中国【恒大】のその後 & 中国はどこへ行くのか

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とんでもない巨額の負債を抱える中国の不動産大手の「恒大」ですが、どうにかあの手この手で倒産を回避している様子。

でも基本的な問題が解決されたわけでもなく、また同様の問題を抱えている他の不動産会社も多く、この動きが最終的にどういうふうに落ち着くのか心配です。

 

中国の不動産業界が危ないのは今更始まったわけではなくて、去年からこの危機は言われていたし、投資家はもう「織り込み済み」と言っても良いと思うんですよ。投資を継続していた投資家は「ハイリスクハイリターンのジャンク・ボンドへの投資」と割り切っていたはずで、あのリーマンショックのときのような「青天の霹靂」は起きないんでしょう。

ただ巨額のローン負債を抱えているのは中国国民も同じで、不動産価格の下落は「債務超過」となり個人の破産が増えるはず。となれば銀行もお尻に火がつくわけで・・・。なおかつ「高利回りの金融商品」も不動産業者は出していたわけで、また関連業者に振り出した【手形】も11兆円程度ある様子。それも破綻すれば中国経済への打撃は半端じゃないんじゃないですかね。

でも習近平の言動を見ていると、「金儲けに走った人たちは自業自得」と助けない方向なのが見えるし、彼にとって大事なのは「中国共産党」であり、共産主義の繁栄であるわけで、中国が豊かになるために資本主義を借りたものの資本主義でやっていくつもりはなく、「今、原点に戻ろうとしている」と感じます。

中国共産党「6中全会」は閉会しましたが、習近平は権力の座に永久的に居座ろうとしているのははっきりしていると思います。でもとりあえず任期はあと1年。そしてその後の5年。

この5年の内に決定的な「大事業をなす」ことが彼が毛沢東と並び、それを追い越すためには必要で、それなくして彼の野望は達成されないんじゃないですかね。

それはつまり、「台湾の併合」でしょう。

台湾問題の「穏便な解決方法は一つしか無い」のははっきりしていて、それは「台湾が自ら併合を認めること」以外にはない。

どうなりますかね~。

こんなときに岸田政権は幹事長、外務大臣ともに、「中国が喜ぶ人事」を決定。

その真意がどこにあるのか私にはわからず。

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