前からちょっと気になっていた魚があります。イトヨリです。(イトヨリかどうかは定かではありませんが、多分そうだろうと・・)
昨日、パブリカのBIGに行きました所、なぜかイトヨリに呼び止められた感じがしました。(笑)
なかなか良さそうな感じがしたのです。
どんなかな?と思って触って調べていましたところ、店員が「これは今日入荷したから良いですよ」ですと。ふーんと聞き流しましたが、「これは今日」ってことなら「他の魚はいつだ?」って突っ込んで聞けば良かったですね。修行がたりません。(笑)
良さそうなのを試食用として2匹買ってきました。これ1キロ24リンギぐらいかな。安いと思います。(チャイニーズポンフレット:シナマナガツオは1キロ120リンギですと!)
さてさてどう調理しましょうかね。酒蒸しとホイルでバター焼きはどうかなとか考えていた所、
ヨメ 「初めて買ってトライするなら塩焼きしかないでしょうよ」
とアタリマエのことを言われて・・・ (T_T)
単に味見なので化粧塩なんか無し。
私は一匹、ヨメさんと息子は一匹を分けて味見。
誰からも声がでてきません。(笑)
でも決して美味しくないってことはなくて、でも「美味しい~~」ってこともなくて皆で言葉を選んでいたって感じでしょうかね。
私は「マレーシアのスーパーで買う魚」という点では「かなり良い」と思いました。
癖のない淡白な味で、身のテクスチャーが細かくていい感じ。イカンメラやハタの類より身は上品な感じ。脂は乗っていませんが、脂の乗りが気になる魚ではないと思いました。もちろん脂が乗っていたほうが良いですが、脂のノリが悪いから全く食べる気がしない(アジのような)感じは無し。
でも本当に淡白で、江戸っ子の私としては「関西人が喜びそうな魚」って感じがします。(笑)
塩焼きにしても「塩の良し悪し」が全面に出てきちゃうくらい淡白ですが、開きも良いかも。あとは「吸い物の具」、あるいは天ぷらも合いそうな感じ。
結構丸々としていますから、25-30センチ級ならかなり満足感もあると思います。Pomfret(マナガツオの仲間)も良いですが、あの平べったい形状って皿に盛りづらいんですよね。大きな割には身は少ないし、焼くにしても場所を取るし、結構調理するにはイラッとします。でもこのイトヨリは「塩焼きにあっている」と思いました。
ただ頻繁に食べたいほどか?と問われれば、答えはノーで、私はやっぱりサバ、アジ、ホッケの方が良いかな。でもそれに飽きたらイトヨリ、マナガツオを食べるとか。
でもこのイトヨリの身のテクスチャー、白身の上質で淡白な味(Doryだとこうはいかない)を考えると、料理好きには面白い魚だろうと思いました。この魚ならいろいろな食べ方がありそうです。