国民アイドルの志村けんさんが新型コロナウィルスに感染して死去。29日午後11時10分。都内の病院にて。
志村さんは17日に倦怠(けんたい)感があったため自宅療養。その後、発熱やせきの症状が出始め、19日には呼吸困難となった。翌20日に自宅を訪問した医師の判断で都内の病院に搬送され、重度の肺炎で入院した。新型コロナウイルス検査で陽性が判明した23日に病状が悪化。25日に港区から新宿区の病院に転院し、人工心肺による治療を続けていた。
17日に倦怠感があり、二日後に呼吸困難。三日後に重度の肺炎で入院。六日後に悪化。十二日後に死亡。(四日目の21日に人工呼吸器に切り替えてから意識はなかったもよう)
随分、早いですね。調子が悪いなぁなんて思いつつそれを放置したらすぐアウトってことですか。
ま、彼は以前にも肺炎で治療を受けていて、呼吸器に問題があったからでしょうが、他人事とは思えません。
今まで日本で死亡者が出たり、マレーシアもそうですが、どうも「他人事」「対岸の火事」みたいな感じが自分の中にありました。イタリアでは「老人ホームに行ったら死体がゴロゴロ転がっていた」なんて話も映画かドラマの一場面の話みたいで、実感がわかなかった。
でも志村けんさんがってのはやっぱり驚きで、もちろん彼とは会ったことも話をしたこともありませんが、「近所のオヤジ」みたいな感覚はあって、「全く知らない赤の他人」という感じはしない。
だから「とうとう、身近に来たか」という感じが、今、しています。
同じ様に自分や家族の身に、ジワジワとコロナウィルスが近づいているような気さえします。
でもま、ふ~~~~~~~~~~~~~。深呼吸。
でもま、私達が出来ること、するべき事って何も変化がなくて、小池都知事が言う三密に近寄らないこと。そして手洗い、マスク、消毒に心がけ。顔を手で触らないこと。不要不急の外出はしない。健康には留意して栄養を取り睡眠もしっかり取ること。
それを淡々と毎日やるしかありませんね。
そして「私は感染しているかもしれない」と想定して、家の中でも生活しています。体温も毎日計っています。これは家族で共有している考え方で、各自が感染しているつもりで行動すれば、万が一、家の中にコロナが入ってくるようになっても感染の広がりは防げると思うし、防がなくてはなりません。
ヨメさんは呼吸器に問題がありますし、父は93歳ですから、もし感染するようなことがあれば大変なことになる可能性大。ましてやもし私が原因で感染を広げ、大事に至るようなことがあれば、私もその後、生きていけるとは思わないのです。生きたくもない。
「潜伏期間が2週間程度はある」
「潜伏期間中でも感染を広げる」
この大事なことを完全に忘れている人が多いのには驚きです。
こういう人もいるんですよ。マレーシアのMCOですが、「感染者は減らないじゃないか」と。
これって全く頓珍漢なことなのは、このブログの読者ならわかりますよね。もし、「どういういみ?感染者がMCOをやっているのに減らないのは事実じゃないか」と今、思う人がいたら、直ぐに誰かに連絡をとって、これを話題にして聞いてみてください。
感染してからそれがわかるまでに2週間以上は掛かるわけですよね。
ということは「今、感染がわかった人」というのは「2,3週間前に感染した」ということ。
だからMCOで活動制限令が出て、皆がその言うことを聞いて静かにしていても、それの結果がわかるのは「2週間以上あと」だってことなんですね。
今、感染がわかった人たちは、MCOが発令される前に感染した人ばかりのはず。
もしこれの意味がわからないとしたら、そういう人はもう今すぐにでも隔離しちゃったほうが良いくらい、「危険を理解していない」ってことになります。
さて、MCOが始まってからそろそろ2週間。
なにか違うものが見えてくるでしょうか。
もしも4月の半ばになっても何も変わらない、感染者が増えるようだと、我が家もなんらかのことを考えないとなりません。
と言っても何も頭には浮かんできません。(笑)
これを続けるしか無いか。後は神様にお任せだ~~~~。
日本ですが、安倍さんが緊急事態宣言を出すべきだとか、小池さんは東京をロックアウトすべきだという議論も広がると思うのですが、私達は「主役は私達自身である」というのを忘れてはならないわけで、安倍さんや小池さんを「頼る考え方は捨てるべき」だと思います。
緊急事態宣言、東京ロックアウト宣言が出ようが出まいが、我々がやるべきことは決まっているんですから。
個人が個人の責任の取り方を見せる時。
日本人の真価が見える時かもしれない。
日本人が日本人特有の「他人に迷惑をかけない」という考え方を基本に、「自分はすでに感染しているかもしれない」という想定で、「自分がもし感染しても絶対にそこから感染は広げない」という強い意志を持てば、コロナの蔓延はあっという間に止まる。
コロナウィルスは「人間の心の弱いところにつけ込んで入ってくる」と考えてもよいんじゃなかろうか。