長いMCOのおかげで「自宅で中トロ丼ぶり」も食べられるようになった。流通の世界も大きく変わる予感。

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マレーシアの長いMCOで外食が出来なかった。

これって我々食べる方も不便だったけれど、お店は売上が上がらないわけでかなり大変だったと思う。

でも多くのレストランは「デリバリー・テイクアウェイ」を始めて、お店で食べるものと同じようなものが家でも食べられた。

この動きってレストランだけではなくて「卸商」も同じで、売上の減少を「直売・デリバリー」でカバーするようになったのね。

卸商もいろいろで、私達一般には全く関係がないような会社も小売・デリバリーを始めたし、豚肉や鶏などの生産工場まで小売・デリバリーを始めた。

ここでの注目点は、「小売だからといって高いわけではない」という点。

これって我々には嬉しいけれど、業界としての「流通段階による値段の違い」が壊されたわけで、大丈夫なのかみたいな気がしないでもありません。

でもま、お店なり会社がそれでやると決めたわけだから、我々は遠慮すること無く卸売り価格で買えば良いはず。

今回は、その恩恵(?)を受けて、「中トロ丼ぶり」を作りました。

ただやっぱりマグロの冷凍ものって素人には扱いが難しいですよね。なかなかうまい具合にはいかない。

でも十分、美味しからオッケイ。コスパは抜群。

日本料理店でこの量の中トロを使ったマグロ丼を頼んだらとんでもない値段になるから、それだけに満足度は大きい。

嬉しいなぁ。小売もデリバリもやめましたなんてことにならないと良いなぁ。

まずはやっぱり「日本食材」、特に「生鮮もの」を卸商から手に入られるって凄いと思います。【日本で流通し、マレーシアの和食店に卸しているもの】が手に入るわけですから。

和食材の卸商は何社もあるわけですが、その中でこの3社から買えれば、ほとんどなんでも揃っちゃうんじゃないでしょうか。

○ JMG (フェイスブックはここ)

○ Sendo ichi (フェイスブックはここ)
オンラインショップもやっています。

ちなみにこのオンラインショップで私が買おうと思ったのはこれ。メロです。銀鱈としてマレーシアでは流通していますが、銀鱈(Black cod)ではなくてメロ(マジェランアイナメ)。昔は日本で「銀ムツ」として銀鱈の代用品で売られていた魚。これってスーパーでもたまに売っていますが、かなり高いですよね。

○ Senri (フェイスブックはここ)

彼らが扱う商品種って膨大で、常に在庫を持っている「冷凍もの」と、日本から空輸で送ってくる「冷蔵もの」(注文してから日本に発注)があり、また在庫や季節の関係、価格の変動もあって、ネットに全ての商品リストを載せるということはどこもやっていないはず。だからWhatsapp経由で連絡を取り、その時点の商品リストをもらうように私はしています(そう頻繁に変わるわけじゃない)。

注意点は「卸商」ですから、ロットが大きい場合がある。例えば「サンマは一箱」「アジの開きは10枚単位」とか。魚の「切り身」はなくて、一尾まるごと、あるいは半身とか。マグロに関しては冷凍ものは「サク」であっても、本当に美味しい冷蔵の空輸モノは3-5キロ単位だったり(価格も高い)、なかなか使い勝手が良いというわけには行かない。でもこれも慣れでどうにか出来ることもある。また友人と「共同仕入れ」をすれば何の問題もない。

一般的に頭に浮かぶ魚介類は何でも手に入ると考えてもいいくらい扱い品種は多い。関サバ、関アジ、ブリ、シマアジ、キンキ、キンメ、のどくろ、ボタンエビから、ハモ、毛ガニ、トラフグ、ナマコなんてのもあるし、「活うなぎ」「活サザエ」さえ手に入る。もちろんイクラ、ウニもOK。

和牛も扱っている。

あともう一社、細かいことは書きませんが多くの日本人が買い物に行くF社ですが、サイトの紹介だけしておきます。

Focal Marketing Sdn. Bhd.…

この手の和食材を扱う輸入商社だけでなく、その他の様々な輸入物を扱う商社が小売を始めているし、またローカルの野菜や魚介類を扱う会社も同じく。鶏や豚肉も。

各社、生き残りを賭けた戦国時代に突入したように感じます。

ただし、これらは「家で調理する」のが大前提になりますから、「お刺身の盛り合わせ」が欲しいとかそういうのはほとんど無理。

そういう場合は卸商、販売店からではなくて「レストラン」からの直売、デリバリーを頼むしかないはず。

魚関係ではスリハタマスの「魚匠」が良さげ。私の父&姉はここにハマっています。(笑)

KL FoodというMCOの間に出来た「デリバリー・テイクアウェイに対応する店舗をいくつか集めたサイト」がありますが、そこから頼めますし、その他、興味あるお店が色々。必見!

便利になりましたね~。

でもそれは業界の競争が熾烈になっているということでもあって、今後、消えていくお店も増えるのだろうと思っています。でも輸入商や卸商までもがこぞって小売に参入してくるとは、私は想像していませんでした。これは小売店舗、レストランのデリバリと競合する部分もあって、かなりややこしいことになりそ。でも輸入商、卸商、生産者達も、コロナ後の経済復活を座して待つなんてことはしないのも理解できる。

今までも輸入商・卸商が「アウトレット」を持っているケースは少なくありませんでしたが、小売で成功する会社も出てくるのだろうし、我々消費者の「買い物」も大きく変わるような気がしています。

通販をやっているスーパー、買い物代行サービスがあり、家にいながら「何でも買える」時代に入りましたが、これがどんどん加速して野菜、豚肉や鶏肉は「生産者」から直接買うなんてのが増えるかもしれない。これは輸入品の多くも同じで、「スーパーはなんでもあるけれど高い。変わったものがない」という、かつて「百貨店業界」に起きたことと同じようなことが「スーパー業界」にも起きるのかもね。

輸入商、卸商、生産者が本気で小売をやるようになれば、「牛肉は専門店から通販で買う」、なんてのも当たり前になるのかもしれない。ローカルの野菜や魚介類も野菜も同じで、生産者、あるいは卸商から買うのももっと広まるかもね。

MCOの期間中に「新鮮な野菜をキャメロンハイランドの生産者から安く買う」なんてことをした人は少なくないはず。「ローカルの魚介類」もそうで、そういう業者をまとめるサイトも新たにいくつも出てきたし、この傾向は止まらないんじゃないですかね。

TTDIで豚肉を買う、鶏肉を買う人は多いと思うけれど、TTDIのそれらの業者から「通販で買う」「デリバリで買う」ことも出来るようになったわけで、そして今後は「生産者」さえからも買うのが広がりそう。

たとえば、豚肉だけれど、こんな会社もある。

ここは豚を育てている農場。ちょっと価格を見てみてください。

魚介類の冷凍ものならこういう会社もある。

レストランの仕入れ支援という名目のこういうサイトがいくつかありますが、一般でも問題なく買えるのが普通。こういうところが「小売に本格的に参入」したら、世の中、変わりますよね。

この「専門店を集めたサイト」を見てください。スーパーで普通に買う商品、あるいはスーパーでは売っていないような商品、レストランが使うような食材が買えるようになっている。

こういうサイトがいくつも立ち上がっている。

世の中に通販が広まったとき、「やっぱり現物を手にとって見てからじゃないとね~」なんて言っていた人が今では平気で普通に通販で買うようになった。これが生鮮食品にも広がるのは間違いがなさそ。

私は古い人間ですから、野菜、魚介類、肉類も「目で確かめたい」と思いますが、「いちいち確かめなくても良いもの」もあるわけで、我が家でも野菜、魚介類、肉類を通販で買うのは増えるはず。

でも「直販」が増えすぎて、良いものを探すのが難しい、ババをつかまされることもあるみたいな感じも受けています。写真とは全く違う、すぐに捨てたくなるような冷凍海産物を買ってしまった経験も何度かあります。

こういう「直売」を利用すれば、間違いなく食費を抑えられるし、それは「より良いものを買える」という意味でもあるし、たまには「敷居が高いあの店にもたまには行こうか」という余裕もできるわけで、良いことずくめだと思っている私。(^_^)v

スーパーや普通の店では売っていない食材を簡単に買えるのも私は嬉しい。\(^o^)/

マレーシアにCostco(発音はコスコ)が出来たら良いのになぁ・・・・

 
 
 

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