ブレンダー(日本で言うミキサー)を買おうと思っていますが、様々な比較テストを見てみるとへ~~と思うことばかり。
モーターが強力であるのは大事なことなのは私も経験上よくわかります。低価格の非力な機種は「スムーズにならない」のね。極端に言うと、スムーズでクリーミーにしたいのに「つぶつぶが残る」みたいな。これってケールみたいに硬めの葉っぱを粉砕するとよく分かる。ゴワゴワが口の中に残るのね。
ま、それでも「健康のため」にジュースを作るのであって「美味しさ追求ではない」という考え方もあるわけですが、飲み続けるためには「美味しさ」って重要で、「健康目的」って意外に長続きしないんですよね。
またブレンダーと呼ぼうがミキサーと呼ぼうが、「細かく粉砕する」というメインの機能はワット数だけではなくて、歯(ブレード)の良し悪しも関係があって、モーターが強ければ良いってわけでもない。
またそれが「対流」にも関係があって、パッと見で「勢いよく回っている」のが良いわけでもない。つまり、「空気を取り込んで勢いよく回す」のはブレンダーの欠点とも言えるんですね。
なぜ「スロージューサー」が良いのかと言えば、スロージューサーって「低速で磨り潰す」んですね。ブレンダーみたいに「かき回して細かく切り刻む」のではない。つまり、スロージューサーは「撹拌しない」から空気が中に入り込まない。だからジュースの最大の問題の一つである「酸化が起きにくい」。
ブレンダーは勢いよくかき回しますから、空気が入ってもしょうがないと私は思っていたわけです。妥協するしかないと。
ところが~~~~、空気を取り込まないように設計されているブレンダーもある。
これだけの違いがある。
ブレンダー、スロージューサーを使って比べてみた経験のある人はわかるはずですが、スロージューサーの方が色も綺麗だし間違いなく美味しいのね。一般的なブレンダーは空気を取り込んでいるから泡も多いし。こんな出来上がりになるのが普通。
じゃぁ、スロージューサーの方が良いじゃないかとなりますが、まさにその通りで、その良さがあるからスロージューサーが世に出てきて世界中で広まったんでしょう。
ただし、ジューサーはジューサーであって、ブレンダーはブレンダーであって、そもそも機能が違うんですね。
ジュースそのものはスロージューサーの方が良いと私は思っているんですが、「食物繊維を多く摂る」というのも私がやりたいことで、「搾り取ったカスは捨ててしまうジューサー」はよろしくないんですね。
だから食物繊維も粉々にしてスムーズ、クリーミーに仕上げる。そして空気を取り込む量も少なくて出来上がりは泡立つことも無いし、「酸化が起こりづらい」ブレンダーが良いことになる。そんなブレンダーがあるのか?
となると出てくるブランドが「Vitamix」なんですね。昔からブレンダーの頂点と言われて人気がある。
マレーシアではいくらで買えるのかな?と思って調べてみたらがっくり。
ブレンダーに10万円近い金を出す?
う~~~む。
私にはその度胸がない。orz
ヨメさんに相談したら、「答えは簡単よ。ブレンダーなんて要らないって決めれば良い」というに決まってる。(笑)
小さい子どもたちもいて、皆で健康維持に邁進しよう~~なんて頃なら問題はないと思うのだけれど、後先短い年寄りが今更・・・って思うし。
あああ、きっとこういう「良いもの」ってのは年寄りが「子どもたちに買ってやる」ものなのかもね。
次男坊に子供が出来たら買ってやっても良いと思うし。
年寄りだからもうどうでも良いっていうんじゃなくて、年寄りだからこそ「健康維持に気をつける」のが当たり前で、「良いものを手に入れるのに躊躇すべきではない」という考え方もわかるんですよ。そしてそれを「大事に使う」ってのがヨメさんの基本方針。
でも私は「安物買いの銭失い」が得意。これは私の特技でもあるのだ。(笑)
ということで、今回はミドルクラスで妥協点を探そうと思う。後悔することになるかな?
ミドルクラスではこんな比較テストがあった。随分、違いがあるんですねぇ。