アメリカは荒れてますね~。
選挙の不正で大騒ぎになっていますが、「そんなのはガセネタだろう」「陰謀論だ」と思う日本人が多いんじゃないですかね。私もそう思っていました。
ただそれは「選挙は公正に行われるのが当たり前の日本」が念頭にあるからそう思うのであって、アメリカの特殊事情の下では「不正があるのは当たり前」という専門家も多い。だから「訴訟に発展する」と私達は驚きますが、アメリカではそれが当たり前だと言う人も多い。接戦になればなおさら。
バイデンファミリーというか、息子のハンターバイデンの疑惑に関しても真面目な日本人は「陰謀だ」という人が多い。こういう人たちって私から見ると「権威主義」であると感じます。まず情報を世に出した「ニューヨーク・ポスト」という新聞社を馬鹿にして、ゴシップ新聞だろ?ぐらいに思っている。当然、情報は「権威ある大手メディア」から取るばかりで、なぜか大手メディアはこの件をスルーする。
これって日本で言えば、「朝日新聞」と「NHK」の言うことは正しいと言うのと同じに感じます。彼らが報道しないってことは、何も起きていないと思うのだろうか。
コメントで「どこから情報を取るのかが大事」というご意見がありましたが、これは本当にそのとおりで、そして権威主義の人たちは「名のある情報源は正しい」と考える傾向がある。まさに日本で言えば「学術会議の言うことは正しい」というのと同じ。
私も「どこから情報を取るのかが大事」だと思っていますが、それは「幅広く情報を取るのが大事」という考え方で、名もないメディア、学者、専門家のいうことなんか聞かないのではなくて、その逆です。当然、ガセネタや陰謀論にも出くわすわけですが、「大手は一切報道しないのに、この温度差ってなんだろう」というのを見るのが好きです。ネット情報も同じ。
そこから私の興味が広がっていくわけで、広く情報をとっても「同じことを言っている」場合は、その情報が正しい確率は高いのかな、みたいな判断をしています。
そして今回の「選挙の不正」や「バイデンファミリー疑惑」に関しては、「陰謀だろう」では収まらない広がりを見せていることに注目したいと思います。
今日、紹介するはちょっと異色というか、アメリカ人同士で今回の大統領選をどう見ているかの動画。
カリフォルニア州弁護士のケント・ギルバート氏と政治学者のリチャードエルドリッチ博士の対談。
ケントギルバート氏はトランプ支持で、エルドリッチ博士はトランプ支持者ではない。(エルドリッチ博士は東北大震災時の【(米軍による)トモダチ作戦】の立案者)
この中でも言われていることは、大統領が変わるとアメリカの国内・世界戦略がどう変わるかであって、トランプ氏の個人的な人格や性格に関しては一切話されてはいないというところが大事だと思います。私の耳に入ってくる「アンチトランプ」は「あの人格に問題がある」といつもそれを言う。私が気になるのは、トランプ氏が何をやってきたのか、バイデン氏になったら何がどう変わるのか。それのみです。
それらのことを広くこのお二人が話しているわけではありませんが、彼らアメリカ人から見たアメリカ大統領選はどう見えるのかを知るのも面白いと思います。とくにエルドリッチ博士は政治学者であるのがポイント。
-----------------------
おまけ。
彼はトランプ支持で、不正にしても「バイデン陣営がやっている」という前提でいます。私はここには疑問を持っていて、「不正が行われたこと」に関しては間違いないだろうにしても、バイデン側だけを責めるのに違和感があります。
トランプ支持者もそのへんを考える必要はあるんじゃないですかね。トランプ側の不正の情報はないのだろうか。