「チャートの設定」【超初心者用】【相場】【重要】

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思い出した時々にトレードのことを書こうと思っていますが、今日は初心者がチャートを使う場合、最初の最初に絶対にやったほうが良いことを書きます。

チャートのプライスをどう表示するか、インジケータは何を使うかとかそういうことではなくて、チャートを使う時に「一番最初にやるべき設定」に関してです。

一般的なチャートを開けるとこんな感じになっているはず。バックグラウンドの色は白だったりですが、プライスチャートの位置を見てください。

これには大きな問題があります。

◯ 上下に余白がない

◯ 一番右に余白がない

◯ グリッドラインがない

上下の余白ですが、このチャートの設定では「高値は一番上に張り付く」「低値は一番下に張り付く」わけです。わかりますよね。これって非常にうまくないんです。このチャートでは上昇トレンドになっていますが「現在値」が天井に張り付いているとどうしても「これ以上上がらないような【気がする】」んです。もうそろそろ天井だろうと思ってしまう。つまりですね、「その内下がるだろう」「下がるところを売ろう(逆張り)」のことばかり考えるようになるんですね。

本来、相場の基本は「上がっている時には買い上がる。下がっていたら売り叩く」べきなんですが、こういうチャートを見ていると、「下方向へ反転する場所ばかり探す」ようになるのが普通のはず。実際にこの後にもどんどん上がっていますが、天井に値が張り付いているとそれが想像できなくなるんです。これは下げトレンドでも同じですが、現在値が上なり下なりに張り付くと勘違いしちゃうんですね。この辺が(上げの、下げの)限界だろうと。

一番右に余白がないのは非常に見づらいですから、ここにも余白があったほうが良い。またその「余白に今後の動きを想像で描く」ことが重要なんですね。

ですから、チャートに上下と右端に「プライスを表示をさせない【余白】を作ることが重要になります。

またグリッドラインがないと「時間の経過」と「値幅」がわからないんですね。これもうまくない。

ですからこんな感じに設定します。

この余白とグリッドラインは非常に大事ですから、必ず上の図のような設定にする。

またグリッドラインの幅、特に横グリッド線の幅は非常に大事で、スキャルなりなんなり、自分の手法を元に、自分が狙う値幅がわかりやすい値幅に設定します。私の場合、これはスキャルの出撃撤退に使うチャートですから、横グリッドの値幅は「10ティック」です。この幅が「自動で変化する」なんてのは非常にうまくないのはお分かりになりますよね?5ティック幅になったり20ティック幅になったり。

次にもう一つ。

グリッドラインは絶対に必要ですが、一般的にこの横線のラインの【幅】は値動きに連動して自動的に調節されるようになっているのが多いのです。これも勘違いをする原因になります。ここで言う「幅」とは上に書いたティックス数ではなくて、同じティック幅でも「表示が伸びたり縮んだりする」のは非常にうまくないというはなし。

値動きがヨコヨコでボラティリティが全く無いような動きをする時がありますが、そういう動きでも「幅の設定が【自動】」になっていると、小さな値動きでもグリッド幅は縦に引き伸ばされて表示されるんですね。本当にこれってうまくなくて「値動きが無いのに【あるような気がする】」わけです。それでも横グリッド線が入っていますから値動きの幅はわかるわけですが、「無意識への影響」が間違いなくあるんですね。

ですから、横グリッドの「幅」は【常に一定にしないとならない】わけです。ここは非常に重要です。

画像で見るとわかりやすいと思いますが、このように値動きに「値幅が出ていない」のに(グリッド幅が自動で伸びて)「値動きがそれなりにある」ような気がしてしまうんです。ですからうねりが5ティック程度しかない場合、何もしないで動き出すのを待てばよいのに一生懸命2-3ティックを抜くようになってしまう。それも意識的にそうしようと思ってやるのなら良いのですが、知らず知らず細かいトレードをするようになって、ある瞬間フト「俺、何やってんだ?」なんて事が起きるんですね。

このような値動きの時には「なにもしないのが一番」なのに、それがわからなくなるんですよ。

逆に値動きが大きい場合は、横グリッドの幅が自動で狭くなって、細かい値動きがわからなくなる。

でも「グリッド幅が狭いほうが【流れは見やすい】」のは間違いがないんですね。ですから私は「狭め」に設定しています。上の画像の例ではインジケータ類は表示させていませんが、グリッド幅を狭く設定しているとプライスに重ねて表示させているインジケータが狭い幅に集まりますので値動きが非常に見づらくなります。でもこれって「今はトレードするべきじゃない」というのが【ひと目で分かる】ってことなんですね。いちいちボラティリティを表すインジケータを見る必要も無い。(笑)

意味がわかりますよね?

このように、同じ10ティックでも「幅が広い」と、大きく動いているような「気がする」んです。つまり「大きな値幅が取れると思って頑張ってしまう」ってこと。

全く同じ場所のチャートの「横グリッド幅を狭くする」だけで下の画像のようになりますが、こうやって10ティックの幅が小さいとまるで違うように見えますよね。本来は「出撃すべきではない動き」、あるいは「小幅取りになるのを理解した上でそういう戦略を取る」べき場所。

チャートの設定一つで見え方がまるで違うし、戦略もまるで違うものが必要なのにそれがわからなくなることがあるわけです。ここは非常に重要な「チャート設定のポイント」です。

特に重要なのは「10ティックなら10ティック幅が【大体同じぐらいの幅に見える】ように手動で調節するということ。でもグリッドそのものを固定はしない。

いつも書いていることですが、トレードがうまくいかない最大の理由は「欲望と恐怖」がコントロールできない、コントロールしているつもりでも自分の判断、行動に多大な影響があるってことだと思っています。今回のチャート設定も同じで、設定一つで「恐怖や不安」が出てくるんです。そして勘違いも誘発する。これって「自分では意識していないのにそうなる」から困るんですね。ですからこのようなチャート設定も馬鹿にしないで、きっちりやることが大切でしょう。

 
 
 

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