安倍総理の記者会見「ノーカット」 安倍退陣は近いのかな~

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安倍さんがかなり長い時間を使って国民に語りかけましたね。


これを見てどう思ったのかは人それぞれですが、私としては「こんな程度か」と思いました。

でもいつも書いていることですが、「安倍さんはこう言うしか無い」という環境にいるのだろうってこと。「頑張ります!」以上のことは言えない、みたいな。「現金支出」も「考えています」レベル。

それと終わりの方の質疑応答ですが、記者の質問が台本通り、「打ち合わせの通り」みたいな。

この会見って「感染者が増えてきたので慌ててやった」みたいで、具体的なことはまだ全然きまってないんでしょうね。「政府は頑張ります!皆さんも頑張ってください!」で終わり。

ただ、こういう対策も安倍さんがリーダーシップは取れていないと感じます。安倍一強だの言われますが、政権は「力関係」で動いていて、総理という座でさえも「派閥の協力がないと守れない」のは間違いがない。

政策も同じで、安倍さんが決めることはできない。

去年の消費税増税も安倍さんはやらないのではないかと思っていたものの、「麻生さんを切ることはできなかった」という永田町事情に詳しい評論家は言う。

最近の動きを見ても、またマスコミの動きも「腹が座っていない」のを感じます。そしてそもそももう安倍さんはやる気を無くしているんじゃないかと感じるところが、この数ヶ月、多々ある。

コロナウィルス対策に関しては「財務省の合意なくして何も出来ない」のは我々はわかっているわけで、そして安倍さんの周りは「財務省連合軍」だらけで身動きが取れないのもわかる。

岸田さんの宏池会、そしてそこと合流しようという(大宏池会)構想を持っている麻生派。麻生さんは財務省べったりだし、宏池会は財務省連合軍の中枢。

そして二階派はそれに近いし、インタビューでも「消費税減税には【絶対反対】だ」という意味のコメントをした。また発言力のある二階さんのバックは「経済界」で、これじゃ安倍さんは「蔓延阻止のための強硬策」を取る事もできない。

とにかくスピード感が大事なのに、それもない。

これに関しては元財務官僚だった高橋洋一教授が、「これが財務省のやり方だ」と言う。

コロナウィルスは「そのうちピークを迎えるだろう」という読みはあるわけで、財政支出を遅らせれば遅らせるほど、財政支出は少なくて済むからだと。

去年の消費税増税にしても、今回の経済対策にしても、安倍さんの周りは「財務省連合軍」ばかり。そして二人三脚でやってきた菅官房長官も今は距離をおいて二階派(宏池会にも)に近づいているとのこと。

安倍さんの協力者は「経産省」であり、経済再生担当の西村大臣ぐらいか?清和会は一体何をしてるんだ?

西村大臣の発言は、麻生さん、岸田さん、二階さんの発言とは対局にあるのがわかる。でも「財務省連合軍の作る壁」はかなり高く強固なのでしょう。

そんな事を考えると、私には安倍さんは「ただの報道官にしか見えない」のです。

アベノミクスも第三の矢を放つことは封じられ、逆の「緊縮財政」をするしかなかった安倍さんは「アベノミクスの失敗」だという評価しか無い。

結局これも「政争」であり、「政官の戦い」であり、結局、安倍さんはそれに勝つことは出来なかった。でも「選挙には強い安倍さん」だし、少なくとも第一の矢は効いて景気も上がったから今まで総理でいられたけれど、安倍さんが好きなようには出来ない「包囲網」は存在したまま。

そういう意味で、安倍さんも可愛そうだと私は思っていたわけですが(というかこれは日本の悲劇)、小泉-安倍と政権に関わってきた高橋教授は、「安倍さん自身がやる気を無くしている」と指摘する。そしてその状態を「他の自民党議員もわかっている」と。

日本に必要なのは「談合政治」ではなくて、「国民が直接選ぶ大統領制」かもしれないと思う、今日このごろ。

 
 
 

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