USD/JPYの同じ時間帯の動きを
◯ 1分足
◯ 80ティック足
◯ 練行足
で表示してみました。2018年1月30日、マレーシア時間の20:00から23:40頃までの動き。USD/JPY
画像は一度クリックすると大きく表示されます。もう一度クリックすると原寸大で表示されますので細かいところも見えるはず(どの画像もこのブログでは同じ)。気になる方は右クリックでダウンロードしてそれぞれの違いをしっかり見てみてください。どれがトレードしやすいかすぐにわかるはず。
1分足。
80ティック足。
練行足。
これらはUSD/JPYですが、送られてくるデータはFX会社が作ったデータで「かなり間引き」されています。ですからティック足はたいした意味がないといえると思います。ティック足とは「約定ごとに計算する」わけで、全ての約定がデータとして配信されないFXの場合は、どれだけ盛り上がっているのか、閑散としているのかは正確にはわからないんですね。でも大体の感触は掴めるはず。
またもっと長い時間帯のチャートなら、時間帯によって動きが違いますから、分足とティック足の左は大きくなります。動きが少ない時には短く、活発な時には長く表示されるのがティック足。時間は関係ありません。
それとチャートの設定は皆同じですが、練行足に特化させています。もし分足やティック足を使うとしたら、私はまた違う設定にします。
雰囲気だけでもわかれば良いだろうと思って、比較を出しました。
ああ、ついでにCMEのJPY/USD(6J)(FXとは裏返し)の練行足も出しましょうか。同じ時間帯です。
先物のJPY/USDはFXのUSD/JPYより刻み(呼び値)が小さいので長くなりますし(横方向をかなり縮めましたがそれでも長い)、ウネリの幅のティック数も大きくなります。ウネリが大きいのはスキャルするには有利。
下のチャートはパラメータを変えてみましたが、この方が良いっか。チャートの形はちょうどFXのUSD/JPYの裏返しになりましたが、ここで注目すべきは横グリッドの幅です。10ティックごとにグリッドラインが引かれていますが、幅がFXと先物とぜんぜん違うでしょ。先物のほうが小さい。つまりウネリは大きいということ。刻み(呼び値)の大きさが違うだけのことですが。刻みは小さいほどスキャルはやりやすいわけです。
CMEの先物、JPY/USD(6J)です。
今一度、FXの練行足を乗せます。見比べて見てください。
ただし、これは私の「トレンドを見極めて、その方向の【小波を取る】手法」だとこういうことになるだけのことで、違う考え方の手法ならこのチャートじゃ全く使い物にならないんですね。
でも違う考え方ならそれなりのチャート、売買サインを「(一つ前の日記に書いた)BloodHound」を使えば構築できるし、そのバックテストも簡単。そしてその先には「自動運転」もあるということです。
出来合いの証券会社が配布しているチャートや、有名なMT4にしても「出来ることはかなり限られているという【事実】」をまず理解しないと(とてつもなく)長い時間を無駄にすることになるかもしれない。
またMT4を含む様々なチャートで売買システムが開発されていますが、それをNinjatrader、そして売買サイン開発ツールであるBloodHoundに移植すれば、そこからまた発展させる、煮詰める、売買サインを視認可できることをお忘れなきよう。そして「視認可」させることで、あやふやなサインを排除したり、揺れ動く自分の心もコントロール出来るようになります。
こういうことが出来るのはNinjatrader、BloodHoundに限らず、優秀なチャートや支援システムはいろいろありますが、さて、自分が使っているものはどうなのか、そこをしっかり考えてみてほしいのです。
くれぐれも、削れそうで削れないカンナを使って大工の真似事をしようなんてことはお考えになりませぬように・・・・。
新しいチャートや支援システムを導入するハードルは確かに高いと思いますが、それを超えれば、トレード時に「簡単」「わかりやすい」「頭を使わない」「邪念も排除できる」状態でトレードできるってことなんですね。これなくしてロットを2倍、3倍と増やすなんてことはまず出来ないと思って良いと思います。