【家庭菜園】やっぱり簡単にはいかない。我々が一般的に考える野菜を育てるのは無理かも

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しかしまぁ、マレーシアの「高温多湿」を舐めていました。というか「栽培」を舐めていたんでしょうね。まさかこんなに難しいとは想像もしていませんでした。そりゃ暑すぎるだろうぐらいのことは考えていましたが、私が想像していたよりクアランプールって暑くないし、どうにかなると思っていました。

でも暑すぎる。

って元々東南アジアから渡ってきた様な野菜、高温多湿が好きな野菜ってあるわけで、それは草木も同じでそういう種類なら大丈夫なんでしょう。でもねぇ、そういうものに私が興味を持てない。たとえば沖縄の野菜を考えてみるとすぐに頭に浮かぶのが「ニガウリ」ですが、これはKLの気候にも適しているんでしょう。でもねぇ・・・

その他、ナス科の類。ナス、トマト、唐辛子とか。ショウガとかイモ類も大丈夫なのはある。でもねぇ・・・・

暑すぎると駄目ってのは、いろいろ意味があるわけで、そもそも「発芽しない」から始まって「発芽はするけれど、その後が・・・」ってところで今私は悩んでいます。

そもそも「葉物野菜」って高温多湿向きじゃないんですよね。「育成適温」を調べて見ると大体が上は20度止まり。(@_@)

また耐暑性がある品種もありますが、でも30度を超えてくるとそれは「生き延びることが出来る」という意味であって、「普通に育つ」わけじゃない。

我が家では直射日光に当てると全滅と言って良いくらいなので、「明るい日陰」を作って育成実験をしています。って私の部屋なんですが(笑)、暑すぎれば冷房を掛けますがほとんど冷房を掛けなくても過ごせる温度。だから30度は超えていないはず。

でもこれでもやっぱり温度が高すぎる。

前に、大根の例を出しましたが、ちゃんと育つのですが「ヒョロヒョロと徒長」しちゃうんですね。こんな感じ。

これはカイワレ大根でしょ?って思うかもしれませんが、これは「暗所で育てていない」のです。カイワレって暗所で発芽させそのまま放置すると「太陽を求めてヒョロヒョロ伸びる」わけですね。で、5,6センチになったら明るい場所に出すと双葉が緑色になる。ところが上の写真の大根は発芽時も暗所にはおかずに育てました。種に1.5センチぐらい土を被せて明るいとろこにおいていた。

これじゃカイワレ大根としては良いけれど、大きく育てるには駄目なんですね。これって太陽を追い求めているから「徒長する」のだろうと想像して、次の実験ではなんと1万ルクス(曇時の明るさ)を維持したまま、24時間、光を当てたままで育てました。そして一週間ぐらい経ったのがこれ。

結果は同じ。(T_T)

これには肥料を与えていないので、「肥料(窒素)の与え過ぎで徒長」したとは思えません。

霧吹きで水を吹きかけたり、入れ物を動かしただけで倒れるくらい弱いし、大根を大きく育てるのは無理という結論に達しました。

ま、これは単なる好奇心でやった実験ですが、いかに「温度」が大事なのか思い知らされました。

さて、本目の野菜「ミツバ」「イタリアンパセリ」「コリアンダー」はどうかというと。

本目中の本目のミツバは順調です。\(^o^)/

まだ本番で育てるか決めていない「大葉」もそれなりに育っている。

さて、コリアンダー。これはそこそこ大丈夫そうに見えるでしょ?

ところがこれが軟弱なんてもんじゃなくて、風が吹いたり、霧吹きで水を掛けただけで倒れちゃいます。霧吹きですよ。

そしてイタリアンパセリですが、まだ芽が出てこれからなのでどうなるかはわからず。

まぁとにかくヒョロヒョロと育つのには閉口しました。これじゃ普通にベランダにプランターを置いて・・なんて育て方じゃまず絶対に無理じゃないですかね。直射日光に当たれば「即死」か「煮物」になりますし、また直射日光が当たらない明るい日陰でも12時間以上の明るさを維持できる場所ってマレーシアには存在しないわけで、日照が足らないということが起きる。でも温度だけは高い。

これじゃどうしたってヒョロヒョロと伸びちゃう。そしてちょっと強い風が吹いたり雨が降ってもそこでアウト。

今日、伊勢丹で「ローカルパセリ」を買ってきたんですよ。見てくださいこれ。

いやに長いと思いませんか?まさに「徒長」しているんですね。節間が非常に長い。

これってプロが品種も場所も選び、最新の注意を払って育てた結果がこれですから、我々が家庭で簡単に育てられるとは私は思わない。でも、今は「人工光」で育てていますから、かなり条件は良いと思いますが、「温度」だけはどうにもならず。

でもフト思い出すのは、マレーシアに来てから2ヶ月間、Airbnbであちこちをウロウロしましたよね。で、モントキアラの西の端にある「キアラマス」で二軒のコンドで10日間ぐらい過ごしましたが、まるで温度が違うんですよ。本当に涼しいのね。眺めも「ここは箱根か?」みたいな感じでした。

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こういうところならまた違うかもしれない。でも逆に、このキアラマス地域より同じモントキアラでも私のところは暑いし、そしてそしてKLCC地区はもっと暑かった。同じ都市でもかなり温度が違う。

だからキアラマスに住んでいる人が「うまく育った」としてもKLCCに住む人には「無理」ってこともあるかもしれない。当然、どちらにしても直射日光を当てたら駄目だし、直射日光が当たらなくても「日照時間が少ない」のならこれまた駄目だし、本当に難しいと思います。

「一日中、日が当たる部屋」で「常時冷房が掛かっている」のなら問題がないかも。(笑)

さてこれからどうするか、ですが・・・。

いろいろわかってきましたが、諦めるのにはまだチト早い。(笑)

例えば大根でも(育てる気はありませんが)、沖縄で育つ大根もあるんですね。本当に日本にはありとあらゆる種類がある。だから一般的な「XXXの種」ではなくて、「耐暑性」が非常に強い、西日本の農家向けの品種ってあるはずなんですね。

ですから葉物野菜でもそんなのが手に入ればやってみる価値はあるかもしれない。

でも無理やり育てても良い野菜をつくるのは難しいのは上に出したローカルパセリもそうだし、今日、買ってきた「白菜」も密度が低くてふかふかなんですわ。キャベツで言えば「結球していない」みたいな。

でも「葉っぱを随時、収穫しながら・・」というのならどうにかなるんじゃないかと。

自分の家でこれが可能かどうかは「スーパーで売っている水耕栽培のレタス」を買ってきて実験してみれば良いんじゃないですかね。あれってまだまだいくらでも新芽がでるはずですから、ちょっと周りの葉を落とした状態で育ててみるとか。

お前、やってみろって?

しゃーないなぁ、じゃぁ、ちょっくらスーパーに行って買ってきますかね。(笑)

それとですね、本来は「徒長するのが当たり前」の植物で、徒長していないのがあったとするじゃないですか。これって「怪しんだほうが良い」と私は思うんですよ。つまり特殊な「薬」を使っている可能性がある。え?と思うかもしれませんが、そういう背を低く育てる薬品って業界には普通に存在するんですね。私だって持っているくらいですし。

でも普通はこの薬品は「花卉」に使うんですね。よく使われるのが「菊」なんですが、菊って電照を使って開花する時期を調節しますよね。普通に開花させるなら問題がないのですが、開花を遅らせると茎が長くなっちゃうのね。だからそうならないようにその手の薬品を使う。

あるいは花でも背を低くこんもり育てたい場合にこれを使うと節と節の間が短くなる。私はその為にこの薬品を持っています。一般的ではないですが、ある分野では普通に使う。でもこれを「食用植物」に使う人はいない。

つまりですが、もしもマレーシアの野菜、要は口に入る野菜にこれを使われたら怖いなぁと・・・・。

だからヒョロヒョロしている野菜の方が安全かもしれない。(笑)

 
 
 

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