実はマレーシアに来てからオーストラリア産の和牛ってほとんど食べたことがありません。
ゴールドコーストに住んでいる時には「和牛の出始め」では結構食べました。美味しかったし今みたいに高くありませんでしたから。でも脂が凄いのは日本の和牛と同じで、食べ方としては「シャブシャブ」が殆どでした。ステーキはまず食べなかったなぁ。でも何度か書いていますがヒレだのサーロインだのリブアイだのではなくて、ある日たまたま見つけた肉屋で「豪州産和牛の【オイスターブレード】」という部位を売っているのがわかって(他の店では売っていない)、それでローストビーフは結構作りました。これがまた安くて、普通のステーキ用の肉の3分の1~4分の1ぐらいの値段で、普通の無印豪州牛の「ステーキ用の肉」より安かったくらい。
これには本当にお世話になりました。当初はこれが1キロ1500円ぐらいで、2016年には2500円ぐらいに値上がった。オーストラリア産和牛のオイスターブレードという部位。
美味しそうでしょ?和牛なのに値段は普通のステーキと同じぐらいでした。
ゴールドコースト時代に食べるステーキは殆どは豪州産牛の無印の「リブアイ」が多かった。価格は大体1キロ2500円ぐらい。リンギットで言えば100リンギぐらいで、イオンあたりで売っている肉とほぼ同じで価格も似たようなもの。
ところが最近、牛肉が高くなってきたように感じます。イオンは最近全く行っていないのでわかりませんが、ビレッジグローサーとかB.I.G.で豪州産無印牛でも1キロ199リンギぐらいするのね。まぁ、日本で美味しくて高い肉を食べてきた人にはなんてことのない値段なんでしょうが、オーストラリア牛を25年も食べ続けてきた私にすると(オーストラリアは海外の牛は輸入禁止)、1キロ199リンギってどうしても面白くない値段。
オーストラリア産和牛も結構良い値段で、1キロ400~600リンギする。これって無いよね~って思うわけで、私は買いません。いや、買えません。(笑)
ましてやオーストラリア産和牛も昔は美味しかったのが段々と味が変わってきたような気がするんですよ。彼らも最初は「日本の和牛」を目標にして生産していたんでしょうが、そもそもオーストラリア産和牛は100%日本の和牛ではないですし(交雑種)、またコスパも考えて「これが一番売れて利益も出る和牛」に行き着いたんじゃないかと思っています。でもそんな「中国製の模造品」みたいな和牛に1キロ600リンギも出したくない!!
それなら「安い日本の和牛はどう?」と考えるわけで、今まで何度か「日本の和牛」の輸入商を探して手に入れたのはブログに書いたとおり。
そんな私の事情を察してか、私に「オーストラリア産のこの和牛を食べてみたら?」とおすそ分け(1キロ超えのブロック)が回ってきました。\(^o^)/
多分これはB.I.G.やBSC(バンサショッピングセンター)のJasonsで売っている一キロ599リンギの肉。
見た目はたしかに和牛。(笑)
ヨメさんが何故か半分に切ってしまった肉を焼いてみました。
焼き方はお約束の「レア」です。(笑)
美味しいと思いました。塩コショウで焼いて、醤油と山葵だけで食べたのですが美味しかった。
でも、前回レポートした「日本産の和牛の【かぶり】」の方が「和牛らしい味」がしたのは間違いがない。でも歯ごたえはやっぱりこのリブアイの方が柔らかくて筋もなくて良い感じ。価格は「日本産の和牛」の方が3割程度安い。
前回食べた「日本産和牛の【かぶり】」。
どちらが良いか?
私としては安くて味がある日本産の和牛(A4とのこと)の方が良いですが、「かぶり」ってリブアイの周りについている肉でちょっと筋っぽくて脂もある部位なんですね。だから部位としては等級は下で、普通これをステーキで出す店はない。でも焼肉には最適という部位。
そもそも和牛なんてオーストラリア産だろうが日本産だろうが、我が家は普通に食べることはありませんから、「たまに食べる」のであればやっぱり部位は下位の部位にしても「安くて味がある」方が良いと思ったり。
でも「かぶり」であれだけ美味しいのなら、日本の和牛(A4)のリブアイって美味しんだろうなぁ・・なんて想像してみたり。(笑)
でも買わない。(笑)