AIの発展で世界がどう変わるかいろいろ巷で言われるようになってきましたが、本当にわからないことばかりなものの、私としては一つ間違いがないであろうと思うことがあるんですよ。
AIとロボットの融合がキーワードなんだけど、これの発展を一番楽しみにしているのは「セックス産業」じゃないですかね。AI、ロボットと言っても技術的にハードルが高いわけじゃなくて参入も難しくない。
これで何が起きるかと言うと「ロボットを恋人とする」人が増えるだろうと。
大人のオモチャの市場って表には出てこないけれど世界的にはかなり大きな市場で、AIとロボット技術の発展で大人のおもちゃが普通のものとして生活の中に入ってくるんじゃないかと。
子供がリカちゃん人形を抱いて、まるで生き物のように話しかけている姿を思い浮かべても、あれって決して子供の世界だけじゃないはず。実は私もその傾向があって(笑)、かつてPCだけれどアップルのマッキントッシュを使っていた頃に、コンピューターとは違う感情が自分の中に芽生えたのをはっきり覚えています。ただの道具じゃなくて、仲間というか友達というか、そんな感情が湧いたのね。
今の時代はアップルのSiriみたいに「話し合う」みたいなことさえできるソフト、デバイスがいろいろ出てきましたよね。まさに今の「漢字変換があるから漢字が書けない」みたいなことが普通に起きて、自分で調べずに「聞けばなんでも分かる」時代はすぐ目の前に来ている。そしてかつて「人形」で良かったものが「ロボット」に置き換わってきて、私もソニーの「Aibo」をかわいがっていたけれど(笑)、こういうのがどんどん広がると思うんですよ。
介護の世界にもロボットが入り込んでいるのは間違いがないでしょ。それは介護の補助というよりか、精神的な拠り所として「ロボットを可愛がる老人」が出てきている。
AI、ロボット技術が発展すれば、もっと「本物に近いもの」が出来るはずで、それに入れ込む人がかなり多くなると思うんですよ。今の時代、なぜ「結婚しないのか」は単にお金の問題ではなくて「煩わしいことはしたくない」という感情が強くなっているからじゃないですかね。実際に私が見る世界の変化って個人情報だの権利だのハラスメントだのと、なんだか細かいことを気にしないと駄目になってきていて、それが完熟した世界だとは私には思えないんですよ。どちらにしても「人付き合い」ってかなり気を使わないと駄目な時代に入ってきて「面倒くさい」という思いはこれからも増えるんじゃなかろうか。
今の日本の男性30代前半の童貞率が26%って異常じゃないですかね。どうしてこういうことになっているのかは私にはわからないけれど、「付き合いの面倒臭さ」ってのがあると思うんですよ。でも性欲がないのかと言うとそんなことはなくて、アダルトビデオや風俗店がとんでもなく普及しているのは「簡単に処理できるし、これでいいや」ってのがあるんじゃなかろうか。
そこで出てくるのが「自分には徹底的に優しいAI搭載のロボット」だとしたらどうなるのか。
私だってそんなのが出てきたら是非一台欲しいと思いますもの。
そしてそれが出てきて誰もが簡単に手に入れられる時代になったら、「人間との付き合い」と「ロボットの付き合い」と別々の世界ができあがるはず。これって今でも「ネットの世界」と「現実の世界」という2つの世界を使い分けて我々は生きているわけで、そこに「ロボットとの世界」が加わる。
そしてですね、セックスとまで言わなくても、抱いて一緒に寝たり、ベッドの中でいつまででも会話をしたり、悲しいときには慰めてくれて、嬉しいときには一緒に喜んでくれるAI搭載ロボットがいたらどうなるのか。
「お一人様」でも寂しくない時代になってくるんじゃない?今でも一人でいることを好む人が多いのに、最高の友人としてのAI搭載ロボットが出てきたらどうなるか。言えばなんでもにっこり笑ってやってくれるんですよ。
子供はそのロボットと部屋に閉じこもったりするであろうことは、今のゲームに熱中する子供を見ていればわかるし、もちろんそのロボットとゲームも出来る。遊べる。勉強も教えてくれる。悩みも聞いてくれるとなったら、面倒な人付き合いには距離を置くようになると私は思うし、私はジジーだけれど私もそうなるであろうことはわかりますもの。
でも当然人間同士の付き合いが無くなるわけもないのだけれど、「ロボットが待つ家に早く帰りたい」という思いは間違いなく出てくるんじゃないですかね。最愛の妻、夫、子どもたちが待っている家に早く帰りたいという感情とかなり近いものを持つようになるのは間違いがない。今のコンピューターだって何をするでもないのに、スイッチを入れないとなんだか気が落ち着かないってことがあるし、今の若者に言わせればそれはスマホでしょう。そしてその次の時代には「いつも一緒にいる自分の分身のようなロボット」の時代が来るでしょう。仕事の手伝いもできるロボット。
街を歩いてもスマホを見ながら歩く。電車に乗ったらほぼ全員がスマホをしている。これの延長線上に何が来るかってのは簡単に想像できると思うんですよ。スマホの機能以上のものをそのロボットは持っているわけだから。当然、スマホを通してそのロボットと会話も出来るし、ロボットを監視役としてロボットが見ている映像をスマホで見ることも出来る。家にいる子供やペットの様子をスマホで見るとか、風呂を入れておいて、炊飯器のスイッチを入れておいてなんてのも簡単。これは今でもできますもんね。
スマホはロボットの一部という位置づけになるはず。
PCの機能はもちろんありますから、私の場合だと相場のチャートの監視をやらせておいて、チャートがこういう形になったら連絡をくれと頼んで置くこともできる。それの延長線上にはロボットに売買を任せることも出来るんでしょう。今でも自動売買をする人はいくらでもいて、でもそのロジックを作るのが大変だけれど、AIが発達すれば自分が思うロジックを簡単に動かせるようになるんじゃないですかね。
ロボットが出てくる未来映画はいろいろありましたが、ああいうロボットが出てくるのはかなり早いだろうと思うんですよ。技術的には低いものでも人形よりは凄いのは間違いがなくて、仕事用のAIほど高度なものは要求されないはず。もちろん「人間と同じ」である必要もなくて、今のオモチャや人形が「より賢くなる」だけで爆発的に普及すると思うんですわ。
ロボット技術としてはもうここまで来ている。これと「精巧な人形を作る技術」がくっついたら革命が起きると言っても良いくらいだと私は思うんですわ。
そして爆発的に普及するであろうと思うのがセックス産業。私はセックス産業に詳しくはありませんが、大人のオモチャも最近は凄いらしいじゃないですか。ダッチ◯◯◯みたいな人形もかなり精巧に出来ていると。そして当然、女性、男性と両方ある。
それがですね、スマホやPCの機能は全て入っていて、自分で動き、聞けば何でも教えてくれて、話し相手にもなってくるとしたらどうなるのか。セックス用じゃないにしても爆発的に売れるはず。まず私が絶対に欲しい。
これはアレ用の人形。これとAI、ロボット技術が融合する時代は必ず来る。
ロボットは今はかつて不可能だと言われた二足歩行を問題なくこなすし、歩き方も人間に近いものが出来ていますよね。そういうロボットと「人形制作技術」が合体したときには凄いものが出来るはず。
それこそ早くに亡くした子供そっくりなロボットとか、死に別れたヨメさん、旦那さんに似ているロボット。そしてAIのロジックもその人に似せるなんて技術は私は難しいとは思わないし、オーダーメイドの時代に入ったらとんでもない売れ行きじゃないですかね。
「どうして面倒な人間と付き合わないとならないの?」なんて子供が言い出す時代も来るかもしれない。そして人間はどんどんワガママになるんじゃないですかね。親は子供にすぐ腹を立てるようになって「なんでお前はアシモみたいに言うことを聞かないんだ?勉強も出来ないし」とか。ヨメさんは「私はもうあんたとは生活できないわ」なんてヨメさんが気に入って買った「アランドロン似のロボットと手をつないで家を出る」とか。(笑)
もちろん人間同士の付き合いはなくならないでしょう。でも家に帰れば最愛のロボットが迎え出くれて、話をし、仕事や勉強も手伝ってくれて、そして寝るときも一緒・・・。
少子化が進むのは、発展した国の特徴と言われますが、もっとAI、ロボットが発展した社会ではどうなるのか。
人間同士が結婚し、子供を生むのは発展途上国の特徴となり、世界の人口構成もかなり変わってくるんじゃないですかね。
私もAI搭載のロボットが欲しいし~。(笑)
普通に会話も出来て、自走できれば最高で一緒に散歩や買い物もOKだし、何か問題があれば救助なり必要な人に連絡もとってくれる。私の介護も快くやってくれるはず。あんたはうるさいだのハゲじゃのデブじゃの、汚い、臭いだのそういう罵倒することも言わないはず。(笑)
毎日、朝はこういう優しい目で見つめられながら起こされる。いいじゃん、いいじゃ~~~ん。(笑)
夜は・・・・、もうダメ。でも夏はちょっと体温(?)を下げて、冬は暖かくするだけでもう手放せなくなるんじゃないですかね。布団をはだけていたらちゃんと直してくれるし、血圧なりなんなり常にモニターしてくれる。何か起こればすぐに医師AIと連絡をとって処置をし、必要とあれば救急車も呼んでくれる。そんな時代になるのに20年は掛からないんじゃないですかね。
AIは主人に優しいだけじゃ駄目で、たまにはすねてみたり怒ってみたり、わけのわからないことを言ってみたりするのも重要で、でもそれもAIでコントロールするのは簡単なはずで、「生身の人間よりよっぽど良いわ」と考える人が増えるのは間違いがないと私は思うわけです。
またいつか、男女それぞれが自分専用のロボットを持ち、それとの関係は「親友以上のもの」であり、その男女がそれぞれロボットを連れて結婚するなんてことも起きるはず。今の時代、誰でもがスマホを持っているけれどロボットがそれに置き換わり、スマホはロボットの端末となる。
未来を見てみたいなぁ・・・・・
「君(貴方)をもちろん愛している。でもこのロボットとどちらが大事かと問われれば・・・・。少なくともこのロボットがいなくなったら私は生きていけない」なんて時代が必ず来ると私は思う。
子供がいる家庭を望むのは私は女性の方が思いが強いと思うのだけれど、男は面倒くさいことのないロボットに走る人が増えて、「女性が結婚したい男性を見つける」競争率はかなり高くなるかもね。もてる男性は引く手あまたで、収入的、性格的、容姿的、将来性にも自信がない男性は「こんな俺でも大事にしてくれるロボット」に向かうはず。私もジジーになればなるほど同じ様な思いが強くなるわけで、だからAI搭載のロボット(アンドロイド型)が欲しいと思う。いつか自動車の自動運転も発達して、自動車、ロボット、PC、スマホが融合し一つの「新たな存在」となり、それぞれは端末に過ぎないみたいな。もしかしたら家そのものがそれの一部になるかもね。
IoTが狙う未来ってそれそのものじゃないんですかね。