フランスの蟹「French Crab」を食べてみた

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蟹の季節ですね~。蟹好きにはいろいろ気になる時期。

季節ごとに新しい海産物をマレーシアに輸入し販売する「Piau Kee Marine」ですが、フェイスブックをフォローしているので、新しいものが入荷するとすぐに分かります。

で、気になったフランスの蟹「French Crab」ですが、蟹の種類の名前で呼ばれるより国の名前で呼ばれるという珍しい蟹。日本だったら「日本蟹」ってどの蟹のことを意味するんだろうか。この蟹はFrench Crabと呼ばれるって、それだけフランスではメジャー中のメジャーな蟹なんでしょうね。

注文をしたら次の日には配達。

結構大きくて、3匹(杯)で3.5キロ。

配達時には「冷凍か?」と思うぐらいヒエヒエでしたが、約束通り「Live(活)」で足だけモゾモゾ動いていました。

これをザルの上に置いといて、茹でる準備をしていたのですが、突然、何かが落ちる音。なんだと思って見てみると、蟹の体温が温まったからでしょう。歩きだしてデーブルから床に落ちていました。

当然、それを捕まえるわけですが、蟹もやる気満々で、この恐ろしい爪で威嚇してくるんですよ。紐でハサミを結んでいないので危険といえばかなり危険。(ゴールドコーストでは家の裏の運河で簡単に獲れた)マッドクラブで過去に何度か経験していますが、同じようなこの爪で指を挟まれれば爪は割れるはず。

しょうがないのでどうにか捕まえてから「昇天」させました。ひっくり返して「袴の上あたり」からアイスピック、あるいは出刃包丁を刺せば一発で昇天するのはどの蟹も同じ。口から腹の方へアイスピックを刺して腹の中を上になぞるようにしてもオッケイ。

それをやるのが嫌な人は「冷凍庫」に入れて昇天させます。これって大事なことで「生きたまま熱湯に入れると、自分の足を切り落とす」ことが起きるのね。マッドクラブだと「生きているときでも興奮させると自分の足を切り落とす」のが普通。

ちなみにオーストラリアでは「生きているまま調理する」のは法律違反(動物保護法の類)になるはず。だから蟹でも海老でも魚でも「活き造り」もなければ、調理前に必ず絶命させる事になっています。

これをどうやって食べるかですが、我が家は「蟹は塩茹で、あるいは蒸す」と決まっていて、それはどんな蟹でも同じ。ソースは二杯酢かゆずポン、そしてマヨネーズと至ってシンプル。

この蟹も前回の日本からのセコガニ(香箱蟹)と同じで、メスですので、茹で方に気をつけました。内子が入っているわけですが、茹ですぎると固くなってしまうのね。

でも私と息子の分はちょっと茹ですぎ。ヨメさんのはうまくいきましてちょっとネットリした良い感じ。3匹一緒に茹でようと思いましたが、これだけの量を一度に茹でられる大きな鍋がないので、ヨメさんのだけは別に茹でましたがそちらのほうがうまく茹で上がりました。

ミソは大して入っていないし、濃厚な味でもありませんでしたが、内子の量がすごかったです。甲羅の左右の奥の方までビッチリ入っていました。でも内子がメチャ美味しいわけでも無し。

この蟹は大きいし、外皮も硬いので包丁を入れて食べやすいようにしました。

で、戦闘開始!

ヨメさんは「甘くて美味しい」と言っていましたが、私のは普通ですかね。美味しくなくはないけれど別に感動するほどのことはありませんでした。でも非常に淡白で食べやすいと思いました。マッドクラブみたいな野生の臭さは皆無。私はマッドクラブよりこのフレンチクラブの方が好きかな。でも中華料理とするなら、マッドクラブのほうがパンチがあって良いかもですね。ちなみにかなり昔ですが、マッドクラブを「日本風の寄せ鍋」に入れたんですよ。そうしたら鍋の全てがマッドクラブの癖のある味になって「全量廃棄」したことがあります。

う~~む。この蟹はオスの方が美味しいかもしれない。

また胴体はしっかり大きいですが、胴体に比較して足が細く、それが残念でした。すぐに食べるのが面倒になる。(笑)

そういう意味でも日本の蟹って食べやすいし、美味しいし、日本って本当に不思議な国だと思います。

私がこの世の中で一番好きな蟹は「毛ガニ」で、二番が「ズワイガニ」、三番は「ワタリガニ」なんですが(タラバは興味なし)、それらと比べるとやっぱりこのフランチクラブは「ランク外」の蟹みたいな気がしてきます。

でもきっとフランスで食べたらこの蟹に最適化した料理に仕上げるんでしょうね。食べてみたいな・・。

でもそれなりに美味しかった~~~。大満足~~~。

蟹だけでお腹いっぱいになったのは久しぶり。(笑)

さて、この蟹を皆様に推奨すべきか・・・・・・・・。う~~む、微妙・・・・。

私はもう買うことはないと思う。(笑)

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