「酉家」にまた行ったのだけれど、帰りに大変なことが・・・

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「酉家」という面白い店に最近行ってきたのは書きました。ちょっと変わった店で「居酒屋」なのに出し物は逸品ばかり。焼肉はイベリコ豚だの日本からの和牛、馬刺しとかある。それも(暇だと)オーナーシェフがつきっきりで面倒を見てくれて、味付けもこちらの好みを考えてちゃんと作ってくれる。まさに「専属シェフ」がいる店みたいな。

その時のことを書いたのはこの日記(「酉家@PLAZA RIVERWALK」はかなり面白いお店だと思う)

非常に気に入りましたので、何か「変わったもの」が入れば連絡をくれとワッツアップで繋いでもらったのですが、いつ何時何が入るかわからないじゃないですか。ですからお礼の連絡を入れた時に、「海産物、できれば刺し身系。マグロとか入ればすぐに行きます」と書いたのです。

すると1-2日後に連絡があり、「マグロを入れます」とのこと。この店のマグロは「伊勢マグロ」に拘っているそうで速攻で予約を入れました。ところが後に連絡があり、仕入先との連絡ミスがあったので日にちをずらしてもらえないかと。ということで日曜日の6時に楽しみにしていたヨメさんも一緒に3人で行くことにしていました。

ところがですね、当日ですが、土曜日の夜にハロウィーンで出かけて朝まで遊んでいた長男が沈没。二日酔いしてしまったので行きたくないと。ヨメさんはヨメさんで具合が悪いと朝から寝たまんま。

どうしましょうかね。普通なら予約をキャンセルするのですが、この店って前回は客が我々二人だけで暇そうな店でしたからキャンセルするのはうまくないと思ったんですよ。

ということで「具合が悪い」とフラフラするヨメさんを無理やり連れて行ってきました。

店に入ってびっくり。客は我々だけかなと思っていたのですが、先着がいました。2組。家族連れもいて10人ぐらいかな。我々を入れれば12人ですが、オーナーシェフ一人、スタッフも一人。これで大丈夫なのかとちょっと心配になりました。

その日は「伊勢マグロ」が入ったと連絡があったから行ったわけですが、何を頼もうか考えていたところ、「本日はコースのみでお願いします」と言われてしまった。(@_@)

でもま、混んでいるわけではないものの料理するのはオーナーシェフ一人だからしょうがないかと。でもねぇ、この前と同じものを食べたいとは思わないわけで・・・・。

ビールで乾杯したころに出てきたのは先付け6品。「海ぶどう」だとか「カニ味噌」「あん肝」などがあって久しぶりなので良かった。トマトは「日本の桃太郎」とのこと。凝ってますねぇ。(笑)

そして前と同じバーニャカウダ。この付け味噌(イタリア風)が美味しくてこれだけでも「酒の肴」になる。

そしてシラスのピザ。これって本当に美味しくて、ピザにはほとんど興味がないヨメさんも美味しいとびっくりしていました。

そして馬刺しとサンマ。馬刺しは美味しいけれど、サンマはいらなかったかな。

そしてオーナーシェフのM氏が「これが入ったマグロです」とブロックをテーブルまで持ってきて見せてくれましたが、私が思ったのは「色が悪いなぁ」ってこと。でもま美味しければ良いのですが、出てきたところは大トロ。忙しいから注文をつけられないのですが、私としては大トロ少々、赤身と中トロをたっぷり欲しかった。(笑)

美味しいか?う~~む、微妙。

サンマの塩焼き。ヨメさんが手を付けた後に写真を取りましたが、日本からの「良いサンマ」とのことでしたが、やっぱり不漁なんですかね。随分痩せていると思いましたし、そして焼きすぎ。このサンマならもう次回はいらない。

この頃には焼酎の水割りを飲んでいたのですが、ヨメさんの具合がどんどん悪くなるのがわかるんですよ。そしてもうお腹一杯、食べられないと。

「帰ろうよ~~」と言うヨメさんに「まだまだコースの半分ぐらいだぞ」と言ってそのまま続けることに。

焼き物に変わって、イベリコ豚と日本の和牛。前回はオーナーシェフ自らテーブルで焼いてくれましたが、新しく客が一組入って来ていましたし、自分たちで焼くことに。

これは美味しいと思った。

お客は我々を入れて4組で、子連れが2組。1組は大勢さん。全部で15-6人ぐらいですかね。

どの客も同じコースなんでしょう。見ていると料理を持ってくるタイミングが同じ。まぁ、オーナーシェフ一人でやっているのだから当然ですが、段々と店がザワザワしてきました。そりゃ居酒屋ですから皆さんお酒を飲んでいるし当たり前ですが、我々は二人きりでヨメさんは具合が悪くて今にも倒れそうなのでだんだん気が滅入ってきました。

「帰るか?」

「うん。でもコースは?」

「まだ続くし途中だけれど・・・・、帰ろう」

ということで、多分コースはやっと半分を超えた頃でしかないのに「お会計」を頼んだところ、ちょうど次の肉が出るところでしたが、「具合が悪いので帰ります」と全てキャンセル。

お会計をしたら当然、コース代金全て入っていて、一人RM168だったかな。それプラスビール代。焼酎は前に入れたボトルなので無料。

店の外に出たらヨメさんはフラフラでやっと歩ける状態。と思ったらひっくり返った。(@_@)

どうにか起こしたのですが、「大丈夫よ」という言葉を信じてそのまま駐車場へ。

店は2階にあるのでエスカレータで降りるのですが、心配していたことが起きました。エスカレータを降りた瞬間、またヨメさんが転倒。(@_@)

あああ~~~~と思って顔を覗き込んだら目をつぶっているんですわ。一瞬、死んだかと思ったくらい。

大きな声で呼びかけたら目を開けましたが焦点が定まっていないんですよ。こりゃ救急車を呼ぶしか無いかと思った時に、「大丈夫よ」ですと。でも起き上がれない。

体に力が入らない人を持ち上げるのって大変だと思いました。私の体重の半分ぐらいしかないヨメさんを立たせることもできないのね。

無理に起こさないほうが良いかなとか考えているうちに異変に気がついたローカルの人達が10人ぐらい集まってきました。「どうした?」「大丈夫か?」「救急車を呼ぶか?」と皆さん心配してくれていました。

ヨメさんの様子を見ていると大事はないように見えましたし、本人も段々としっかりしてきて大丈夫と言いますので、どうにかローカルの人の手も借りて車に乗せました。

様子がおかしかったら病院に直行しようと思っていたのですが、具合が悪いところに酒を飲んだのでフラフラしているだけに見えました。喋ることは普通ですし、本人も病院は絶対に行きたくないというので、とりあえず家に帰ることに。息子に電話をして駐車場まで来てもらいました。

どこか頭でも打っていたらうまくないなと思ってヨメさんの様子を見続けていましたが、車を降りてからは一人で部屋まで歩いていけましたし、もし様子がおかしければすぐに病院に行こうと息子と相談。

エスカレータから「転げ落ちた」としたらすぐ病院に行くべきだと思うのですが、降りたところで倒れたので「転んだ」のと同じように考えていました。でも倒れた後「立ち上がれなかった」わけで、その日は一晩中心配でヨメさんの様子を見ていたのですが、大丈夫そう。

次の日も一日寝ていましたが、その後、元気になったようで「ごめんね~~~」の連発。

ごめんねは私が言うべき言葉で、具合が悪いのに無理やり連れて行った私が悪い。

しかし病院には行きませんでしたが、本当に大丈夫なんだろうか。あれから3日経ちましたが、全くおかしな言動もないし、大丈夫かな・・・。

という、「酉家」に食事に行った話題でした。

しかし酉家ですが、人手が足りないのはしょうがないにしても、お決まりのコースで同じようなものを二度食べると間違いなく飽きますね。それがどんなに美味しいにしてもです。また今回はコースでしたから、私の食べたいモノ、ヨメさんの好きなものを頼めず、全ておまかせだったわけです。それもこれから・・っていう時に帰ってきてしまったので、「酉家は美味しかった~~」という感覚は今回はありません。

マグロもイマイチでしたし、なかなか難しいかな、と。でもイベリコ豚、日本の和牛が美味しいのは間違いがなくて、それもお任せじゃなくて好きな部位を頼んで好きなだけ食べたいな、と。(笑)

ウィークデイは「予約が基本」だと言うのもはっきり理解できました。お客さん4組の内、2組が子連れの家族でしたし、大勢さんも土日だから集まるのかもしれませんね。ですので我々としては今後は「土日」をはずして、暇なウィークデイに行って「専属料理人」の良さを満喫したいと思います。そしてコースは止めて「食べたいものだけを注文」しようかと。

 
 
 

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