アメリカの大統領選がどういう結果になるかわかりませんが、市場はかなり混乱するんじゃないですかね。
またすんなり結果が出ず、トランプ氏もバイデン氏も【勝利宣言をする】可能性もかなり高いようで、これは我々日本人には理解が難しいですが、アメリカの大統領選挙方法がそういうふうになっているわけで、最終的には「最高裁の決定を待つ」なんてこともありうる(過去にはブッシュ対ゴア戦)。
またトランプ氏が当選すれば「株は上がる」、いやいやバイデン氏が当選すれば株は上がるという双方の論者もいて、当然、為替にも影響があるはずで、どういうポジションを持つべきかの考察があちこちで見受けられるようになりました。
私としてはどう動くかなんてさっぱりわからないわけで(いつものこと 笑)、ポジションをどうすべきかもわからない。
ただ、「わからない時には何もしない」「波乱が予想出来る時には近寄らない」という基本がありますので、大統領選に備えたポジンション調整ということであれば、【ポジションはスクウェアにする】、つまりポジションは持たないのが正解となります。
あるいはオプションでコール・プット双方を買う【ロングストラドル】【ロングストラングル】が考えられますが、それは誰でも考えることでボラティリティも高く妙味があるのかどうかは疑問。逆にボラが高いから【ショート】を考えるトレーダーもいるのだろうとは思いますが、そういう難しいことは私にはわからず。
「君子危うきに近寄らず」がベストであって、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」とは、私は考えません。
ただし、もしデイトレードをするトレーダーであるならば「チャンス到来」であるのも間違いないと思います。
これは4年前の大統領選もそうですし、ブレグジットの時、あるいは人災天災を含む大きなイベントがある場合、読みが交錯して「市場は波乱状態になる」わけですが、【その動きは日足で見ると方向を見るのは難しいものの、日中足では『大きなトレンドが続いてくる』事が多い』わけで、事前に方向性を考えること無く「トレンドに付いていく」のが通常時より簡単であるケースが多いのは、過去の事例を見ればわかるはず。
どちらにしても、「誰が大統領になるか」「市場はどう動くか」を想像するのは【ギャンブルと同じ発想】だと私は思っていて、結果的に勝とうが負けようが、「やるべきことではない」という考え方を持っています。
でもプロの世界ではそうはいかないんじゃないでしょうか。当然、大きなポジションを持っている機関投資家や企業もあるわけで、「ポジションをスクウェアにして見ていよう」なんてことは出来ないはず。
我々みたいな弱小がプロと同じ様に悩む必要はないわけで、「プロにはできないことが我々には出来る」という発想も大事だと思っています。
結果的に「成り行きに任せる」人も多いかもしれませんが、それは【交通量の多い信号のない交差点を目をつぶって渡る】のと同じで、「投資じゃ」「トレードじゃ」なんてことは忘れるのがベストかも。結果オーライということも起きますが、そういうトレードを続けても進歩は一切無いんじゃないですかね。
な~~んて偉そうなことを書く私ですが、私が持つ通貨、資産のほとんどは米ドルで、その動きに対してどうするべきかは全くわからず、成り行きに任すしか無いのが実情。(笑)