料理実験がいつのまにやら趣味になった私ですが、「やったことのないことをやりたい」のが主。「うまくなりたい」という思いは当然あるのですが、作ったことのない料理、食べたことのない料理、外食で食べたものの再現、テレビやネットで見た面白そうな食べ物を作ってみるなんてのが面白い。
だからわけのわからない我が家では買ったこともないような素材や道具を買ってきてはヨメさんに呆れられ、バカにされ、恫喝されるような毎日を送っているわけですが、先日、こんなことを言われました。
「最近、主夫らしくなったわね」
ですと。
アホな私は
「あら、そう?ウッフン♪」
なんて答えちゃったのですが、いつも怒られてばかりの私は褒められたような気がしました。
なんでヨメさんがそんな事を言ったかというと、私が買ってきた台所用品を見たから。
これですわ、これ。シンクにセットできるザル。
これってチャッチャッと洗い物をする時にも便利ですし、野菜を洗ったり刻む時にもかなり使えると思って買ってきたわけです。
そして早速それを使って「洗い物をしている私の姿」を見て、ヨメさんが「最近、主夫らしくなったわね」と。
ヨメさんにいつもブツブツ言われる小言の頻度ですが
1 「台所を綺麗に使っていない」(これが圧倒的な第一位)
2 「なんでこんなものを買うのよ」
3 「冷蔵庫も冷凍庫も一杯で何も入らないじゃないの!」(我が家には大型冷蔵庫が二台ある)
4 「買ってきたものを使い切ってから次のものを買いなさいよ」
5 「ストックにあるのになんで同じものを買ってくるのよ」
私が台所に立つようになってからすぐは、ヨメさんがブツブツ言いながらキッチンを綺麗にしていたんですよ。朝起きると洗い物はないし、キッチン、コンロ周りもピッカピカ。
ところがそれに甘えていた私にヨメさんはプッツン切れまして、「私が使ったあとのキッチンはそのまま放置」「汚いままのキッチンではヨメさんは料理を放棄」ということになりました。
これって冷戦みたいなもので、私にしてみれば「何もやらないのが当たり前だった旦那が料理に興味を持ったのだから協力しても良いだろうよ」ってなことを考えるわけです。
ところがヨメさんにしてみれば「余計なことばかりして、このアホ!」でしかないんですね。
でもヨメさんの「汚いままのキッチンを放置」「料理もしない」ってのは長続きするはずもないだろうと私はタカをくくっていたわけですよ。
だから私も汚いままのキッチンを放置し、ヨメさんが料理を放棄したのを受け入れて我慢比べに突入。(笑)
しかしまぁ、ヨメさんって九州女で気の強さは誰にも負けないくらい凄い。
私なんか赤ん坊みたいなもんです。(笑)
あっという間に我慢比べに負けた私は、渋々洗い物やキッチンの掃除、整理整頓もやるわけですが、これで解決すると思ったら大間違い。
「やり方が中途半端!!」
とのお叱り。(T_T)
あああ、きっと軍隊ってこんな感じなんだろうなぁ・・・なんて思いつつ、でも「後始末をするのも当たり前」ですから怒られ怒られやっているわけです。
で、洗い物にしても素材の準備にしても「こんなものがあったら楽だなぁ」と思うようなものも買ってくるわけです。
私が食材とかわけのわからない調理器具、調味料を買ってくると機嫌が悪くなるヨメさんですが、こういう洗い物とかキッチンを綺麗にするグッズを買ってきた時には確かに怒らないんですね。
こうやって私も育っていくんでしょう。(笑)
しかし私の願望としては
「今日は何を作るの?楽しみ~」
「手伝って欲しいことがあったら言ってね」
「後片付けは私がやるから、頑張って美味しいものを作ってね」
なんて言ってくれる優しい~~~~~~~~ヨメさんであって欲しかった。
敵は「豚もおだてりゃ木に登る」ってことを知らない。(T_T)
ん?「最近、主夫らしくなったわね」っておだてられてるのか?
う~~~~~~む
おーーし、今度「貴女~~、ご飯ができたわよ~~」って言ってみるか。Ψ( ̄∀ ̄)Ψ