トランプの娘のイヴァンカが日本に到着。今頃安倍さんと食事会との報道あり。
これに関して「それっておかしいだろう」という論評がまるで出てこないっておかしくないか?
日本は「おもてなし」の国だから当たり前のように思ってしまうけれど、イヴァンカは「大統領補佐官」、安倍さんは「首相」。
もしこれが外交だとすると全くおかしな話で、日本の首相補佐官がアメリカに行ってトランプ氏が接待してくれるか?
「私的」な会食なら「私的であること」が報道されるべきだし、アメリカ大統領の娘だから・・・が理由だとすると・・・・。
いや、私だって思いますよ。その程度のことは良いだろうって。
でもなんかおかしくないか?
もし「内密の話」を事前にしないとならないとしても、その会合は「私的なもの」とするのがスジじゃないかと。
さてさて、「お友達が優遇される政治は許さない」と言っていた野党連中がこれに対して何か言うかな?それとも相手がトランプの娘なら黙っちゃうのか?
追求された安倍さんはなんて答えるんだろうか。
彼女は大統領の娘だしぃ、スーパーVIPだしぃ、わがままだしぃ、本来なら安倍夫人が接待すれば良いことだけれど相性は悪いしぃ、大統領補佐官と首相補佐官は「位が違う」ってか?いつも電話をし合うトランプ氏から「娘を頼む」と言われたとか?
別に良いんですよ。一緒に食事をしても。イヴァンカ氏は娘で大統領補佐官だけれど、トランプ氏が彼女の意見を重視するってのはシリア爆撃の時にも言われているし、日本に対して、安倍さんに対して好印象をもって欲しいというのはわかるし。
でもくだらないことでガタガタ騒ぐ野党が日本にはいるわけで、彼らに何か追求された時を想定して、言い逃れる道を作るべきじゃないかってことなんですよ。野党は「筋論で追求する」のが大好きなのはわかりきっているんだから。日本は「アメリカの属国か?」と言われたらどうする?そもそも外交の慣例としては安倍さんが接待する必要がない相手なんだから会食は「私的なもの」とひとこと付けておけば良いことでしょう。
また「私的」と付け加えることは、それがトランプ氏、イヴァンカ氏に対する一つのメッセージとして大事だと私は思う。
こういう予防措置を考えないってのが安倍さんの、そして側近の脇の甘さだと私は思う。モリカケ問題だってあれだけ大炎上したのと同じ「根っこ」を私は感じるわけです。