ケジャン(生ワタリガニの醤油漬け)を食べた。「Bon Ga@ソラリス」

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「ケジャンを食べたいねぇ」なんてたまにヨメさんと話すのですが、マレーシアにも食べられるお店があるのを発見(ブログで読んだ)。

それをヨメさんに話したところ、「今日、行こう~~」ですと。

これって非常に珍しくて、いつもなら「そのうちね」なんてのが普通。もしかしたら私よりヨメさんのほうがケジャンを好きなのかもね。

ケジャンって「ケ」が蟹で、「ジャン」が醤。蟹(ワタリガニ)をタレに漬け込む料理。

長男はでかけていないのでヨメさんと二人で行くことに。

お店は「Bon Ga@ソラリス」で、我が家から非常に近い。


店はちょっと分かりづらい場所にあって、ソラリスのメイン通りを行って、ラーメン・焼肉の「麺蔵」の角を左に曲がり、麺蔵の隣にある階段を登った2Fにある。階段は2つ並んでいるのだけれど、どちらから入っても同じ。上でつながっている。

席についてすぐに気がついたことは・・・。

机がベトベトしてる~~~~~~~。半端じゃない。(T_T)


出鼻をくじかれた感じでしたが、気を取り直してメニューを見てびっくり。すごい料理の数。楽しみ~~。Zomatoにメニューが載ってます。(ここをクリック)

当然、まずは「ケジャン」を見ましたが、この店には二種類ある。良いですねぇ。醤油ベースの「カンジャンケジャン」と、辛味噌ベースの「ヤンニョムケジャン」。


私達がいつも食べるのは辛味噌ベースのヤンニョムケジャンなのですが、だからこそ醤油ベースのカンジャンケジャンにすることに。

まずはビールで乾杯。このお店は、ビールは大瓶しかないみたい。30リンギ++。


いろいろ頼んでからちょっとしてバンチャン(小皿)を持ってきたのですが、その量にびっくり。


水キムチも出てきたのは高得点。


サラダも、下の画像のサンチュ、スープも無料。\(^o^)/


実は我が家は「チャプチェ」が好きなのでそれを注文しようとしたところ、店のスタッフが小声で「無料で出てきますから(注文するな)・・」と。

これのことで、これも「おかわり自由」。


ただヨメさんが、「頼まなくて正解ね」ですと。(たくさん食べたいほど美味しくないという意味)(一品料理の場合は違うかもしれない。これは作り置きしたものだし)

肉が来ましたが、メニューで見ても美味しそうには見えませんでしたが、実物も同じく。


それは「牛タン」も同じ。


先日行った、「新日本焼肉党@デサスリハタマス」の上タン塩とは月とスッポンの違いがある。

新日本焼肉党の上塩タン。

ただ、「豚ネック」は良いと思いました。っていうかこれはどこでも同じですね。


しかしこの店のスタッフは良く気が付きますわ。彼がびったしテーブルについて焼いてくれましたが、気配りが半端じゃない。日本レベル。で、聞いてみたら彼は日本で5年間働いていたし、日本にまた行きたいのだけれどビザが取れないと。


私達はこの「客の代わりに焼く」という韓式サービスが好きじゃないので、自分たちで焼くようにしましたが、やっぱり肉は見た通りのレベルだし、牛タンは薄くて硬いゴムの様。ちょっと炙るだけにしても美味しくない。(T_T)

またコンロが電気式で「炭」じゃないので、これなら家で食べたほう(焼けるとしたら)が間違いなく良い。


でも彼らのサービスって異常なくらい良いんですわ。コンロの鉄板は2回も替えてくれた。最後は肉が4枚しか残っていないのに替えようとするので、お礼を言って断りました。

食べ進んで行って、無料のバンチャンが無くなりそうになるとすぐに追加を持ってくるんですよ。


これじゃバンチャンだけでお腹いっぱいになってしまうし、残すのも嫌だから、「欲しい時は頼みますから・・」と丁重に断りました。

私はネギチヂミ(パジョン)が好きなんですが、チヂミもいろいろある。


これは美味しいと思いました。


で、今回の本命のケジャンですが、この量。(@_@)


でもねぇ・・・・・、イマイチでした。ちょっと生臭い。

ところがですね、それは個体によって違うのが分かった。最初に食べたのは生臭かったけれど、途中から全く問題なし。(笑)

でも漬け込んで「トロリ」とする感じはないですね。「漬け込んだもの」というより「和え物」って感じ。


下の画像のようなカンジャンケジャンを期待したわけじゃないですが、やっぱりちょっと残念だと思いました。写真は日本の赤坂のプロカンジャンケジャンという店のもの。


そもそもマレーシアで「ワタリガニ」はあちこちで売られていますが、やっぱり型も大きくて美味しいものに出会うのはかなり難しいのね。しょうがないか~~~~。でもいつかもう一つの「辛子味噌」で漬け込んだ「ヤンニョムケジャン」を食べないとですね~~。(笑)

もうお腹いっぱいなんてもんじゃありませんが、今回は「初めてきた期待できる店」なのは間違いがないので、いろいろ食べてみたくてこれまた私の好きな「ビビン麺」を頼みました。


麺も私の好きなタイプのかなり細目の麺だし、美味しいのだけれど、甘すぎ・・・・。(T_T)

ここまで食べ進むとこの店の特徴がよくわかってくるわけですが、「美味しい店」として紹介するには無理があると思います。ごっそり出てくるバンチャンにしても「種類も量も凄い」という驚きはありますが、一つ一つ吟味すれば、ありきたりのものばかり。

そして「焼き肉を食べる店ではない」のも間違いがないと思う。日式焼肉屋や私達の定番の「韓日館」とも比べ物にならないレベル。

でもこのメニューの多さって面白くて、他にも食べてみたいものがごっそり。(笑)

この店って、料理そのものは70点前後のものがいろいろある、って感じでしょうか。可もなく不可もなく、仲間同士や家族で行ってワイワイするには十分良いし盛り上がると思いました。でも客を連れて行ったり、本気を出して「韓国料理を食べるぞ~」って店じゃないと思う。

食べきれなかったパジョン、そしてビビンバを2つお土産で持って帰って来ましたが、それにもキムチじゃなんじゃとごっそり「オマケ」をつけてくれました。

ビール大瓶一本、韓国焼酎を2本。お土産込みで会計は++で税金とサービス料が付きましたが、500リンギちょっと。コスパは良いと思います。今回みたいにバカみたいな頼み方をしなければ結構安くリーズナブルに食べられるお店のはず。

もちろんこのお店はリピートありだと判断しましたが、次に来るときには焼肉は食べずにいわゆる「韓国料理」をいろいろ食べてみたいと思います。食べたいものがいろいろある。

となりのテーブルに、女性と小さな子どもの二人。親子だと思いますが、一品料理を2つだけ注文したようですが、バンチャンはごっそりで小皿がたくさん並んでいました。

「食うぞ~~~~」と気合を入れるわけでもなく、「ちょっと韓国料理でも食べるか?」みたいな感じで行ってもかなりコスパよく食べて飲んで満足できるんじゃないかなぁ。

ヨメさん曰く、「私は焼酎とあのバンチャンだけあれば十分」ですと。(笑)

次回は久しぶりの「プルコギ」と「冷麺」だけにしようかな。

そう言えば今回、肉を頼む時に「プルコギ」にしようと思ったんですよ。焼肉は美味しくないのは簡単に想像できたし。でもその時、スタッフに言われたんですよ。「このプルコギは二人では量が多すぎる」って。

次回はそれにしよう。(笑)

------- おまけ -------

もし生きているワタリガニがあったら(どこかで見た覚えがある)買ってきて、ヤンニョムケジャンを作ってみますかね。

私はあのヤンニョムそのものも好きで、あの辛子味噌に野菜を和えて炒めただけでも美味しいと思う。

好きでいつも見ているユーチューブの「きまぐれクック」でヤンニョムケジャンを作っていたっけ。


それと私は知らなかったんですが、蟹じゃなくて「エビ」バージョンもあるんですってね。それならあの「NSK」で「活タイガープロウン」を買ってくればいつでもできる。マレーシアであの手の生モノを食べるのは怖い人には無理ですが、私はあの「活エビ」に関しては大丈夫だと思っていて(根拠はなく、食べたい思いが強いだけ)、たまに買ってきて刺し身にしたり塩焼きにしたり。


刺し身にするとこんなやつ。甘くて激ウマ。

NSKで売っている「活タイガー」ですが、元気で水槽の中で泳いでいますし、価格もスーパーの臭かったり火を通すと殻が黒くなるようなタイガーより安い!!刺し身じゃなくて普通にエビ料理に使うにも最適じゃないですかね。ミソも癖があるようなミソじゃないし。ただし養殖物だからローカルの養殖業者を信用できない人はパスしたほうが良いと思う。でもそれはスーパーのタイガーも同じ。特に年寄りや子供がこの刺し身を食べるのはギャンブルかもしれないですね。仕事を持ってる旦那さんに刺し身で食べさせるのもやめたほうが良いかも。(笑)

エビで作るのを「ヤンニョムセウ」というらしい。

これまた私がいつも見ているユーチューバーの「かっちゃんねる」でやっていた。


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