政府は政府、メディアはメディア、専門家は専門家の立場があって、どうしても「ポジショントーク」になるのが当たり前だと思っています。
私達は私達で、「恐怖におののいたり」「大丈夫だと無理やり信じ込んだり」「悪い話は聞かない」「良いことしか考えない」、あるいは「ワクチンを打ったから一安心」とか、やっぱり自分の立場、感情で考え方が左右されるのが普通だと思います。
そういう「バイアスは必ず掛かる」という前提があったにしても、データから見えるものはやっぱりきっちり受け入れないとならないと思うんですよ。
私達はそれぞれ気になるデータに注目したり、それなりに調べるわけですが、私としてはやっぱり「そこそこ信頼できるプロの分析」を聞きたいと思う。でも多くのプロはやっぱりそれぞれの立場があるから、なかなか真実が見えてこないと感じています。
その中でも、私が一目置いている人たちがいて、彼らの分析に「バイアスはかかってないのか」というと、それはゼロだとは思わないけれど、メディアから情報を取るよりは遥かに良いと思っています。そして間違いがないのは、私が集めるデータ、それを元に我流の分析をしても「彼らには絶対に劣る」ということ。(笑)
「情報検証研究所」のお二人。岸博幸氏(慶応義塾⼤学⼤学院教授)と原英史氏(株式会社政策⼯房代表取締役。
このお二人が今の日本の状態を「データからどう見ているか」の話。
私は今、マレーシアに住んでいて、絶対と言って良いくらい【マレーシアから出るのは無理】だし、実は今日も長男と延々話し合ったのですが【ワクチンを接種するのも不可能】という結論。これはコロナやワクチンに対する考え方がどうのということだけではなくて、「我が家には我が家の事情」があるわけで、それを重視した上での結論です。
これは「我が家の事情が変われば」、ワクチン接種もありうるという意味です。
でももし私に「家の事情がない」として、自分ひとりで行動を決められるとしたらですが、私は「日本に帰る」「ワクチンは日本で受ける」方がマレーシアに居るより安全で、間違いなく「安心がある」と思っています。
コロナに感染せず、感染しても無症状ならマレーシアでも問題はない。でも実際に感染し、なおかつ隔離される状態、症状としては中等症以上だとした場合、私は絶望に近いものを感じるんですよ。私立病院で日本的なそして日本の標準的な治療が受けられるとは思っていなくて、「一般論」で考えた場合、私はヒジョ~~~~~~~~~~に大きな不安を感じます。マレーシアには申し訳ないけれど、これが私の素直な気持ち。
少なくとも日本では、「病院の外に放置され診察も治療も受けられない」「異常に寒い待合室で放置」「酸素吸入もされない」「収容所みたいなところに隔離」なんてことはありえないと思っています。日本でも入院できない、たらい回しにされたなんて話をそれなりに聞きましたが、それでも私は日本のほうが良いと思う。これは単なる思い込みかもしれないけれど、信用とか信頼って「感情が決める」ものだと思うし、感情的に私はそう思うのだからしょうがない。
そして大事な点ですが、「もし日本でも駄目なら、それはそれで諦めもつく」のね。
命に関わるようなことでなければ、私は「マレーシアのほうが良い(私立病院)」と思ったことは何度もありますが、それ以上のこととなると話は別。
だからといって、日本に帰ることは絶対にできない我が家の事情がある。そして今の時点で出来ることは「問題の先送り」でしかありません。
つまり「様子見」。
この状態が良いとは決して思っていないのですが、我が家には我が家の事情があって、「動けない」の実情。
実は、コロナの問題より我が家が抱えている問題の方が、私は早く解決してほしいと思っているくらい。
人生ってホント~~~~に思うように行きませんねぇ。