アメリカも狂ってると思うわ

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アメリカ議会が可決した「新型コロナウィルス追加経済支援策」(約93兆円規模!!)だけれど、それにトランプがサインをすれば決まりなのに「トランプは拒否した」。

これによって、「国民への直接給付」「失業保険上乗せ」「企業支援」「ワクチン配布」などに支障が出る。

全く、トランプは何をしているんだ?何をゴネているんだ?

そんなふうな印象を持つ報道があった。やっぱりあいつは最低な大統領だと。

一体どうしたのかと思ってちょっと調べてみると、違うものが見えてくる。

○ まず共和党と民主党で何ヶ月にも渡って協議が続けられてきた草案が出来上がったのが21日。その草案は5600ページ弱というとんでもない量。

○ その草案が発表された2時間後(4時間後という説明もある)に議会での「投票」が行われた。つまり、全ての議員はその数時間の間に5600ページに渡る草案を読んで吟味したことになる。

○ 賛成359、反対53ですんなり可決。

そしてこれに大統領がサインをすれば、そのまま施行され、予算も使われていく。

ところがトランプはサインをしなかった。

なぜ?

この予算は「新型コロナウィルス追加経済支援策」ということなのに、5600ページに渡る草案の中にはわけのわからないものがごっそりある。

○ カンボジアに8550万ドルの支援。

○ ビルマに1億3400万ドルの支援。

○ エジプトとその軍隊に13億ドルの支援。ただしこのお金でエジプトはロシアから兵器購入する。

○ パキスタンの「民主化・ジェンダープログラム」に2500万ドルの支援。

○ その他、グアテマラ、ホンジュラス、ベリーズ、コスタリカ、エルサルバドル、ニカラグア、パナマに5億500万ドルの支援。

○ まだ開館していないワシントンの芸術施設に4000万ドル。

○ スミソニアン博物館に10億ドル。

○ その他の美術館などに3400万ドル。

○ 国民には600ドルの給付金なのに、「不法移民」には1800ドルの給付金。

これらの莫大なお金が「新型コロナウィルス追加経済支援策」に【おまけ】としてくっついている。こういう予算案にニッコリ笑ってサインが出来る国のリーダーっているんですかね。

これって、アメリカの議員たちは数ヶ月間も協議したというけれど、「山分けの相談をしていただけ」と思われてもしょうがないんじゃないですかね。

そしてもう一つおまけが付いていた。

○ 大統領は反乱法の適用をしないという項目がある(ここは誤解かもしれない)

巨額の支援策で、やっぱりアメリカは凄いなと思ったらなんてことはない「新型コロナウィルス追加経済支援策」で、アメリカ国内の経済支援が中心ではなくて海外支援金もごっそり入っている。芸術施設への支援も破格だし、不法移民の支援も国民より手厚い内容。そして「反乱法を大統領が使えないようにする項目」が紛れ込んでいる。

こんなめちゃくちゃな法案が民主党、共和党含めて「賛成359、反対53で可決」ですと。

結局、アメリカで強力に行われている各国各分野の「ロビー活動の成果」ってことで、そしてそれらにくっついた議員達の既得利権を温存し、お金をばらまくという内容。こんな大統領選で大揉めに揉めている時に、民主党のみならず共和党議員のほとんどが賛成したってこと。

この予算案のどこがコロナ対策なんだよ。みんなで山分けの相談をしただけじゃないのか?

アメリカにはもう愛国者なんていないんだろうと思った。あるいは、自分が愛国者として国に貢献しているのだから「その報酬はあってしかるべき」と考えているのか。それとも「自分がやっていることは正しい」と信じているのか。

結局、今回の大統領選のゴタゴタも、今のアメリカの姿そのもので、それが表面化しただけみたいな気がします。

日本もそれは同じで、おかしなことがあちこちで起きている。IRもそうだし、他国民による大規模な土地収得(日本の安全保障に関わる大事な土地)、外国勢力が加担して動いたアイヌ関連事業もそうだし、中国共産党の怪しい動きが見えても「利益を優先」しないとやっていけない地方自治体の存在。そして中国にはニコニコする政府、政治家。そしてそれを政治家に求める経済界。

ちょっと昔まで「お金が全てではない」なんて言い方が巷でもよくされていたような気がするんだけれど、最近はそれも聞かない。

ま、それだけ貧しいってことなんだろうとは思うけれど、「貧すれば鈍する」とは良く言ったもんだと思いますわ。

でもことはそう簡単ではないのは、アメリカの場合、貧しい人たちが「人並みの生活」を望むのと同調して「大金持ちがもっと金と権力を持とうとしている」のが見える。そしてその両極端の勢力が手を結んで、自分たちだけに都合の良い世界を作ろうとしている。「人権?」「協調?」そんなまやかしに乗せられてたまるかっつーの。

世も末ってのはこういう事を言うんだろうと思う。

今の世界って、子供たちに「金と権力が全てだ。それを手に入れるためには危ないことでも何でもやれ。見つからなければ大丈夫」と教える時代になったんですかね。

勝てば官軍、負ければ賊軍ですか。

私はそういう世界とは一切つながりを持たないで生きていけるようにしたし、その方法を長男にも伝えて、いつかそれが「何か起きた時に」ダボ家全体を助けることが出来るようになるのを願っているのだけれど、魑魅魍魎が闊歩し、勝ち組は酒池肉林に溺れ、泣く人には自己責任だと諭し、そして若干の金だけ与えて突き放し、金と権力だけが全ての世界なんてなんの存在価値があるんですかね。

そういう世界を否定しながらダボ家は将来も生きていくはずだけれど、「あいつら馬鹿だよね~」なんて言われて終わるのかな。

でももし地球が滅亡する最後のときでも、ダボ一族は「魂を売ることはなかった。良かった」と笑って死んでいきたいと思いますわ。我が家には命よりも大事にしたいものがあって、その価値観を家族で共有できているのは嬉しいと思う。

しかし、神は存在するのか・・・。そんなことが気になる今日このごろ。ちなみに我が家は特定の宗教を信じることはしていません。でも「お天道様はお見通し」だという家族全員の認識はあります。

 
 
 

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