今、ちょっと手間取っているのが「チャート」の設定。それとデータの取得のためのベンダー選びが難航しています。香港の香港インデックス先物の売買がこんなに面倒だとは思いませんでした。このデータベンダーとブローカー選び、使えるチャートって直結していて、どこでも良いってわけじゃないので困っています。
それとチャートはNinjatraderを使うと前から何度も書いていますが、まだまだ完璧な設定ができないのと、どうしても使いたいインジケーターがNinjatraderには無いのでプロのプログラマーに書いてもらうべく交渉中。
でもNinjatraderを使うことによって、やっとティック足、練行足が使えるようになったのは本当にうれしいです。インジケータの調整も分足でやっていたものをそのまま使えるわけじゃなくて、売買対象ごとにそれぞれのインジケータのパラメータを変えないとならないので結構面倒。こればかりは時間をかけて少しずつ変えていくしか無いですが。
今のところは何度も今まで書いてきた、私の救世主でもあるドイツはEurexのDAXを中心にチャートの調整をしています。
大体出来上がったかな。
まだ全てをお見せすることはできませんが(とりあえずプライスデータの画面だけ。使うインジケータはまたいつか)、こんな感じ。チャートを見てどんなふうに設定しているのかかなりお分かりになるんじゃないでしょうか。
やっぱり古巣と言っても良いDAXは相変わらず良いな、と。これと出会うことがなければ私は今頃一体何をしていたのかって思うぐらいです。
この画像を見て、何か閃くことがありますでしょうか。
なぜ私がDAXだと騒ぐのか、なぜチャートはNinjatraderじゃないと駄目なのか(他の高性能チャートでも可能だけどインジケータに問題がある)、その辺もお分かりになると思います。って、私の手法に合っているというだけの話ですが。
逆にこのチャートを見てもピンと来ない方はスキャルなんて考えないほうが良いかもしれません。(かなり大きなチャートなので興味のある方は右クリックで保存して見てみてください_
スキャルに興味ある方にはDAXが良いと今まで何度もお薦めして来ましたが、でもやっぱり初心者向きではないんですね。
画像にもメモを書き込みましたが、一マスの値幅が10ポイントで20ティックあります。そして1ティックEUR12.5ドルですから、一マスで250ドルの値幅。この8月29日の場が開いてからたった1時間15分だけでもこれだけ動きますので、波乗りが上手ければ良いものの、このスピードについていけなければそれなりの損失も万単位でどんどん出ていきます(先物の最小単位1枚で)。この辺はロスカットの調整をして出撃するしか無いにしても、日経225やFXしか経験のない人はちょっと目が回ると思います。
でもこの波の出方、波の大きさを見ると「スキャルに適している」というのがお分かりになるはず。この画像はたった1時間15分の動きですが、この時間だけでも出撃のチャンスは10回はあるのがお分かりになると思います。そしてこれが延々8時間続きますから、「出撃のチャンスは一日50回以上はある」ってことなんですね。ただし、ずーっとトレードし続けると命を削ることになりますが。(笑)
このDAXはアジア時間の夕方から始まりますし、(多分)これと似たような諸条件の香港インデックス先物(HSI)が朝から始まりますから、その2つの先物だけを売買できる状態にすれば、ほぼ24時間、好きなときに(最適な先物を)トレードできる環境ができるはずで、私は今それを構築中です。
このDAXはいわゆるビッグで、大きさが5分の1のE-miniもあるんですが、規模が小さい(出来高が少ない)のとそれを扱っているブローカーも限定されますし、データやチャートのことも考えるとなかなか参戦するには敷居が高いかもしれません。また最初からこのDAXのビッグに挑戦するのはそれなりのスキャルの経験がないと戸惑うかもしれません。DAX売買のマージン(証拠金)ですが、安いところではEUR2500(~15000)ドルぐらいですが、やっぱり最低でもEUR10000ドルは用意するのが普通ですし、もしオーバーナイトするとなれば、マージンは18000~25000ドルに跳ね上がりますので注意が必要。(余裕を考えればEUR35000ぐらいは必要かも)
これはたった先物1枚、最小単位の売買の話。
初心者って「最初だからまずはとっつきやすいものから」と考えますよね。でもそれって日経225ミニ、FX、S&P500 E-miniなどから入るのでしょうが、実は「少額から始められる」のは間違いがないにしろ「勝つのは難しい」と私は思うんですよ。トレーダーがやることって少額も高額も関係ないわけで、初心者だからと言ってとっつきやすいものから入ると、逆に苦労することが起きているんじゃないかと思うんです。でも最初から数百万円揃えて、数分で2-3万円の勝ち負けが出る先物に挑戦するのはもしかしたら無謀かもしれません。
実際に一緒にやっている息子にはDAXを勧めていませんし、S&P500 E-mini、クルードオイル、ゴールドに集中させています。
でもそれで慣れてきたらすぐにDAXに移行するのは良いと思っていて、そのときに「なんだ~~、DAXの方が簡単じゃ~ん」というはず。でも最初からDAXだとビビるはず。(笑)
私もDAXに出会う前は日経225で苦労する期間がそれなりにありましたので、それが肥やしになっていたのかもしれず、最初からDAXだったらどうなっていたかはわかりません。
とにかく、DAXは面白いと思いますし、決して万人向けではないにしろ、もし今の自分のトレードに悩みを持たれている方がいらっしゃったら、ちょっとDAXに目を向けてみたら何か閃くことがあるかもしれません。
またどこの証券会社でも「ドイツ30」みたいな名称のCFDがありますが、これだと少額からできますが「スプレッドが大きい」ですからご注意を。
デイトレだのスキャルだの言いますが、対象によってやり方がまるで違うんですね。値動きも違うし、少ない値幅を抜きやすいのもあれば難しいのもある(日経225みたいに)し、チャートの設定も違う。でもこのDAXは一回の出撃で20ティックは狙えるのですから、これほどやりやすいものはないと思います。日経225だとしたら、スキャルパーは5円刻みで20-50円抜き(4-10ティックス)抜きを狙うはずで、そしてそのチャンスも一日に数回しかないことを考え合わせると、同じインデックス先物でもこれだけ違いがあるのは驚きじゃないでしょうか。
FXも同じで、USDJPYにしてもトレンドが起きなければ目の前の波動なんて小さいですから(5PIPS程度でしょう)、それこそ3-4PIPS抜ければ上出来ってことになるんですね。でもDAXでしたら目の前の波動だけで20ティックは狙って行けますので、利確も損切りも楽だということ。そして出撃チャンスは考えられないほどいくらでもある。
そして将来のお楽しみもあるってことなんですね。DAXの取引高は大きいので、自分の売買ロットもそれなりに大きくできるってことなんですね。前にも書いたように、利益は全て溜め込んでそれに合わせて機械的に(どんなに怖くても)ロットを2枚、3枚と増やしていくわけです。当然、勝てなければある時点で諦めるしかありませんが、ま、この辺はベッドに入って眠る前にいろいろ想像してニヤニヤしながら眠るとよく眠れますので、良い睡眠薬にもなるかと。(笑)
海外は広い。面白い。
香港インデックス先物(HSI)の情報はまたいつか・・・。