新型コロナのこれからをどう考えるか。とりあえずデータを見てみるけれど、覚悟を決める時が近いかもしれない。

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最近の私が感じる世の中の雰囲気はかなり悪い感じがしています。

特にマレーシアは新規陽性者数が多いこともあって、ロックダウン疲れもあるんでしょう、パニックとは言えないまでも混乱し、冷静さがだんだんとなくなる感じがします。

だからこそワクチンに対する期待も高まり、ちょっとでもワクチンに否定的なこと、気になることでも口に出そうものなら、叩かれるようになる。でもどこの国でもワクチン接種が思ったように進んでおらず、接種者を増やそうと躍起になっている様子。だからこそ、ワクチン信奉者は「ゲシュタポ、親衛隊、憲兵隊」のようになって、反対派を潰そうとするのは道理。

私は個人の考え方が優先されるべきだと思っていて、それはワクチン歓迎派も否定派も、私のように決められない派も同じで、どうあるべきかと他人を強制するようなことがあってはならない。でもそういう極端なことはまだ目立って起きていないものの、それぞれの派で「自分の解釈が正しい」というプロパガンダは活発になっていると感じます。

お互いが罵るようになる一歩手前みたいな。このブログにも早速、私はコロナの存在そのものを否定したり、ワクチン否定派でもないのに私をバカにして噛み付いてくる変わった人も出てきた。心が病んでいるんでしょう。

ついこの間のアメリカ大統領選挙と同じだと感じます。「私が正しい。お前は間違えている」の押し付け。

私みたいなアホは何が真実かなんてまるでわからないわけで、どちらも信じるわけにはいかない。というかそもそも信じる信じないというアプローチがおかしいわけで、我々みたいな素人でも「疑問があればそれを言うべき」だし、専門家は「疑念があるならそれを説明する義務がある」と思うわけです。「リスクを隠す」のだけは受け入れることは出来ません。

医者が薬を処方する場合、患者に対して説明責任があるのと同じ。「とにかく黙って、これを飲みなさい」なんてことは絶対にありえない。

つべこべ言わずにワクチンを打てば良いんだよなんて人もそろそろ出てきそうですが、逆に「危険だから絶対に接種するべきではない」と証拠らしい証拠も出さずに騒ぐのもおかしいと思います。ここはやっぱりわからないことがあるなら、それを理解できるように双方が努力する必要があると思うんです。ああしろこうしろとそれだけいうのは全く説得力がない。不安だけ盛り上げるのも良いことは一つもない。

でもま、どちらに歩があるかは経緯から考えれば、その答えは簡単にわかるわけで、それだけに「説明責任」に関してはもっと真剣に考えて欲しいと思います。少なくとも「疑問点を洗い出す」行為、作業を潰すべきじゃないはず。

でもねぇ、ワクチン否定派、注意喚起をする人の中には医学界の大御所、専門家もいるわけで、簡単に決着はつかないとは思いますが、「邪魔なやつは無視する。黙らせる」のは賛成できず。

とりあえず、今の世界の状況を見てみようと思いました。最近は「自分の身の回りの恐怖や不安」が大きくて、世界を見てみるという動きも減ってきたように思うから。

まず、データは2021年6月12日現在のものですが、世界の今までのトータルの陽性者数。感染者数ではありません。100万人あたりの数字。

このグラフの順位は「大体そのへん」を表しているだけで、小国の数字は省略していますので、このグラフから「実際の世界順位」はわからない。(Worldとは世界平均)

アメリカは10人に一人はすでに陽性だったんですね。恐ろしい。でも似たような国は結構多い。日本は「さざ波だ」というのもわかる。

参照:Our World in Data

次のグラフは「一度でもワクチンを打った人の人口に対する割合」のグラフ。

そして「新規陽性者の7日の平均。100万人あたり。マレーシアの数字が大きいのは間違いがない。

ただこれらのグラフから、ワクチンの有効性がどの程度のものなのかはわかりずらいですね

ちょっと国数を減らして、ワクチン接種率が高い国を10箇所ぐらいピックアップし、それにマレーシアと日本を足し、新規感染者の12月からの推移を見てみましょう。

これも分かりづらいですが、じっくり見てみると、優等生はイスラエル、デンマーク、イギリス。他の国々も概ね良好にはみえるけれど、逆に陽性者数が増えている国もある。また小国のケースを今回除外したけれど、小国ほど「ワクチンを打っているのに陽性者数が思ったように下がらない」傾向がある様子。

ひどいのはセイシェルでワクチン接種率は世界トップクラスなのに、今、感染爆発が起きている。上のグラフではモンゴルもそんな感じ。モンゴルのワクチン接種率は上のデータでは57.71%とかなり高い。

これらの国々の特徴は、彼の国のワクチンが多いということらしい。

ここで注意が必要なのは、その傾向が単に「ワクチンが効かないのか」だけではなくて、そしてmRNAワクチンより従来型の方が安全なように言われていたものの、従来型には「抗体依存性感染増強現象」が起きると言われているのね。この話題を出すとまたワクチン信奉者が陰謀論だと騒ぎ出すけれど、大阪大学を始め、その現象をいう専門家は少なくない。でも接種率が高いのに感染が増えているのはその従来型ワクチンのせいだと彼らが断定しているわけでもない。(この話に関してはリカさんのブログを見てください)

mRNAワクチンではない従来型ワクチンで「感染増強現象}が起きると言えば?さてどのワクチンに注意すべきなのでしょうか。

ま、そんなこんなで世界の状況はなんとなくわかってきて、ワクチンも後々の不安に目をつぶれば、そしてワクチンを選べるのであれば【先行き短い老人】に取っては「ワクチン接種は良い」と言えると思っています。ワクチン接種後の死亡に関しても、これをどう考えるかは結構難しくて、日本では毎年100万人以上が死ぬわけですよ。その確率から考えるだけで、ワクチン接種後に死ぬのはとんでもないとしても、その死の本当の理由は闇の中だと思うし、「ワクチン接種のリスクは受け入れられる」と考えるのもありだと思っています。(若者は全く別)

ただし、「薬は病気を治すもの」であるから、副作用、副反応もその病気と比べることが可能ですが、ワクチンは薬とは違って、「今、病気になっていない人」が打つもの。この場合の副作用、副反応などのリスクは一体何と比べるべきものなんですかね。アメリカのように10人に一人がコロナの陽性になるほど蔓延している状態ならまだしも、今の時点では日本のコロナは「通常の感染病ならワクチンの話は全く出てこないレベル」なのは間違いがないはず。またコロナで若者の死者はまだ出ていませんが、ワクチンで若者に死者が出たとしたらなんとします?

でも我が家のように、「慌てる必要を全く感じない」のであれば、待つのも一つの手だと思ってます。

ワクチンを打つのはなんのため?

それはまず自分が感染しないように、あるいは重篤化しないように、そして大事な人達を守り、迷惑を掛けないようにと思うわけですが、全体を考えれば「集団免疫の獲得」ですよね。

ところがですねぇ、最近、アメリカの方からおかしな話が入ってきているのね。

アメリカは集団免疫の獲得を諦めたと。どうもあのファウチ氏もそれを言い出した様子。

この話は及川幸久氏の説明がわかりやすい。

 

接種率が上がらないのも原因だとなると、ワクチン親衛隊が大きな声を出し実力行使に出るか。あるいはワクチンを打っていない人を差別するようなシステムも出てくるのか。

国によっては「義務化」もあり得るわけですが、マレーシアはどうなりますか。

ところで上のグラフ、データですが、Our World in Dataというサイトから得ました。ここは豊富なデータから自分の興味ある項目で分類したりグラフを作成できるので良いと思います。

Our World in Data

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