これからも伸びるであろう中国とどう付き合うべきか

どんな仕事をしていようと今のグローバル化した世界では「中国の存在」は無視できませんよね。

でも私としてはいつも書いている通り「反中」ですし、あの中国(中国共産党という意味)を同じ世界の住人として認めたくないし、商売上は無視できないことがあろうとも「私は付き合わない」という考えかたです。自分の仕事が中国を無視したら生きていけないとすれば、「潰れても良い」と思うくらい。

この辺は人生観、価値観の違いがそれぞれあるし考え方はいろいろですが、私は自分の考え方を他人に押し付けようとも思っていません。

と同時に、私の中にある「嫌中」あるいは「蔑中」、「抗中」の考え方が本当に正しいのかもわからない。私の中国嫌いは「感情、倫理、道徳観に基づくもの」であって、現実的にどうあるべきかを重視すると「私の考え方は間違いであろう」とも思うんですよ。

そんなことを何年も考えていた時に、トランプ大統領が2018年からかなり強烈な中国批判を始め、「中国潰しが始まった」と内心喜んでいました。でもそのトランプ氏はバイデン氏と代わり、見た目には「反中」を継承しているように見えるけれど、やっぱりそれは「人道、安全保障面」で際立っているだけで、経済的にはどうなのかはまだ未知数だし、側近の動きを見ると「やっぱりおかしいなぁ」と感じることもある。

世界的に「中国包囲網」が出来つつある中で、おかしな動きをするのが日本で、そんなことをしていたら「日本がアメリカに切られる」「中国から逃げようと思った時には逃げられない」という論者も多くいた。あの高橋洋一教授もその危険性は言っていた。

でもねぇ、「反中」の私でもそれはちょっと違うとも思っていたんですよ。

「中国と付き合うとリスクが大きい。だから手を引け」という保守的潔癖症の論者が多くいましたが、そして私も感情的にはそういう人たちと同じ思いなのだけれど、「実業」を元に考えれば、「リスクはコントロールするべきものであって、排除するべきものではない」のですよね。

中国に寄り添い、ますます投資も増やそうとしているトヨタ、パナソニック、伊藤忠にしても「リスクがわからないバカ」なわけはないんですよね。でも「世界の反中、デカップリング」が進むと、「親中派と見られる企業は切られる可能性」は間違いなくあって、実際にアメリカが発表した中国企業群と取引したら切られるようにはなっている。

でもなんだか良くわからないことが起きている。アメリカや日本が(異常に)大切にする台湾のTSMCも実は中共とのつながりが言われているし、テスラは中国に入っていったし、一体、世界では「中国とどう付き合うつもり」なのかが良くわからない。

中国は一帯一路を進め、また「お金」の世界でもドル離れを推進しようと動いてきたし、そしてテジタル人民元も2022年には本格的に動き出すような状況。

これに西側はどう対抗するのかと思ったら、世界のドルの動きを牛耳っている「SWIFT」が中国と手を結ぶと発表。合弁も作るらしい。そしてBISも同じく。これって中国排除ではなくて、中国が作ろうとする新たなプラットフォームに「協力しよう」という動き。

「中国叩き」「中国包囲網」って一体なんなのかが私にはわからなくなってきています。

ただ、はっきり見えるのは「人権」と「安全保障」に関係する「中国批判は大きい」というだけで、本当に西側がデカップリングを考えているのかどうかがわからない。バイデン政権も同じで「中国と対立している」のは人権と安全保障じゃないですか。また「地球温暖化問題」が一丁目一番地のバイデン政権は、CO2排出の大本である中国がなんらかの妥協案を出してきたら、中国に甘くなる可能性すらある。

実際にバイデンは「中国とは協力が必要」という。そしてロシアは敵視していて、プーチンを殺人者と公言する。これってトランプとは真逆。

日本はすでに中国にどっぷり浸かっていて、抜き差しならない状態だと言われているけれど、その経済規模は、実はアメリカ経済界のほうが大きいという話も聞くようになってきた。

結局、「中国つぶしなんか不可能」だし、「そんなことは考えていない」のが現実なんじゃないですかね。

今は安全保障の面で一触即発みたいな状態というし、中国はオーストラリアと「経済対話は無期限に停止」を宣言したし、南シナ海や台湾周辺の出来事を見ていると、本当に戦争になりそうな雰囲気さえある。西側は「中国が台湾に手を出したら絶対に許さない」という態度が明確だけれど、それは「頼むから、そういう馬鹿なことはしないでくれ」という意味でしか無くて、本音は手を結びたいのだろうと思ったり。

ま、どちらにしても「中国は悪い」「中国は日本をコントロール下においている」「中国とは手を切れ」「日本は無策だ」という保守層の論調は強いけれど、それは間違いだと指摘する専門家もいる。

日本は本当にボーッとしているのか。中国に対しては「お金儲け」しか考えていないのか。アメリカは本当に中国を切るつもりなのか。菅政権は本当に無策なのか。問題はどこにあるのか。

この辺のことを江崎道朗氏が解説しています。説明は非常に新鮮で刺激的でした。私達には見えないところでいろいろあるんだなと思ったし、それは我々が「見たい情報しか見ていない」からだとも思いました。

ちょっとこれを見てみてください。5月11日の「虎ノ門ニュース」です。近年、注目を浴びるようになった江崎道朗氏って視点が非常に面白いと思う。

01:16;20辺りからです。「火曜特集」。

 

それと中国はどうなっているのか。気になる「デジタル人民元」の影響はどうなっているのか。日本は中国とどう付き合うべきか。日本は何が問題でどうあるべきか。この辺の詳しい解説を聞く機会って少ないと思うのですが、「ちゃんねる桜」でその辺が話し合われています。

◆世界制覇へ?中国経済の強大化

パネリスト:
海野惠一(スウィングバイ(株)代表取締役)
川島博之(ビングループ主席経済顧問・元東京大学大学院准教授)
藤井聡(京都大学大学院教授)
松田学(松田政策研究所代表・元衆議院議員)
三橋貴明(経世論研究所所長)
森永康平(経済アナリスト)
司会:水島総

 

どちらにしても、コロナ禍の後の世界、今後の中国の動き、それによって「かなり大きな世界の変化」が起きそうですね。

やっぱり気になるのは台湾で、中国も世界もそれぞれ妥協はできない状態じゃないですかね。中国による「武力的抑圧」は大きくなるばかりなのが気になりますが、武力衝突はどちらにも良いことはないのは明らか。当然、日本も他人事じゃ済まないし、9条も日本を守ってはくれない。

何が起きても大丈夫な準備は出来ていますか~~~?

     
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