しかしまぁマハティールさんはやることが早いですねぇ。
現行のGST6%がゼロになるなんて。それも来月から?
それを知ってまず思ったのは、安倍さんもそれが出来たらなぁってこと。(笑)
日本は増税=増収というバカな考え方に多くの人が囚われているけれど、税率を上げれば増収するなんて単純じゃないことがなぜわからないのか不思議ですわ。それが簡単に出来るなら、儲けが少なくて四苦八苦している企業は値上げすれば儲けが増えて安泰となっちゃう。「増収が必要なのに、いつのまにか増税が目的化している」っておかしくない?いつか増税することは必要だけれど、今じゃないんじゃないですかね。
と、まぁ日本のことは置いといて・・・
6%のGSTがなくなってマレーシアの財政は大丈夫なんですかね。でもそれは昨今の「石油の値上がり」でどうにかなるとの試算らしい。
まぁ確かに2016年の価格帯と比べると今は3倍になってる。
でも2012年からの値動きはこんな感じ。
それとニュースをよく見ると、ただGSTがゼロになるだけじゃなくて、GSTが導入される前にあったSST(Sales and Services Tax)が再び導入されるってことなのね。これがいつどんな風になるかはわからず。だからGSTがゼロになるからって\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/ってわけにもいかないんでしょう。
SST(Sales and Services Tax)って日本で言えば「物品税」で、かつてはそれがあって「消費税に移行」しましたよね。これは世界的な動きでマレーシアも同じ。でもSSTに戻るのは世界で初めてらしい。
GSTをゼロにするって凄いインパクトがありますが、なんだか選挙の後に「休日にします」ってのと同じレベルかもしれなくて、購買意欲を煽るカンフル剤としては有効なんだろうけれど、今後のことはわからないんじゃないですかね。そして「無駄な歳出も削る」と言っていますが、どこをどう削るのか?無駄って誰がどう判断するのか?これの影響はどう出てくるのか?
でも「決断と実行」が出来るマレーシアって私から見ると羨ましいって思いますわ。日本は細かいことに目くじら立ててなかなか前に進まないのは野党が悪いと言うより「日本の体質」のような気がします。特に酷いと思うのは旧態依然とした公務員の世界で、これは古い企業も同じで「スピード感」がないのね。これじゃ今の時代、絶対に世の中の変化についていけないと思いますわ。
その他、マハティールさんがやるつもりでいることが簡単に説明されていました。
しかし、マレーシアって面白い国ですね~~~~。