菅総理の「12日にバイデンと電話会談」は待ったほうが良いと思うなぁ

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日本人の考える「選挙」を元に考えると、「バイデン大統領は決定」に見えますが、アメリカの法律を元に考えるといくつも段階があって「まだトランプが大統領になる可能性はある」わけで、バイデンが大統領になると決めつけてしまうのは、個人ならどうでもいいにしろ、日本という国家としては危険な感じがしてくるんですよ。

実際に、ロシアと中国は未だに沈黙を守っている。

不思議ですよね。

共和党と民主党は、対ロシア、対中国の政策は逆だと私は見ているのですが、ロシアとしてはトランプのほうが良いのはわかるにしても、中国がなぜ沈黙しているのか。何が考えられるんですかね。

日本はというと、メディアも世間もそうだけれど「バイデン勝利」で湧いている。

これは日本に入ってくるニュースソースがアメリカの3大メディアが中心であること。そしてその3大メディアには偏りがあることに関係があるんじゃないですかね。そして日本人はアメリカの「大統領選挙の制度を理解していない」からじゃないかと。

でも一般人はそうだとしても、日本政府はちゃんとわかっているはずで、「まだ次期大統領は決定していないこと」、「ルールが他にもあってトランプが再選される可能性はゼロではない」のを考え合わすと、菅さんは先走りしすぎているように感じます。かつての「ブッシュ・ジュニア対ゴアとの戦い」も最高裁までもつれ込んだわけだし、簡単に考えてはうまくない。

メディアが出す「当確」は「当確」でしかなくて「決定ではない」し、票の再計算が始まったところもいくつかあって「バイデンの当確を消した」ところもあるじゃないですか。

もしもトランプが再選なんてことになると、彼はあの性格ですから、「お前の本心はわかっている。恨みは忘れないぞ」ということになりそ。

じゃぁ、アメリカの大統領選って一体どうやって決着がつくのかですが、「片方が敗北宣言を出す」ってことなのかと思ったり。そして勝ったほうを祝福するのが通例。

でも敗北を認めずに裁判に持ち込まれると、その結果待ちとなる。

これって潔くないもなにもなくて、これもまた大統領選のルール。

ただそれで決まらないケースもあって、その場合はどうなるかというと、「下院による選挙」。ただし、それは「各州一人」ですから、その場合、総議員数で負けている共和党も、各州一人となると「共和党が取っている州のほうが多い」ことから、トランプ勝利もあり得る。

それでも決着が付かない場合は、「下院議長が大統領となる」という、日本人には理解が出来ないルール。

他の国々は、次期米国大統領には「できるだけ早く祝福し、会談をする」というのがお約束なんだろうと思うし、安倍さんもトランプ大統領誕生時はアポもなしに米国へ飛んだらしいけれど、今回の場合はややこしいことになる可能性があるんじゃないですかね。

トランプは味方を大事にするけれど、敵は徹底的にやっつける性格に見えるし、ここで大誤算が起きるとあとあとまで長引くことになりそ。

私はというと、トランプ支持ですが、バイデンがどんなアメリカを作ろうとするのか見てみたい気がしています。とんでもない失言ばかりで半分オツムが逝っちゃっているように見えるバイデンだからこそ「民主党としてはコントロールしやすい」のかもしれなくて、極左と言って良いような連中と手を組んだ民主党がどうなるのか。サンダースがどう動くのか、まさか「(バイデンが途中で辞めて)バリバリの左派ハリス大統領の誕生」なんてことになるのかどうか。

ハリスはバイデンの後の大統領を視野に入れているはずですし、ここでバイデン政権となれば「ハリスの本性も見える」はずで、もしかすると「(もしも)トランプが再選されたとして4年後にハリスが出てくるであろうこと」を想像すると、「今回のトランプ対アンチトランプの戦い」が本来は「トランプ対バイデンの戦いであるべきだった」ことがバイデン政権になってからはっきり見えるのかもしれない。

つまり、どれほど人格的に問題があるトランプを嫌っていても、それが「バイデンに票を入れる理由にはならない」というのがはっきりわかるような気もするわけです。

そもそも民主党の大統領候補を選ぶ予備選を思い出してくださいな。バイデンは注目されていなかった。でも若者には人気があり自ら民主社会主義者だと言うバーニー・サンダースはあまりにも【左】で、エリザベス・ウォーレンも同じで、民主党は大統領選では勝てないことを懸念したのではないかと私は見ています。そういう意味でバイデンって「使いやすい」のかもしれなくて、サンダースも閣僚に入る気は満々の様子。でも民主党の本音ってわからなくて、もしサンダース達を抑え込むようなことをバイデンがすれば「民主党内の分裂」があって、バイデンは身内に攻撃される可能性があるとも言われている。ハンターバイデンの疑惑もあるし、バイデンを攻撃するネタはいくらでもあるし、バイデンが在任中に辞めたら「ハリス副大統領が大統領となる」わけで、民主党内ではそういう狙いを持つ人達もいるかもしれない。

私はハリス大統領の線ってかなりの確率で高いような気がしています。

しかし私にはあの米国でこれほどまでに左派勢力が強くなるのって今でも信じられないくらい。でも私の中にある「古き良き米国」はもうとっくのとおに終わっているのかもね。

日本でもそうだけれど、学歴もあり頭も良くて、自由と平等を大切にするインテリはリベラル派に多い。もちろん平和が大好きで、軍備は縮小、アメリカの国境の壁も壊して自由に行き来させるべきだという人までいる。当然、意識高い系は「地球環境も大事にしないとならない」のはお約束で、CO2削減、原発も駄目、プラスチック袋は使うな、などと皆さん似ている。男女平等もすごくて、リベラル派が多いアメリカの大都市では「男女の区別がないお手洗い」が増えているらしいじゃないですか。日本で言えば「夫婦別姓」もお約束だし、多くはグローバリストでそれぞれの国のあり方は軽視し、自由と平等という名の元に世界を一つにしてしまおうとしているように私は感じるんですよ。

それが彼らの理想社会なのかもしれないけれど、捕鯨反対も同じで、私には「理想論に酔って、でもそういう自分を愛しているナルシスト」に見えるんですよ。学術会議問題に関するテレビ討論会で、「相手が軍備を持ってるなら、日本も武器を持たなくてはいけないは時代遅れ」、「話合いで武器を使わないようにするのが自衛」とニヤニヤしながらしゃべっていた(我が母校でもある)早稲田大学大学院教授、岡田正則氏には、私は開いた口が塞がらなくて、これじゃ「もし本当に中国や韓国が攻めてくるというのなら、僕が九州の玄関口で、とことん話して、酒を飲んで、遊んで、食い止めます。それが本当の抑止力でしょう?」といったシールズの若者が出てくるのも仕方がないと思ったり。

突然出てきて話題をかっさらった「グレタ」という少女ですが、意識高い系は彼女を大歓迎。しかし彼女の後ろに着いている組織はどういう組織なのかとか、環境問題では中国がその中心なのに、彼女は中国には文句を言わない。でもそれらの点に疑問を抱く人は少数派。

多くの人たちが「美しい話」に酔っているように私には見えるんですよ。

そしてこういう人たちが世界的に増えている。ま、理想と言えば理想なんだけれど、私にしてみればあのナポレオンが言った「真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である」が世の中の真相だと思っていて、美しいことを言い、それに酔っている人たちは危険にしか思えない。でもそういう社会に反対したところでどうなるわけじゃないから、私は「トレード」というどの国にもどの企業にも全く影響を受けない世界で生きることを決意し、その自由を子孫にも繋ごうと決めました。私は私が理想と考える小さな世界を私の周りに作り、自分たちのことは自分たちで守ろうと思う。

私にしてみるとバイデン政権って「鳩山由紀夫大統領+辻元清美副大統領」に思えてくるんですわ。

米国だけじゃなくて、世界が向く方向性が大きく変わりそう。でもそれが皆が望むことならしょうがないっすね。しかし私はその影響を受けたくない。古くからの倫理観、伝統や文化を大事にして生きていたい。

アメリカって自由を求めてヨーロッパから渡ってきた人たちが作った国で、歴史が浅いし、「伝統に対する考え方」が私達日本人のように2600年も国が存続しているのとは全く違うんじゃないかと思うんですよ。よく言えば「束縛される過去がない」ということなんだろうけれど、それだけに「理想論に走る事が多い」んじゃないかと。

これは中国も同じで、中国5000年の歴史というのは「支那という場所の歴史」であって、「中国という国の歴史ではない」ですよね。中華人民共和国はついこの前出来た国で、歴史は非常に浅い。なおかつ、毛沢東という共産主義信者が「力によって作った国」であって、その地に住む人達の願いの結集として出来た国ではない。

つまり、私としてはアメリカも中国も「理想を元にした【実験国家】」に見えるんですよ。日本みたいに「長い歴史を経て、皆のコンセンサスとして出来上がった国、伝統、文化」とはまるで違う。

私は、「日本は民主主義を輸入した」と言われているけれど、実は日本こそが「真の民主主義を長い歴史の中で作り上げていた」のかもしれず、欧米の民主主義は単なり「理屈・理想論」でしかなくて、いつか歪が出てくるのも当然、みたいな気がしています。

世界に先駆けて「人種差別撤廃」を世界に叫んだのは日本で(戦前の国際連盟。国際連合の前)、でもそれは欧米に簡単に潰されてしまったけれど、日本は遅れている、欧米に学べと多くの人は考えるけれど、実は違うんじゃないかと思うんですよ。

日本には素晴らしいものがたくさんある。そしてそれは決して諸外国に負けてはいない。それどころか、日本が「世界の問題の解決策を持っている」かもしれない気がするんですよ。それはまさに「和の精神」であって、海外を見ると実は海外には「和の精神」って無いのがわかる(民主主義と和の精神は違う)。それは今のアメリカの大統領選を見ていても感じること。

民主主義とは「戦い方のルール」でしかなくて、そこにあるのは「和ではない」と思う。

でもま、こんな事を考える私はきっと世界の流れから外れちゃっているんでしょうね~~。その自覚がないわけでもない。(笑)

ところで、この日記に菅総理の写真を貼り付けようと思って探したんですが、良い写真がないんですね~。根暗そうな写真ばかり。声も悪いし、国会答弁を聞いているとしゃべりも下手。菅さんがどれほど優秀だとしても長くは続かないだろうと思う私。指導者には絶対不可欠のオーラが見えない。

 
 
 

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