近年、メディアを信用できないと考える人が増えて来ていますね。私もそのうちの一人で、テレビや新聞には「(国民は)こう考えて欲しい」という前提があり、それに沿ってニュースを組み立てる。
例えば100ある情報から、都合の良いものをピックアップすればどうにでも作れますから。それとともに【報道しない自由】も彼らは行使する。
これと同じことが政府でも行われ、野党も同じ。そして他の国も同じ。一体真実ってどこにあるんでしょうか。
それを知るにはやはり多くのニュースソースを広く見ていくことが必要なわけですが、それって逆に「反対派のプロパガンダに乗せられてしまう」危険性もあって、私としては「真実を知ることは不可能」だという前提でいつもいます。
今回のコロナウィルスに関しても同じで、「都合が悪いことは隠す」ことが当初から行われていた様子。また「情報を統制する」のが常である中国ですから益々信用できない。そして外部にいる我々には「中国の発表を元にするしかない」ことが起きる。これは報道機関、政府や関連機関も同様で、それに「(国民は)こう考えて欲しい」という前提がプラスされ、関係者の「責任を回避したい」なんてこともあるんでしょう。我々に入ってくる情報は真実とかけ離れている可能性がある。
でもそれは「デマ」も抑制できるわけで、何が正しいのかはよくわからず。
私が中国関係のニュースを見る時に、必ずチェックするのが「新唐人テレビ」です。アメリカに拠点を置くメディアですが、中国共産党とは反対の立場にある報道機関。海外には「中国共産党の一党独裁」を良くないと思う人は多く、中国から逃げ出た人も多い。そういう人達側にたったメディアで、さすが中国系ですから「情報が細かい」のね。そして日本の「左傾したメディア」では絶対に報道しないような【中国に都合が悪いこと】もここは報道する。
今回のコロナウィルス関連のニュースも、日本を含む海外では報道されていないような「現地に住む人からの情報」や「中国共産党に媚を売らない【関係者】【専門家】からの情報」が多いと感じます。
武漢ではかなり酷い様子で、こんな情報も寄せられている様子。
◯ 医療関係者がすでに死んでいたり
◯ 視察に来た医療関係の重鎮が感染したり
◯ すでに対応できなくなり封鎖された病院もあったり
◯ 帰省の途中、武漢に10分滞在しただけで感染したり
◯ SARSを超える勢いで拡散している
◯ 医者は口封じされている
その他、武漢住民から寄せられる報告は、ちょっと我々が目にする情報と違うので貴重だと思いました。(でも全てが真実だと思って見てはならないと思う)
武漢って小さな地方都市のような感じを受けますが、1100万人が住む大都会。
それを中国政府は「隔離」する方向で動いている。
どうなりますかね。世界に拡散しないことを望みますが、中国って平気で1100万都市ぐらい潰しそうで気になります(歴史を見ればすぐにわかる)。
SARSはすごかったけれど、今回のはそうでもないらしい、と考えるのは間違いかもしれない。
日本は「中国にものを言えない」状態で、それどころか世界が中国に何を考えているのかを無視して「習近平を国賓として迎え入れる」。これって「天安門事件」のあとに中国が孤立した時に「日本が手を差し伸べ」、なおかつ「天皇訪中」まで実現させて【世界世論を動かした】過去がある。今回も日本の立場は同じ様に感じる人もいるはずで、どうしてそんなふうになってしまうんですかね。
これが「和の精神」なんでしょうか。
私は申し訳ないですが、マレーシアの医療、危機管理に疑問を持っているので、正直なところ、怖いと思うところもあります。
でももしパンデミックが起きた時に、個人の努力がどういう意味をなすのか、そんなことも気になります。
かといって、「どうにかなるさ」「なるようにしかならない」と流れに身を任すことはしたくない。日本人の大好きな【嫌なことは見ない】【対岸の火事だと無視する】ようなことはしたくありません。できることはやる。準備はしています。
さて、明日から春節の休暇。どうなりますか。
------- おまけ -------
1月23日。虎ノ門ニュースのコロナウィルス関連該当部分へ飛びます。