田丸屋@Lot10の牛すじ肉には本当にお世話になっていますが、これで牛すじ煮込みを作ったことはなかったので作ってみることに。
今回使ったのは600グラムぐらいかな。
この田丸屋の牛すじって間違いのない牛すじで、スーパーで売っている「Soup Meat」とはちょっと違う。スーパーのはスジらしいスジってほとんどついていなくて、「肉」が多いのね。
ところが田丸屋のは正真正銘の牛すじ。分厚いゴムの板状のものが入っている。でもアキレス腱みたいなものはなし。(ちょっと残念)
これを塩水できれいに洗ってから、水から茹でて沸騰して約5分。茹でこぼしですが、塩水で洗っているからほとんどアクは出ませんでした。またこの牛すじは「肉の部分にサシが入っている」ので田丸屋お得意の「オーストラリア産和牛」のスジだと思います。臭みもないので、二度三度茹でこぼしをする必要はないはず。
茹で上がり。
これを大きめの一口大に切って(煮込むとかなり縮む)、それを手抜きの圧力鍋に掛けます。ここで投入するのは「日本酒」のみ。沸騰するまで待ってアクをきれいに取り除きますが、ほとんどアクはない状態。それから蓋をして圧力を掛けて20分。
ところがですね、このスジってアキレス腱とは違ってかなり火の入りが早いのね。20分じゃ長過ぎました。もうすでにトロットロ。
これから本煮込みにはいるのですが、圧力鍋で煮込むのは15分でもいい感じ。
あらためて「日本酒」「みりん」「醤油」「砂糖」、「だしの素」、そして「しょうが」と「ニンニク」「野菜くず」を入れて煮込み開始。
30分も煮込んだらスジ肉は溶けて無くなりそうなのでここでやめました。
味見をしたら結構美味しい。でもやっぱり「柔らかすぎ」だと思う。本当はもっと煮込んで水分も飛ばして煮詰めたいのですが・・・。
この汁を味見したら激ウマ!!
すじ肉そのものよりいい感じ。この汁をどうにかできないか・・・。ただ煮詰めるだけじゃもったいない感じ。
そこでハタとヒラメキました。「牛すじソバ」にしようと。
さて、ソバは中華麺、クェチャォ、(細い)ビーフン、緑豆春雨とありますが、何にしましょう。
ここは日本そばでしょ~~~、と思って日本そばを茹でることに。
完成~~。
この動物系の味の日本そばってこの2,30年、食べた覚えがないのですが、美味しかった~~。汁がゼラチンたっぷりで、こういう日本そばもかなりイケルと思うし、こういうのがどこかにあったらお金を払って食べてもいい感じ。
いやはや、瓢箪から駒ってこういうことをいうんですかね。
で、牛すじ煮込みの方はそのまま放置で、冷めたら冷蔵庫。明日は美味しく出来上がっているはず。
楽しみ~~。
しかし、この田丸屋の牛すじは本当に良いですわ。懐かしい日本の居酒屋を思い出すし、またこれは「Soup Meat」として売っていますが、たしかにスープ取りに使うのも良いし、これを具材にした「牛スジカレー」なんてのも絶品だと思います。煮込みだけ多めに作っておいて、それでチャーハンなんてのも美味しいはず。
1キロ19リンギ。お買い得。