世界ではオミクロン株が感染爆発と言っても良いくらいに蔓延しましたよね（過去＆現在）。
こりゃ、マレーシアもすぐそうなるんだろうなと思ったらそれが起きていない。不思議ですねぇ。
それどころか新規感染者は減っている。でも減るスピードが早いわけでもない。
２０２２年１月１６日現在。
ワクチンの接種率は高いほうですが、ではワクチンが「新規感染を抑える」かというと、他国を見てみるとそうでもない。ワクチン接種率が高くても新規感染者は多かったり、接種率は低いのに新規感染者は少ないとか本当に国それぞれ。
マレーシアに関してですが、今の時点で私が気になるのは「輸入ケースが多い」ってこと。
１月１６日の新規感染者のうち
、
ローカルは２７４７人
輸入は２８３人
マレーシアがどういうふうに国境管理をしているのかは別にして、これだけ輸入のケースが多ければそれを元に感染が広がっても良さそうですよね。
クアラルンプールの数字を見るとちょっと怖いぐらい。
ローカルは８１人
輸入は１４５人
大丈夫なんですかね。
この数字が今後のマレーシアを決めると言っても良いと思うんですが・・・。外国からの輸入ケースが多いのに国内の新規感染者が増えないって、これまた不思議なことが起きている。
とりあえずは、全体の新規感染者の数字、住んでいる都市のその数字をチェックするにしても、この輸入の数字には注意が必要だと思います。
これらの情報ですが、私は「COVIDNOW」という政府のサイトを見ています。
The official Malaysia government website for data and insigh…
ところでいつもの「Our World in Data」で、世界の動きを見てみます。
世界的に見ると「マレーシアも日本もさざ波」と言っても良い状態。
マレーシア
日本は数字は小さいものの上昇中。
びっくりなのはオーストラリアで、長い間、優等生だったのにここにきて「世界のトップクラス」に入ってきた。
ニュージーランドはオーストラリアの隣で兄弟みたいな繋がりがあるのにニュージーランドでは何も起きていないのと同じ。
気になるインドは増えていますし、似たような動きをしたインドネシアではまるで何も起きていないような動き。
マレーシアも世界的には「優等生の内」に見えますが、いつオーストラリアのようになるかわからず。
日増しに「オミクロン株は弱毒性である」という声が大きくなって、日本でも二類から五類へという声も大きくなってきた。あの「安全と安心は違う」と不安を煽るのが得意な小池東京都知事も５類への変更に興味がある様子。
ところが岸田総理は「時期尚早である」ときっぱり拒否。
一度、二類を五類にしてしまうと、もし次の変異株が強毒性だった場合二類に戻すのが難しくなると。
そりゃそうかもしれないけれど、それって五類にしない理由になりますかね。このまま新規感染者が増えると「入院患者は増える」「濃厚接触者も隔離が必要」となれば、医療崩壊はあっという間に来るんじゃないですかね。新規感染者が爆発的に増えたら濃厚接触者も仕事ができないわけで、本当に医療も経済もストップするなんてことも起きそう。
【重症化は少ない】とするなら、そこに焦点を当てないとうまくないんじゃないですかね。海外のデータを見ればどうするべきかすぐにわかりそうだけど。
岸田さんって言うことはコロコロ変わるし、昔から決めていたことを自分が決めたようなことをいうパフォーマンス好きだし、そのくせ「知っていることを知らない」と平気で言い、「部下の後ろから平気で背中を撃つ人」だと言われだしてますね。「航空機の予約が出来ない」「入試試験を受けられない」の話も、【絶対に各省の担当者から話は官邸に上がっていた】とのこと。知らないどころか、報告を受けた時に「しっかりやってくれ」とまで言ったらしい。ま、真偽の程はわからないにしてもそんな話が事情通の中で飛び交っている状態。官僚もなにかあった時に後ろを撃たれるんじゃ怖くてまともな仕事はできないと。
私は前に書いたように、日本が五類に変更し、どの医療機関でも診察、治療が受けられるようになるには何年も掛かると思っています。せいぜい、二類のまま、制限を緩和する程度で手打ちじゃないですかね。
な～～んてごちゃごちゃやっている間に「新たな強力な変異株が出てくる」なんてことが起きるのかも。
専門家は「感染力が強いということは、弱毒化しているからだ」というけれど、どうも私はそれをそのまま理解できないでいます。「感染力は強くないけれど、強毒化した変異株がオミクロンと共存する」なんてことは絶対に起きないんでしょうか。
岸田さんが５類変更に後ろ向きなのはその心配があるからなのか。それとも医師会の反発が凄いのかな？
