皆さん、ビットコインを見ていますか~?
やっぱりビットコインは面白いですね。
でも値動きが面白いというだけで、投資対象としてそもそもビットコインはどうなのよというのは全く別だし、私は「ビットコインに価値はない」と考えているのはいつもの通り。でも「トレード対象」としては面白い。
とうとう16000ドルに迫る勢いの上げ。
週足で見てみましょう。世界が大騒ぎしたあの時の値に近づいてきた。
「面白い」とは何かですが、私が面白いと感じるのは次の2つがどうなっているかです。
○ チャートの見やすさ(動きの見やすさ)
○ 値幅
この2つだけです。
投資対象を決めているというトレーダーは多いと思いますし、私も同じ。
これにはやっぱり「相性」ってのがあると思っていて、「値動き」にも【個別の癖】があるんですよね。それに馴染んでいれば迷いも少ないし、一番大事な「安定した精神状態」を保てる。
ややこしいのが値幅で、これが小さいと「損益も小さい」わけで、どうしたって【投資金額が大きくなる】【(FXだとすれば)レバレッジが大きくなる】。
でもそれが悪いことかというと全くそんなことはなくて、「小幅でも勝てるのか」が何よりも重要。自分がやりやすいと感じれば「チリも積もれば山となる」し、投資金額を大きくするのも怖くない。
逆に動く値幅が大きいと「リスクも大きい」と考えるべきで、【利益が大きい】という側面ばかり見ていると大怪我をする。だから「チャートの見やすさ」が重要なんですね。また値幅が大きいと「小さな資本でも良い」というのに間違いはない。
そういう視点で見ると「ビットコインは面白い」となるわけです。【チャート上で動きを追うのは比較的に楽】で【値幅も大きい】。
これに本腰を入れることに関しては私は疑問を持っていますが、「肩慣らし」「小遣い稼ぎ」「練習試合」みたいな感覚で付き合うには最高の相手じゃないかと思っています。
今一度、ビットコインの日足を出します。動きが見やすいように「平均足」を掛けています。
このブログの画像は「クリックすると大きく表示する」様になっていますが、画像の右端の【価格の目盛り】をしっかり見てください。これを見ないと「値幅」がわかりませんから。
比較として日経225の先物の日足。
信じられないような動きをしている、アメリカのナスダックの先物の日足。
日経225もナスダックも新型コロナの世界的蔓延という大事件で暴落し、暴騰し、トレンドが出来ていますが、そもそも論でいうとこういう動きは珍しくて、読みやすいと感じることは【稀】だと私は思っています。
そしてトレンドって、後から見れば「トレンドだ」とわかるだけで、途中ではそれがわからない。
そういう意味では、私は「波を打つ動き」の方が、入り口出口もわかりやすいと思うんですよ。
そういう目でビットコインを見ると「面白いなぁ」と思うわけです。
そして、是非、値の目盛りを見てください。【値動きの幅】です。どう思います?これだけの値幅が出るのは一般的には非常に珍しいと私は思います。特に株式指標の場合は、今回みたいな動きは別にして、普通は【上澄みの動きだけを取る】じゃないですか。それが顕著なのは【国債】ですが、ビットコインとは正反対。
ビットコインをメインにするのは私は気が引けますが、無視するのはもったいないと思います。
株式や株式指標は先物だろうがなんだろうが「情報が多い」のは間違いがない。でも「情報が多い=良い」とは私は全く考えておらず、「情報が多い=常に迷う」が正解ではないでしょうか。
当然、今、ここで書いていることは「チャート分析に重点を置くトレーダー」の話で、ファンダメンタルズを中心に見る人には「ビットコインって何がなんだかわからない」んじゃないでしょうか。少なくとも、私はビットコインのファンダメンタルズは【全く】気にしないし、そもそも何もわかりません。情報がたまに入ってきますが、それはファンダメンタルズではない【値を動かそうとする人たちの宣伝】でしかないと思っています。
だから「ビットコインは面白い」と言っても、「Buy and Hold」したら良いと言う意味ではなくて、「上昇波が見えたら買う」「下降波が見えたら売る」という、簡単に言えば「ロング、ショート、どちらのポジションも同じ様に建てられるトレーダー」が「短期売買をする」という前提で【面白い】という意味です。
長期的にどうなるか?
そんなことは私には全くわかりません。また知ろうとも思いません。
興味がある方は、とにかく「ビットコインのチャート」をじっくり、しっかり見てください。
パッと流して見るだけでは何もわからないと思いますが・・・。
あああ、「これからFXをやってみようか」なんて思っている人は「ビットコインから入る」のは良いと思う。
例えばこれはUSD/JPYの「同じ期間」の動き。
どちらにしても、「いつ買うべきか」「いつ売るべきか」の情報をネット上で探し回るタイプのトレーダーは・・・、う~~む、好きにしてください。