牛タン大好き家族ですので、今回の生まれてはじめての「オーストラリア産Wagyuのタン」は本当に楽しみだったんですよ。
でもどう調理するべきか全くアイデアが浮かばず。
そりゃ、塩焼きをネギダレで食べるのが良いのだけれど、炭火で焼かないとねぇ。ちなみに我が家は家で焼き肉や鉄板焼はまずしない家。ああ、お好み焼きはしますが。
牛タンシチューも大好きなんだけれど、この前、頬肉シチューを作ったら牛タンみたいな感じだったし、せっかくの初めてのWagyuのタンを煮込んじゃうのももったいないような気がしたんですよ。
どうしようか?とヨメさんに相談したら、「塩ゆでにしてお酒の肴にしよう~~~」ですと。
ま、それなら無印牛のタンとWagyuタンの違いもはっきりわかるかもしれないので、そうすることに。
見た目は気持ち悪いけれど、タンはこんな。こういうのが駄目な人もいると思うけれど、ゴメンないさいね~。
これをですね、簡単に塩ゆでにしました。圧力鍋を使ったのですが、最初の15分は「蓋を開けたまま」にする。臭みが回らないように。そしてその後、圧力をかけて10分。
こうなると簡単に皮がベロって剥がれるのね。
ちょっと切って味見をしてみたけれど、う~~む、良くわからない。普通の牛タン。
前の茹で汁は捨てて、これを再び新たに調味料を入れたスープで煮込む。味付けは塩をちょっと強めで、私の好きなイタリアン風。
これを24時間、漬け込んだのがこれ。
第一印象は、見た目も悪くてまずそ・・・。
包丁を入れて驚いた。茹で過ぎだ~~~~~~~~~~。柔らかすぎる。切ろうと思っても崩れちゃう。
今までの経験だと、圧力鍋で20~30分程度って、全然、茹で足りないのが普通なんだけれど、この柔らかさってなんだ?Wagyuだからかな?う~~む、そうかもしれない。
で、食べてみたら・・・。
食感はコーンビーフ。(T_T)
味は牛タンだけれど・・・。
そして脂が多いWagyuの、ましてやタン元だから脂が多くて、それが口の中に残るのね。本来ならほとんど役にも立たないタン先の方が美味しいくらい。
でもちょっと炙って脂が溶け出す程度にしたら、まぁまぁ美味しく食べられました。
でもなぁ、オーストラリアでいつも食べていた「塩漬けタン」の茹でたもののほうが全然美味しいのは間違いがない。
これ駄目だわ。というか、私にはこのWagyuのタンの良さを引き出すことは不可能。
これってWagyuだからそれなりの価格がするわけですよ。キロ単価はRM240(買ったのはここ)。円換算すると6300円以上。オーストラリアでいつも美味しく食べていたタンは500円ぐらい。12分の1の価格。(・o・)
オーストラリアってこんな牛タン(1キロ以上)が500円もしないんですよ。それも「普通の冷蔵もの」と「塩漬け」があって、塩漬けのはただ茹でただけでも味が濃くて柔らかくて美味しいのね。でも焼肉やシチューには普通のものを使う。
まぁ、これもまた経験だからしかたがないけれど、我が家にはこのWagyuのタンの良さはわからない。だからもう買わない。
じゃぁ、普通のタンはどこで買えるのか、いくらぐらいするのか。
これは偶然見つけた肉屋で牛タンを売っていて、その価格はキロ単価はRM89。約3分の1。(お店はここ)
そして「牛タンが見つけられない」と友人の板前さんに泣きついたら、「いつでも買ってくれる」とのこと。\(^o^)/
キロ単価はRM40程度らしい。これって、さらに2分の1で、Wagyuの価格に比べたら6分の1。(・o・)
それがどんな牛タンかわかりませんが、お店で出しているのと同じだから決して変な牛タンとは思えない。
まずはそれを次回試してみましょうかね。そしてイマイチだったら、RM89のを買ってみよう。
牛タンは難しいなぁ~~~~。
焼き肉としての牛タンは、我が家ではデサスリハタマスの「新日本焼肉党」が一番美味しいと思っていて(多くの店を知らないけれど)、牛タンの焼き肉なら新日本焼肉党に行こうと思う。
家で食べるとしたら、「酒の肴」としての塩茹でタンがほしいのだけれど、それだと「塩漬けタン」が良いのね。
家で塩漬けを作ってみる?
調べたら塩水につけて1週間以上、冷蔵庫で放置するらしい。う~~~~む。