武漢P4研究所疑惑の続報

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新型コロナウィルスは中国の武漢P4研究所で作られ、それが流出したのではないかという疑惑があるわけですが、この話のポイントは、【その背後に誰がいたのか】【誰が関わっていたのか】【資金提供がどうであったのか】の方が重要で、ここでまさかのアメリカのファウチ教授の名が出ている。

そもそもその研究はアメリカで行われていて、それが禁止だか中止になって、武漢に移転したという筋書きだと思うのですが、当時に資金提供もした。それはファウチ氏からだけではなくて、ペンタゴン(アメリカ国防総省)からも資金供与があった。そして当時の大統領はオバマ氏で、無関係ではなかったのではないかと話は広がっている。

 

でも私はこの話もおかしいなぁと感じるんですよ。

この内容はもうすでに去年の時点で話されていたのね。今になってからのスクープとは言い難い。

私としては「どうして今頃ぶり返すのか」と思うぐらいなんですよ。ま、今になって「ちゃんと調査をすべきだと動き出した」というのならわからなくもないですが、そうではなくて、「また、疑惑を持ち出して騒いでいる」ように見えます。

ファウチ氏からの資金援助だけではなくて、他の団体、そこにはペンタゴンまで含まれていたなんて聞くと大事のような感じを受けますし、「危険なウィルスを作るために資金援助をした」みたいに思える言い方は、私は「わざと誤解するようにしている」と感じます。

すでに去年の時点でも「どういう団体が資金援助をしていたのか」はその名称と金額も漏れ出ていて、今のこのニュースよりもっと詳しい内容だった。

そしてそれらの資金援助は武漢P4研究所に直接なされたような言い方ですが、そうではなくて「もっと幅広い研究をする団体だかプロジェクトに資金は出されていたはず」で、「恐ろしいウィルスを作るための資金援助」みたいな言い方は大げさ。そしてその資金は、あちこちのそして様々な研究に分配されたはず。そしてその資金の流れもイギリスを通じて流れていたはずで、今、名前が出ているペンタゴンにしても「武漢P4研究所に資金提供した」なんて言われると、「結果的に資金が流れたにしても、武漢P4研究所の、しかも特定の研究に対して援助したのではない」はずなのね。

及川氏のこの動画の最初の方に、これを言い出した人の名前が出ている。

「元アメリカ国務省高官が暴露」となっていて、その人は現ハドソン研究所のデビットアッシャー氏であると。

こういう職歴、そしてハドソン研究所なんて有名な名前が出てくれば、誰だって信憑性があると思うじゃないですか。

でもそのデビットアッシャー氏は「トランプ政権のときまで国務省の高官であった」「クォリティの高い保守系のメディア(Daily Caller)が報道」「そのメディアはフォックス・ニュースのタッカーカールソンと深い関係にある」と。

これを聞いたら、最近、ますます力をつけているように見える「トランプ勢の巻き返し作戦」に思えませんかね。

再び書きますが、今回のこの内容は、去年の時点でもっと詳しい話が出ていたんですよ。そして資金提供にしても、もっと幅が広い「生物学の研究」みたいな大きな枠組みに対しての資金提供であって、中国の武漢P4研究所、しかも新型ウィルスの機能獲得研究のために出されたわけじゃないし、私はこの件は終了したと思っていたくらい。

でもいま一度同じ話をぶり返して、民主党攻撃のネタにしているようにしか思えないんですよ。「以前は国民の反応も悪かったけれど、今ならもっと盛り上がるだろう」みたいな思惑があるように感じます。

結局、双方があの手この手を使って、世論を誘導する戦いの一部でしかないような気がするんですが・・。

どう思います?

この武漢P4研究所からの流出説、ファウチ氏、他の政府機関からの資金援助に関して興味を持っていた人は、「なんで、また今?」と思うはずなんですが・・・。

でもファウチ氏には疑惑が十分あると私は思っていて、彼の盟友であるイギリス人のなんていう名前だか忘れましたが、その彼が采配を振るってお金も動かしていたと思っています。当然、そのイギリス人が鍵を握っているわけで、ファウチ氏は「私は細かいことは知らない」と言えばそれで逃げ切れるはずで、それがどうなるかが私の注目点だったんですよ。

そのイギリス人がどういう人で、このコロナ渦でも、武漢流出疑惑でもどう動いたのか。そもそも「武漢流出はデマ」と音頭を取ったのもそのイギリス人のはずで、多くの科学者を束ねたのも彼と言われていたはず。そしてWHOが武漢研究所の調査をしましたが、彼もそれに参加しているという「疑惑のデパート」みたいな人。当然、以前から中国との関係も言われていた。

でもなぜか、私が考える一番の重要人物のそのイギリス人の名前は今回のニュースでは出てこない。これも不思議。

今回、また同じ話を持ち出して「真相究明にはずみをつけて再燃させる」つもりなのかもね。

国民やメディアが注目しなければ進展しないのは間違いがないから、第二ラウンドに入ったのかな?みたいな気がしています。

でもこのニュースの内容は、「ペンタゴンさえも関与して」「バックにはオバマがいる」というような大げさな内容。

これを初めて聞いた人たちは「ええ~~?」と思うかも知れないけれど、前にも同じことで大騒ぎになったのを知っている人にしてみると、「これにもなにか裏がある」というのを感じるんじゃないですかね。

この世界って、「どうやって民意を醸成して」「話を大きくして」「優位に立つか」というプロパガンダの応酬をしている感じがしますね。はっきりした結論が出なくても、これで「オバマ氏にダメージを与えるのは可能」だと私は思うし、民主党側がどう反撃してくるのかに興味があります。

事実はどこにあるのか、なんてのは関係なくて、「民意を誘導できれば勝ち」みたいな・・。そんなことの繰り返しが延々続いている感じがします。

そして「勝てば官軍」なんでしょう。

今回のこのニュースは「トランプ派」のずるさが見えるような気がするし、この話は前にもっと詳しく出ていたのを知っているはずの及川氏が「大変なスクープ」みたいに話すのって・・・・。彼も保守派バリバリで、反社会主義、反アメリカ民主党は筋金入り。当然、トランプ支持派。

私達って「洗脳の渦の中で生きている」みたいですよね。

新聞も朝日ばかり、産経ばかり読んでいると偏るだろうし、テレビもバラエティ番組のニュースばかり見ているとおかしなことになるのはコロナでも同じだし、一体どうしたら良いのかって思いますよね。

「俺達は所詮サファリパークの中で飼われている動物だ」と割り切ってしまうのが一番幸せかもしれないですねぇ。余計なことは考えずに、人生楽しんだほうが勝だ~~~なんてね。

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