「小売価格」、「店での価格」に大きな開きがあるような気がするんです。つまり、ここでは熾烈な競争は起きていなくて、「マレーシアの酒は高い」という「皆が納得する話」を利用しているんじゃないかと。

それでもたまに「飲み放題」の店があって、結構安かったりする。ま、どんな酒を出されるのかってのが問題ですが、どんな日本酒、焼酎だとしても、「一人あたりのコスト」を店は必ず計算する。そしてそこで利益が出るように料金を設定するはずですが、それから逆算すると、日本酒は一升瓶でも2000円以下のものがいろいろあるのが想像できる。焼酎も同じで、我々が知っている小売価格から想像すると、店は儲けが出ないはず、なんて思うこともある。

一般的に和食店の食材のコストは3分の1だなんて言われますが、そうじゃないと利益なんか出ないですよね。でもお酒は別で、ボトルで売って、氷じゃ水じゃと別料金を取るし、掛率は低くても利益はしっかり出る。ましてや「酒が高いマレーシア」ですから「単価も高い」。

だから普通の店では「ボトルはドル箱」なんじゃないかと。酒が売れたらしっかり利益が出る構図になっていると私は想像しています。「原価が高いですからね~~」なんて話を信じてはいけない。(笑)

でも飲み放題の店も出てきて、酒の値下げの波が広がれば、私はかなり安くなるんじゃないかと思っています。でも今は「高値安定」で酒の販売店もその恩恵を受けている状態だと私は思います。

マレーシアって結構日本人が多いですが、やっぱり競争原理がしっかり働くほどマーケットは大きくないんじゃないでしょうか。日本の店が多く開店しているようですが、どこも大繁盛ってわけでもなくて、「高利益率」で回しているのが見えるようです。ラーメン屋にしてもそうですが、「薄利多売」じゃないのは誰が見てもわかるはず。

市場に安い酒はないのか。

安い酒はあるというのは、実はマレーシアに初めて来た頃にすでに気づいていました。我々は呑兵衛ですし、レストランで飲むと高いし、ホテルの部屋で一杯やろうと思ったんですよ。そこでホテルの中の小さなショップに行ったら酒を売っていたので買うことに。

これがですね、「嘘だろ?」って思うくらい安かったんですよ。マレーシアは酒が高いのはすでに知っていましたし、ホテルの中の売店ですから、「レストランで飲むより安いだろう」ぐらいにしか考えていませんでした。

ところが激安。

なるほど、マレーシアにはマレーシア産の酒があるのだとこの時分かりました。

我が家で一番の呑助はヨメさんですが、ウォッカが中心です。蒸留酒が良いと医者に言われていますから。

でもマレーシアで売っている(外国産)ウォッカはかなり高い。オーストラリアも酒が高い国ですが、それよりも高い。

こんな一本4000円もする酒をグビグビ飲まれたらたまりません。ということで、安いのは無いか探したんですよ。するとマレーシアの酒だけは違う棚にあって、ウォッカもありました。40リンギちょっとの価格。またウイスキー、ブランデーもあるのね。そしてそれらの価格は輸入された有名なものの「数分の1」。

マレーシアの酒なんか・・・・って気持ちがやっぱりあると思います。私だって大丈夫かよ?って思いましたもの。ま、危険か安全かってのは多分おかしな考え方で、美味しいか美味しくないかが問題。

でもヨメさんはその安いウォッカを飲んで「全く問題なし」と言っていました。でもウイスキー好きはどうでしょうか。味の善し悪しってウイスキーやブランデーだと大きく違いが出るはず。

今まで、マレーシアでは「ココナッツ酒」が安いとか、あるいは韓国のジンロが良いとか、あるいは「密輸されたものを売る店もある」なんて話は聞いていました。ただ怪しげな店は淘汰されているようで、またランカウイから免税の酒は持ち出し禁止になったようなニュースを読んだ覚えがあります(要確認)。ま、密輸行為は犯罪ですからそれは横においておくにしても、マレーシアにはウォッカ、ウイスキー、ブランデーで安いものがある。

ただし、お店もずるいっていうか「高級スーパー」にあるような酒売り場には置いていないのね。伊勢丹、ビレッジグローサー、ジャヤグローサー(場所によるのかも)、バンサショッピングセンターやパブリカのB.I.G.でも置いていないはず。でも私が買ったのはソラリスのコールドストレージだったはず。

イオンに併設された酒売り場にはあるはず。ローカルが多い地域ならどこでも売っているんじゃないですかね。

先日、大西さんと会った時に「安い酒屋」があるとKepongのある店に寄ったんですよ。そこには輸入物はなかったような気がするんですが、大西さんが買ったウォッカの値段を見てびっくり。20リンギットちょっとじゃなかったかなぁ。あの普通のボトルですよ。720mlぐらいのやつ。あれが600円程度で買えちゃう。

ま、マレーシアの酒は高いというのは、マレーシア事情を知らない人、そしてそれを上手く利用して「高値安定」で儲けている小売店、料理店の存在があるってことじゃないですかね。

でもま、「好きな店」で「好きな銘柄の酒」を安く飲むことは不可能。これは間違いがない。(笑)

では「好きな銘柄の酒」を「家で安く飲む」方法はないのか?

ここですねぇ、問題は。

「petite et dabitur」

じゃないかと思います。

 
 
 

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