「ゴールドコーストからマレーシアに移動した」のは正解かどうか

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前の日記に、私達が何故マレーシアに来たのか、今、その目的はどうなっているのかなどを書きましたので、それに引き続き、「ゴールドコーストからマレーシアへ」移ってどう変化があったのか、何が良かったのか、悪かったのかを「7ヶ月目」の自分としてどう思っているのかを書こうと思います。

この日記は「オーストラリア在住の日本人」も念頭に入れて書きますので、オーストラリア在住ではないかたはピンと来ないかもです。というか、私がいつもここに書いていることは「オーストラリアに居住していた者の目から見たもの」であると考えていただけると嬉しいです。日本に居た方から見た目とは違うはずですし。また私は日本的な常識をかなり逸脱しているはずですから。ってそんなことはもうわかってるって?(笑)

◯ 来て良かったのか否か。

このいちばん重要な点ですが、今の時点では、マレーシアに来たのは大正解だと思っています。ゴールドコーストへ帰ろうという気は全く起きていません。(ヨメさんがどう思っているのかは別)

ではマレーシアで全く問題が無いのかというとそんなことはなくて、こちらの人々との価値観、生活習慣の違いや、環境として自然が身近にないとか、空気が悪いとか、クソ暑いとか(笑)、戸惑うことはあるにしても、そんなのは時間が解決することで大きな問題ではありません。不満も無くは無いですが、今考えてみても、あえてここに書くほどのことは思い浮かばないぐらいです。

◯ 物価の違いは?

マレーシアの物価が安いというのはマレーシアに来た理由の一つですが、当初は「安いものが安いだけで良いものは高い」と感じていました。でもこの7ヶ月間でその思いは変化し、「どうしようもない安物もあるけれど、全般的には【かなり】安い」と思うようになりました。これは当然(物価の高い)ゴールドコーストとの比較です(今の日本のことはいまいちわかりません)。ということはゴールドコーストより物価がメチャ高い、シドニーやメルボルンから来たら物価の違いはもっと大きいと感じるはず。ただ、(偉大なる田舎である)オーストラリアでも大都市は充実していますから、マレーシアは物価が安いけれど良いものが少ないという印象は受けるかもしれない。これに関してはメルボルンで6年生活した長男がたまに愚痴を言います。

今までは良く「日本の物価の3分の1」という言われ方をしましたし、物価の上昇スピードが早いマレーシアではもうそこまで差はないと言われていますが、ゴールドコーストと比べますと全般的に2分の1以下は間違いがなく、3分の1と言っても決して間違いではないかもしれません。

◯ 税金(所得税)に関して

オーストラリアは物価が高いですが、税金も高い。高率というべきですが、その分、日本では考えられないほど社会保障が充実していますので、単に所得税を比べても意味はなさそうです。ただ、社会保障らしい社会保障を受けたことがない我々からすると(医療は別)、「マレーシアでは所得税が(我々の場合)掛からない」というのは坊主丸儲けの感覚に近く、嬉しいなんてレベルではありません。

ちなみにオーストラリアでは税率というより、なんていうんでしたっけ、税が掛かる収入がそれぞれ低いんです(数字そのものじゃなくて収入レベルが低くても税率は高い)。つまり日本だったら低率の税率しか掛からない所得でも、オーストラリアだと結構ごっそり来る感覚があります。すぐに35%、50%に達してしまう。

この税がマレーシアに無いということは、50%の所得税を収めていたとすれば、マレーシアに居住地を変えるだけで「手取りが2倍になる」ことを意味します。

つまり、物価がもし2分の1だとすれば、【実質的】には4分の1となります。物価が3分の1なら6分の1と同じこと。

ま、こういう例はきっと稀で、世界のどこに住んでいても「同じ収入」を得ることが出来る場合に限るわけですね。またその収入が「国」、つまり場所に関わりがある場合、その地で課税されれば、マレーシアでは無税だとしても大きな恩恵はない。

マレーシアに限らず、金融からの収入、あるいは他国での収入に関しては課税しない、あるいは低率である国はいくつも存在しますが、それの恩恵があるのは一部の人たちとなる。それは何かといえば、株式、債権、商品、先物など、「国や場所」に関係なく所得を得られる場合に限るってことになるんでしょう。「定期預金」も同様。

我々は「経済的理由」で来ましたから、このあたりを中心に書くことになりますが、この「無税」の恩恵というか「爆発力」はかなり大きいし、投資を中心に所得を得ている場合は、かなり真剣に考えるポイントになるはずです。

私がオーストラリアで何が面白くなかったかというと、物価は高く教育費も高かったわけで、いくら稼いでも追いつかないという感覚を強く持っていました。当然、毎日の生活費や教育費は「経費参入されない」ですよね。当たり前の話。でも所得税は容赦なく持って行かれるわけで、生活費+教育費を払うと「納税するお金がない」なんてことも起きました。

給与所得者の場合は「天引きされる」のが普通ですから、「手取りが収入」という感覚を持つのが普通でしょう。ところが事業をしたり、投資で利益を出す場合、「粗利こそが自分が稼いだもの」という感覚があるんですね。そこから半分持っていかれて、残りで生活しろって「何か理不尽な物」を感じるわけです。

これって例えば会社でもお店でも経営していて、「経費も何も落ちない場合」を想像すればわかるはず。家賃だ人件費だ、仕入れだ光熱費だとお金はかかりますが、もしそれが経費で落とせなかったら「仕事なんか成り立たない」じゃないですか。それと同じことを私はずーーっと感じ続けていたわけです。

ま、それは私がバカだからそう思うだけのことにしても「税金が安ければ・・」ということをいつも考えていました。

結局、どれだけ頑張って稼いだところで、使わなければならないお金を使い、税金も払った残りがマイナスだったらなんにもならない。どんどん貧乏になっていくわけです。

我が家の二人の子供達が大学に通っている間は地獄でした。学費は一人年間数万ドル掛かるわけですよ。そして長男はメルボルン、次男はシドニーで当然そこでアパートを借りて食べて生活するわけで、恐ろしいほどのお金がかかりました(アメリカに留学させたらそんなもんじゃすまない)。でも税務署はそんなこと関係ないわけで、税金だけはごっそり持っていく。毎年毎年大赤字です。

税金がなかったら・・・っていつも思うわけで、税金がなければ十分お釣りも来るし資産も増える。そして増えた分はまた投資に回せるじゃないですか。まさにねずみ算じゃないけれど、頑張ればどんどん増える。

タックスヘイブンに関しては前に色々書いたことがありますし、その流れからオーストラリアに行こうと思ったのも事実なんですが、ある時期から「所得税がない場所」ばかり気になるようになりました。オーストラリアの近くにある「バヌアツ共和国(かつてはニューヘブリデスと呼ばれた)はタックスヘイブンで、オーストラリアの金持ちが結構住んでいます。

あるいは昔からいろいろ関係があったグランドケイマンとか考えるわけですよ。でもねぇ、税金から逃れるために「孤島」に住むか?って思う。

ただ、昔から香港やシンガポールは特恵税制があるのは知っていましたし、香港シンガポールへ引っ越すという選択肢もあるとは思っていたんです。でもすでに香港やシンガポールの物価高は有名でしたし、海も空も綺麗で自然がたくさんあるゴールドコーストから、香港のゴチャゴチャした小さなマンションに移るなんてのは選択肢にはなりませんでした。これはシンガポールも同じで、ちょっと良さげなコンドミニアムだと小さな2BRでも借りると日本円で月に100万ぐらいはするのね。

ごっそり儲けているなら話は別で、多くの投資家が香港やシンガポールに居を移すのは昔から流行っていましたね。私の従兄弟も香港の永住権を取って移住した。

でも我が家の場合、そんな余裕はなく、「税金を払いたくない」ってことだけで小さくて狭く環境も悪い場所。あるいは田舎に引っ越すなんて選択肢はなかった。

資産だけ海外に出して(無税で)運用し、国内ではだんまりを決め込むとかそういう犯罪を犯すという選択肢も無い。また海外に会社を興してそこに利益を溜め込むのも簡単にはできなくなった。時代は変わりました。

そんな時に知ったのがマレーシアだったわけです。

全ての私の心配は「マレーシアに行くだけで解消」するのがわかったってこと。

でも正直な所、「マレーシアかよ」と思ったのも事実。

ところがですね、とりあえず行ってみようと思ってマレーシアに来たわけですよ。1週間ぐらいかな。そうしたらびっくりなんてもんじゃなくて、「KLってメルボルンより都会じゃね?」と思ったくらい。近代的でなんでもあって「これがアジアか?」と思いました。ペナンにも行きました。やっぱりゴールドコーストに住んでいますから「海とか空」にはそれなりの思い入れがありますし、ペナンがもしゴールドコーストに似ていたら有力候補になります。

でもペナンは・・・ま、詳しいことは書きませんが候補から外れた。その理由の一つとして「日本食に問題がある」と思いました。それはレストランであり、日本食料品店。

◯ 我が家にとって大事なのは「日本食事情」

一般的にはあのレベルがあれば問題はないと思うでしょうが、それって「海外~~~♫」という舞い上がりがあるうちだけで、そこで実際に長期で住むとなったら、「日本に住む街で和食レストランが数軒、和食材を売る店も小さな店が数軒」と全く同じなんですね。これって「海外だから許せちゃう」だけの話で、冷静に考えると「かなりのストレス」になるはず。

あるいは日本と行ったり来たりする生活なら良いのでしょう。海外のその地は「別荘」と思えばなんてこともないですから。

ところがそこに「定住」するのを基本に考えると、我らの場合はやっぱり「ちゃんとした和食の世界」がないと生きていけません。

ゴールドコーストだってその点では問題大アリで、「ゴールドコースト~~~~♫」なんて思っている内はよいんですよ。でも「住む」ってことはいつまでも舞い上がっていられないわけで、日本で言えば「山奥の寒村」に住んでいるのと同じだというのにある日気がつくんですね。

私の知り合いでも「こんなところには住んでいられない」とゴールドコーストを捨てて日本に返った夫婦がいました。私としては「そこまでゴールドコーストって酷いかぁ?」と思いましたが、「食にこだわりが強い人」ならそう思うのも無理は無いと思いました。

そういう点でKLは凄いと思ったんです。伊勢丹の地下に初めて行った時にはヨメさんが「ここに住みたい」って言ったくらい。私も天国だと思いました。

でも面白いのはその時の訪馬時にマンダリンオリエンタルホテルに泊まったのですが、そこで日本から来たご夫婦と意気投合して一緒に食事に出歩いたりしていたんですよ。そして話の中で「伊勢丹って凄いですね」という話が出た。我々夫婦は「ウンウン、素晴らしい」と思っていたのですが、その奥さんは違う意味で凄いって言っていたのね。「酷い、あんなものしかない」という意味。それがわかったときには我々田舎者は黙っちゃいました。(笑)

この10年近く伊勢丹を見ていますと、私が最初見たときより内容は落ちているし、そしてこちらに来て何度も行く間に、「思ったほどいろいろあるわけじゃない」と感じるようになりました。伊勢丹って和菓子だとかそんなものがいろいろあるから「日本の色」を感じますが、毎日の食材は?という目線で見るとたいしたことがないのね。これって冷静になって初めて見えてきたこと。

そうこうしている内に、あちこちにいい店が出来て、ワンモントキアラにあるビレッジグローサーでかなりのものが揃うようになってきた。でもこれもなかなか難しくて、では他のビレッジグローサーも同じかというと品揃えは違うし、ジャヤグローサーは?とか他のスーパーも見ると「ここで全部揃う」という店はやっぱり無いのね。

ま、この辺はゴールドコーストも同じで、でもゴールドコーストには「日本食材店」が3軒あるんですよ。日本食材専門の店。そして韓国スーパー、中国スーパーがあちこちにあって、どこでも日本食材を置いている。そんな環境の中では日本食ばかり買うかというとそうじゃなくて、かなり多くの食材が「韓国物、中国物」で補えるのね。値段もメチャ安い。だから段々と韓国スーパーに行くのが主になってきたり。

正直な所、日本食材、そして日本人には切っても切れない「魚を含む海産物」という点においてはゴールドコーストの方が充実していると思います。でもそれもどんぐりの背比べでしかなくて、「なんでもある」けれど「ちょっと変わったもの、良いもの」は皆無なのは同じ。ただし、日本食レストランの話になると別で、クアラルンプールの和食の圧倒的な勝ち。とはいうものの、香港シンガポールには及ばない。

でもインターネットのおかげで日本から通販で買うのが簡単になりましたし、「特殊なもの、良いもの」も安い店を探して買えば、それをEMSで転送しても大した負担増にはならないのね。かつては日本に度々「買い出し」に行っていたことを考えれば大した進歩です。

そういう意味ではゴールドコーストもKLも同じで、もしかしたらペナンでも全く問題がないし(レストランは別)、なおかつ韓国食材、中国食材を使えば、「海外での和食サバイバル」は難しくない時代になったと思います。

ということで、我が家にとって「KLでの和食」には全く問題がない。

それどころか、来る前には「高いけれど高級和食店もいろいろあって、どうしても我慢ができないときにはそういう店に行こうか」と覚悟していたんです。

ところが~~~~

我々みたいにそもそもゴールドコーストに長く、大した和食を食べてこなかった者に言わせると「楽膳」「寿司三昧」、最近の「鮨家」クラスで十分満足できるんです。たいしたもんだと感心するぐらい(それだけゴールドコーストの和食事情は悪い。かつては良かったのだけれど・・)。でも来る前は「日向」「織部」「笹川」とか(今はどうなのか別にしても)そんな店の情報を集めて、「美味しい和食を食べたくて我慢ができなくなったら行こう」と思っていました。でもその手の高級店にはKLに上陸してから7ヶ月、一度も行っていません。行きたいとも思わない。

ま、この辺は人それぞれですが、私は一般論を書いているわけじゃなくて、「我が家のケース」ではそうだってこと。

和食以外の食に関しては多くの人が書いている通り、ありとあらゆる食があって、レベルもいろいろで、(我々にはわからないけれど)「グルメ」でも満足できる店は多いのでしょう。

私は食い意地が張っているのか、食べることでストレスを感じるのが一番ダメなんですよ。でもグルメでもないですから「ちゃんとした懐石料理も食べたい」なんて冗談では言っても実際に食べようとは思わない。

そういう点で、今のところは「食に関して【全くストレスが無い】」状態です。ゴールドコーストよりかなり良いです。

ああ、良い店じゃなくて「良い食材」は欲しいですから、それも市場(マーケット)に行くなり、どうにか開拓した「和食材の卸問屋」から手に入れるということで問題ありません。実はこの和食材の卸問屋も我々にとっては嬉しいことに競争が激しいようで、多くの問屋があるし、かなり良いものも買えるのね。当然彼らは多くの和食レストランに卸しているわけで、お願いすれば「マグロまるごと一匹」でも買える。

本マグロの大トロにしてもどこでも「生」で扱っていますし、ノドグロが欲しいとか、シマアジが欲しいとか、まさかこんなのはあるまいという物も彼らは持っているし(注文後日本から輸入)、それを買うということじゃなくて「買おうと思えば買える状態」であることが大事だと思っています。

残念ながらオーストラリアには日系の日本食材卸もありますが、マレーシアのそれの様に「なんでもある」という卸じゃない。ここは大きな違い。

食材って無いと思うから余計欲しくなるわけで、いつでも買えると思うと「食べたい病」も収まるから面白いと思います。

そんなこんなでストレスらしいストレスは今のところありません。だからマレーシアに来て良かったと心の底から言えます。

あとは我々ダボ一家がやるべきことをやるだけ。その環境はここマレーシアには揃っていて、あとは我々の努力次第ってことになるんでしょう。

◯ 私のお金の使い方に関する考え方

あとは具体的な金銭的なことですが、前にも書いたように、「初年度はケチケチしないで生活してみる」という方針です。これはマレーシアに限らずどこでも同じですが、「贅沢をする」という意味じゃなくて「普通に生きてみる」のが大事だと思っています。当然、「経費の切り詰め」もしないで、普通に生きてみる。

そして結果的にそういう「普通の生き方」、つまりストレスがない生き方をして「いくら掛かるのか」を私は知りたいのです。

これは非常に大事だと思っていて、まぁ、有り余るものを持ってる人は別ですが、まずは「普通に生活してみる」のは非常に重要で、結果的に受け入れることが出来ないほど「金が掛かる」のだとすれば、私は【帰るべき】【違う場所を探すべき】だと思うのです。思った以上にお金がかかるのであるならば、普通は切り詰めなければその後はやっていけないわけで、では「我慢をしながら生きるのか?」ってこと。

我慢も良いでしょう。それが出来て続けられるなら。でもねぇ、それじゃ「何のためにここに来たのか?」ってなりますよね。

でも我慢をして生きてもそこで「幸せを感じる」ことはできますし、もっと安い場所に移動するという手もある。

今のところ7ヶ月ですが、我々が今までゴールドコーストで生活していたのと同じようにKLで生活してみた限り、そこそこどうにかなるかなという感じを受けています。(所得税がないというのも大きな安心感につながっています)

「初年度はケチケチしない」と言いつつ、私の中にも当然「目安」はあるわけで、それは「ゴールドコーストと同じ生活費」を基準に考えていました。つまり、ゴールドコーストと同じ生活パターンで、ゴールドコーストと同じ生活費ならOKということです。

それじゃ物価が安いところへ来た意味がないじゃないかと思うかもしれませんが(所得税がないというアドバンテージは別にして)、それはその通りですが、まず、生活の内容も生活費も「前と同じように出来るか」というのが海外に出た場合、国内にしても基準となると考えています。

実際には借りているコンドですが、もしこれがゴールドコーストだったらとんでもないレントだと思うし、ロケーション、質、広さ共に非常に満足していて、レントはゴールドコーストで(脱出前に数年)借りていたコンドとほぼ同じなので、私としては上出来です。

またもし生活費を削ろうと思えば、コンドのレベルを下げれば大丈夫という安心感もあります。こういう安心感の蓄積って非常に大事だと思っていて、決して我慢すること無く、でもやりたいことをやるわけでもなく、普通の状態を維持できるのか、そして問題があっても(大体お金の問題ですが)それに対処できる余裕を常に確保していたいと私は考えています。

常に「余裕を持つ」ということが私にとってサバイバルの基本。だからケチらない、しかし調子にも乗らないってところでしょうか。

そして金銭的に問題があるなら、私は頑張って稼ごうと考えるタイプです。私は給与所得だけで生きた年数ってあまりないのですが、この辺の考え方は一般的じゃないのは自覚しています。また稼げば良いなんて言っても、そんなことは簡単じゃありませんが、「無いからしょうがない」と生活を落とすとどこまでも落ちちゃうんですね。そもそも定収がありませんから、最低限の保証もなく、気を緩めると果てしなく収入ゼロに近づいて、生活も際限なく落ちていきます(笑)。お恥ずかしいですが、そういう経験もあるわけで、私としては「退路はない」と自分を追い込んで行く方がうまくいくのは経験則でわかっています。

でもそれもうまく行かなくなる時が来るでしょう。でもそのときにはかつての「あの時に戻るだけ」ですし、どうしようもなくなったら「最早これまで」とオサラバするのも良いかと。(^o^)v

なーんて気楽なことも言えないわけで、万が一の時には社会保障が充実している「オーストラリアに帰る」「帰れる」という選択肢は絶対に残しておくつもり。

オーストラリアで老後を過ごしている(無職の)日本人は結構多いですが、(永住権を持ちつつ)もし金銭的に不安があったら、ちょっくらたとえ数年でもマレーシアで生活してみるなんてのは良いと思います。所得税が掛からない、物価が安いというアドバンテージはかなり面白い結果を残してくれるはず。また安くあげようと思えばいくらでも(言いすぎかな?)安く出来る場所でもあって、出費を抑えつつ、数年楽しむだけで良いかと。

ただし、医療の問題(保険の問題というべきか)とか、年寄りに優しくない街づくりでもあるし、健康に不安を感じたらここで生きていくのはかなり難しいと思います。オーストラリアみたいな年寄り天国とはかなり大きな違いがあります。マレーシアには年寄りが尊厳を保ちつつ年寄りだけで生活できるような施設やサービスは皆無と言って良いはず。また気候も年寄り向きではないと思います。

ですからオーストラリアからの完全なお国替えは止めたほうが良いと思いますが(永住権はまず取れないし、取れてもそれで生活を維持できる社会補償はない)、でもある時期、ある期間住むには良いはず。オススメ。

いつもの書きなぐりで意味不明のところもあるでしょうが、何卒、ご勘弁を・・・。m(_ _)m

 
 
 

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