年末にヨメさんから「そういえば、カイワレ大根はないの?」と聞かれ、そう言えばもう何年も作ったことはないなぁと。
そこで前のごっそり余っているカイワレ大根の種で作ってみたんですよ。そうしたら「発芽しない」んでやんの。栽培前に5,6時間、水につけて置くのですが、その時にちょっと腐った匂いもしたし、死んでいたのだろうと思う。
ここで諦める私ではないので、でもまた日本から取り寄せるのにもいろいろ問題はあるし(基本的には輸入許可が必要)、マレーシアで手に入らないか探してみました。
あるある、ちゃんと売っている。LazadaでもShopeeでも売ってる。
それも普通のカイワレ大根、サンゴと言う赤い品種、茎がピンク色の品種まで売ってるじゃありませんか。
ということで、普通のカイワレ大根の種を購入。1キロ。(小袋でも売ってる。5リンギとか)
送料込みで約2000円。日本で買うのと同じ様な価格。
これを今までと全く同じ様に育ててみました。ちなみに「培地」として使ったのは「手芸用のポリエステルの綿」です。これは「根を支え、水を保持出来るもの」なら何でもオッケイ。
育て方は簡単で
1 種を5,6時間、水に浸す。
2 培地に蒔く。
3 真っ暗な所に放置。
4 5~6日程度で適当な背まで伸びたら、陽の当たるところへ移動。
5 次の日には緑色になって完成。
この間、必要なら水を補給します。基本的には「毎日、水を取り替えるなんてことはしないでもOK」。
ところがですね、6日経っても背が思ったように伸びないんですよ。これって不思議で、マレーシアは気温が高いので「徒長する」のが普通。ひょろひょろ伸びすぎちゃうのね。
でも背が伸びないので8日間、暗いところで放置。
やっとここまで育ちましたが、まだ背は低く、細い。
これを一日、陽の当たるところへ出しておくと緑になる。
育ち方に勢いがないし、双葉が「枯れている」のも目立つ。
う~~む、なんででしょうねぇ。
このカイワレ大根の種は「タイ産」の様子。でも日本で出回っているのも外国産があるし、ちゃんと育たない理由は私にはわからず。
発芽率が悪いわけでもなさそうだし、なんでだろうか。古い種なのかなぁ。
育て方は今までと全く同じなんですよ。
これは日本から取り寄せた種で育てたもの。実はこれも結構試行錯誤したんですよ。マレーシアって高温多湿だからそれなりの注意は必要なのね。特に「水が腐りやすい」のと「酸素不足になりやすい」ので、ゴールドコーストでは水の交換どころか、水を足さなくても大丈夫なような育て方を確立していたのですが、それはマレーシアでは通用しない。
ちょうど3年前の2017年1月に育てた時のカイワレダイコン。
育てる日数は、今回の種は今までより3割以上の日数が掛かるし、育ち方に勢いは無いし、枯れているのも目立つ。
なんでだろうか。こういうことは全く経験したことがないのでさっぱりわからず。
やっぱり日本から種を手に入れるべきか・・・。
実は凝り性の私ですから、前にも「種そのもの」にも凝ったことがあるんです。そもそもカイワレ大根の種っていうのは「その時その時の【余った大根】の種を使う」のが普通。
ところが専業で育てているメーカーは「専用の種」を使うようで、それは「カイワレ大根専用」というより、「ある種類の大根の種」という意味ですが、それも探して手に入れたことがあります。それが上の写真で使った種。
普通の種と大きな違いがあるかというとそうでもないのですが、日本のメーカーが育てる「決まった環境」では違いが大きく出るのかもですね。
う~~む、どうしましょうか。
このカイワレ大根なら使う気は起きないなぁ・・・。ヨメさんは「使って良いのね~ ♫」なんて盛り上がってますが。
というか、育てるのが可愛そうな気がしてくるんですよ。
もう少し、実験をしてみましょうかね。
彼らにもカイワレ大根としてのプライドもあるだろうし、このまま「駄目出し」をするのも可哀想ですもんね。
私の育て方が悪いだけかもしれない。
次回は優しい言葉を掛けつつ、大事に大事に育ててみようと思う。