(保持している)ビットコインをどうしましょうって聞かれても・・・

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結構ビットコインに突っ込んでいる(投資とは言いたくない)人がいるんですねぇ。

ここのところビットコインに関して書きましたが、「保持しているビットコインをどうしたらよいと思うか」というメールをいただきました。

この方はいつ買ったのかは書かれていませんが、含み損を抱えているとのこと。ただどのくらいの含み損なのかも書いてありません(買値がわからない)。

こういう質問って答えようがないんですね。何を根拠にトレードしているのかも書いていないし、どんなトレード手法を持っている方かもわからない。

ただ文面からすると「流行りに乗っちゃったけれど・・」みたいなものを感じます。

「上がると信じて買った」のなら初志貫徹すれば良いんじゃないですか?としか言い様がないんですが、放置できる金額じゃないのかもしれないし・・、本当に私にはなんと答えたら良いのかさっぱりわからず。

ただし、基本的なことを考えれば、もし「なんとなく流行りに乗ってしまった」のだとすれば、そして「動きに合わせて手当をすることも考えていない」のだとすれば、やっぱりここは損切りじゃないですかね。

というか、そもそも損切りポイントを考えないで投資するのがおかしな話なんですね。

損切りした後に上がるかもしれない・・って思うのはトレーダーが100人いれば100人が同じことを思うわけで、だからこそ損切りってのは難しいわけだけれど、「予想した動きと違う」のだとすれば「それは失敗だ」と諦める【勇気】が必要だと思うんですよ。

そしてまた上がりだすことがあれば再度、買う。これの繰り返しをするしかなんじゃないでしょうか。

またこういう時には考えることは「ナンピン買い下がり」で、下がったら買い増しするという方法。これってかなり高度な手法で、簡単にはいかないんですね。私は絶対にしません。ただし、元々目標とする保有数量があって、「安いところがあれば買って増やして行く」という作戦があるのなら話は別。

ではその作戦はなかったとして、今現在の投入額は大したことはないから、もう少し買ってもいいかな?なんてことを考えるのはどうか。ところが本来「買い増し」ってのは上昇トレンドに乗っている時にやるべきことなんですよ。下げトレンドでそれをやるのは本当に危険で、全財産を失うトレーダーって古今東西いくらでもいますが、その原因の筆頭がそれなんですよ。

「下がったからもう少し買うか?」なんてのも全てのトレーダーが考えることと言っても良いのですが、そうやって「後出しで基本的な作戦を変える」ってのは駄目なんですよ。これって作戦を変えるというより、元々作戦なんかなかったってことですよね。そういう投資姿勢そのものに私は問題があると思うわけで、もしそうならここはきっぱり諦めるのが良いんじゃないでしょうか。投資って宝くじではないのだから、「こうなったらこうする、ああなったらああする」という対処法も含めて作戦を練って出撃するべきじゃないんですかね。

そうじゃないと、「自分に都合の良いことばかり」考えてどんどん泥沼に入って行くのが普通。

では今の動きはどうなっているのか。ここが一番の問題ですよね。反騰する動きが見えれば「そのまま保持」も良いかもしれませんから。

結論から言えば、また私の分析方法で言うと残念ながら「それは見えていない」という状況。

大きな流れを見るのに私は4時間足を使うといつも書いていますが、それで見ると、前の日記に書いたように、「下げトレンドの中の【売り出撃を探す】場所」に変更はなくて、そして「新たな下げ波動」が来ましたから、ここは一般論としては「ショートする場所」です。

ただし、今回のように大きく下落して、当然その反動として上昇派が来た後の動きって難しいんですよ。「波乱があるのが当たり前」であって、大きな下降トレンドの中の下げ波動だだから「売り」だなんて簡単にはいかないのね。でも考え方としては売りなのは間違いがなくて、決して買いではない。

ではどんな波乱なのかを5分足で見てみましょう。

反騰後のこのグレーの枠に挟まれた価格帯に出来高が集中しているわけですが、この価格帯の中での動きって「目の前の波動をスキャルで取る」のなら良いにしても、その先行きを考える動きじゃないんですね。

この価格帯を抜けたところが大事なポイントで、今はなんとも言えないところ。とにかく、この上下の価格を「どちらに抜けるか」が見どころで、上に抜ければ「買う」、下に抜ければ「売る」というのが基本的な考え方になるはず。

ただ私が気になるのは、5分足の波動を見ていると、それぞれの上げ波動、下げ波動を見ると、下げ波動の方が「強い」ってこと。つまりデレデレ値が戻っても売り浴びせられていると感じます。これはどういうことかというと、「売って逃げる場所を探している参加者」の方が強いってことじゃないですかね。でも「叩き売る」までには至っていない。

どちらにしてもグレーでマークした高値と安値ゾーンを「どちらに抜けてくるか」というのが最大のポイントで、それを見ないと何とも言えない「波乱の状態」だと私は判断します。

上に抜けてきたら良いですが、下に抜けたら暴落時の安値に向かって進むと読むのが普通で「含み損は益々増える」わけですよね。

どうします?上に抜けるか下に抜けるか、それを待ちます?

私だったらどうするかなぁ・・・。

そもそも作戦らしい作戦も持たずに、「持っていれば儲かるだろう」なんて考えた自分に対する戒めとして、私なら即刻「損切り」すると思います。

でもそれじゃ面白くないですよね?

自分にはムチを打ち、そして反省して、そして「きっちり作戦を立てて」再び参入する。これが私の答えかな。(笑)

でもその時に「買う」のか「空売り」するのかはわからず。

自分の思惑や都合は一切消して、「どうするべきかはビットコインそのものに聞く」のが一番かと。

将来への期待や想像、思惑は誰でも持ちますが、「将来を語るのは神の領域で、自分には絶対にわからない(わからないものとする)」のを前提として投資を考えると、なすべきことがいろいろ見えてくるんじゃないでしょうか。

 
 
 

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