日本のお米やお酒を販売している「十九代目鈴木商店」(パブリカ店)ですが、たまに行くことがあります。お米を買いに。
でも今回はなんとなく奥のカウンターでお酒を飲んでみようと。食事に行く時間まで30分ぐらいありましたので。
5時半ごろでしたので、店内はガラガラ。
でもよくよく見ると、十九代目鈴木商店ってちゃんとした会社ですよね。店の作りも良いしフタッフたちもちゃんとしている。
お酒がいろいろあるわけですが、「利き酒」をしようとヨメさんが張り切っていました。二種類のお酒が選べるので二人で4種類。
我が家はみんな呑兵衛ですが、「日本酒のうんちく」をいうのはおらず、美味しいと思うかそうじゃないかの判断基準程度しかありません。(笑)
(大酒飲みの)ヨメさんはどれも美味しいと喜んでいましたが、私が気に入ったのは秋田酒造の「純米酒 古式純造り」ってやつ。写真で言うと左から2番め。
私が日本酒で気になる点は、「飲み込んだあとのアルコール」なんですよ。口に含んだときに美味しい酒でも飲んだ後に「アルコール臭さ」があるのが駄目で、そういう意味ではこの古式純造りは良いと思いました。でも口に入れた瞬間、素晴らしい味と香りが広がるのもあった。
利き酒なんて久しぶりですが、やっぱり面白いですね。で、気に入ったのがあれば「買って帰る」なんてのも良いんでしょう。でも我が家はそこまで日本酒好きじゃなくて、飲みに行ったときに「上善如水」か「久保田」があれば嬉しいと思う程度。久保田は当然、千寿とか碧寿であって万寿にはなかなか出が出ません。(笑)
このお店のメニューを見て驚いたのですが、結構色々あるんですね。ランチ用、お子様用の食事ができるようになっていました。
我々は飲みに行く前の時間つぶしですので、数種類、小鉢を頼みました。
それがですねぇ、全部美味しいんですよ。美味しいキャベツを薄く丁寧に刻んであるのを見ても、この店のこだわりがわかるような気がします。
これは豚の冷しゃぶサラダ。
これは納豆オクラですが、納豆が美味しかった。これって冷凍モノじゃないのかもしれない。あえて聞きませんでしたが、いつも食べている冷凍モノとは違いました。
小腹も空いていましたので、「鶏の唐揚げ」も頼みました。ところがですねぇ、いつになっても出てこないんですよ。「B.I.G.に買いに行っているのかな?」「冷凍ものを解凍しているのかも?」なんて冗談を言っていてもまだ来ない。注文が届いていないのかと思ってスタッフに聞いてみて、もしそうならキャンセルしようと思ったんですよ。でもその後、出てきました。
これ、唐揚げに見えます?
衣は柔らかいし、これって天ぷら、フリッターじゃないかと。この店はちゃんとしているのにおかしいなぁと思いつつ食べたんですわ。
激ウマ!!!
鶏の唐揚げなんてそれこそどこにでもあるし、我が家でもしょっちゅう食べますが、流石に「鶏天」は作りませんし、外食でも食べません。でもこれ、美味しかった~~。最近は日本でも大分名物「鶏天」が流行っているようで、この方が良いんじゃないですかね。
スタッフに言ったんですよ、「メニューには唐揚げって買いてあるけれど、これは唐揚げじゃないね」って。
するとそれがシェフにも伝わったようで、皆さん恐縮していたのですが、私は「いやいや、唐揚げよりこれのほうが美味しいから、メニューを書き換えたほうが良いと思うよ」と言ったらシェフがニコニコしていましたっけ。
ところで、この店では「米ぬか」も売っているんですね。玄米を客の好きなように精米してくれる店ですから米ぬかも出るのが当たり前でしょうが、ヨメさんが以前ここへ買い物に来たときに米ぬかを見つけまして、今では家で「ヌカ味噌婆」をやっております。「まだ(糠が)若いからイマイチだけれど、楽しみにしててね~」なんて張り切っています。確かにインスタントのぬか漬けの素で作るより美味しいと思います。
それともう一つ。
この店で販売しているお酒なんですが、ヨメさんのお気に入りがあります。
米焼酎。
これがですね、「本当に、美味しいのよ~~~。安いし」だそうです。1本RM80。たしかに安いと思います。
でもヨメさんが焦っていました。「この前来たときにはズラ~って並んでいたのに、もう2本しか残っていない」って。これって「全部買っても良い?」という私に対する問いかけだろうとは思いましたが、私は「へ~~、売れているんだ?」と答えておしまい。(笑)
ま、十九代目鈴木商店、良い店だと思います。このパブリカ店の他に伊勢丹、Lot10、ワンウタマにありますし、頑張って欲しいお店の一つ。
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