デルタ株で世界は大騒ぎしていたところに、ラムダ株が出てきましたよね。でもこれはさほど怖い変異株では無いらしい。
ところが今は、ラムダの次のミュー株が話題になっている。
南米由来「ミュー株」ワクチン効果7分の1に 従来株より効果低下 東大医科研チーム
ミュー株に中和抗体「ほぼ効果ない」最新研究で判明(2021年9月8日)
さてさて、このミュー株が我々の身近に来るのはいつ頃なのか・・・。
マレーシアは国全体としてはあいかわらず新規感染者は多く、死亡者も世界トップレベル。
それでも政府は徐々に規制解除を進めている。都市部では「ワクチンが効いているのがデータからも見える」からだろうと思いますが、感染者数も死亡者数も世界トップレベルだというのを忘れてしまっている様子。
周りを見渡してみると、「規制が徐々に緩和されている\(^o^)/」という人が多いのが私には理解できず。
政府が規制を緩和するのは、このままがんじがらめの規制を続けるわけには行かないから緩和しましょうというだけのことで、【危険が去った】わけでもなんでもない。ただ「ワクチンの効き目は見えてきた」という程度。
でもマレーシアは新規陽性者数も死亡者数も世界のトップクラス。ワクチン接種率もそこそこだし、かなり厳しい規制を長い間続けてきたのにも関わらずです。
こういう現状で規制が緩和されるって、本来は不安を感じるのが普通だと思うのだけれど、\(^o^)/の人たちが多い。
こんなに感染者も死亡者も多い中で、自分は安全だと思っているんだろうか。不思議だ・・・。ワクチンを打って開放的になっているのか、絶対に自分は感染しないという自信があるのか。
こういう現象を目の当たりにすると、日本の厳しい飲食店の規制、酒も飲むなと言う訳のわからない規制も、そうしなければならないと考える政府もわかるような気がしますわ。「好きに行動しても良いよ」となるとそう行動しちゃうのが人間なんでしょうね。
私としては自分は感染しないなんて自信はないし、これから「人流が増える」のは間違いがないのだから、今まで以上に気をつけようと思っています。
そして、規制緩和だ\(^o^)/と行動範囲を広げだした人とはちょっと距離を置こうと思う。
死亡者数のグラフ。マレーシアは他国をぶっちぎってトップグループで独走中。
しかしこのマレーシアの数字は不思議ですよね。ワクチンの接種が全く進んでいないとか、規制なんか何もないような数字ですから。もし日本でこんな数字が出てきたら、「即刻、日本中をロックダウンし、外出禁止措置を取れ」なんて声が出てきそう。
このマレーシアの数字を、マレーシアをよく知らない外国人が見たらなんて思うのだろうか。ワクチンもしていない、規制もしていない、無政府状態の後進国だと思うのだろうか。
規制緩和をしても陽性者、死亡者がこれ以上増えないことを祈るばかりなり。そして出来ることなら、ミュー株はマレーシアに上陸すること無く立ち去って欲しい・・・。
あああ、関係ないですが、日本でとうとう10代のコロナによる死亡者が出たんですね。日本初。
マレーシアは大丈夫なのだろうか。以前は、死亡者一人ひとりの情報も発表されていたのが、いつのころからかそれは発表されなくなった。あのデータって大事で、そこから見えるものがいろいろあったんだけどなぁ。