キングサーモンはやっぱり美味しかった

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ヨメさんが「鮭の粕汁」を作りたいというのをキッカケに「ニュージーランド産のキングサーモン」を買ったのは前に書きました。

で、粕汁はそれで作ったわけですが、残念ながら私のベロではキングサーモンの良さなんてわからず。

我が家は「鮭フレーク」が常備品なのでそれを作ることにしました。ちなみに卵かけご飯にこれを混ぜて、パリパリの焼海苔を添えたら激ウマ。(笑)

今回のキングサーモンは「刺し身グレード」なのに鮭フレークにするのはもったいないとは思いましたが、そもそも私はゴールドコースト時代、どこの寿司屋に行っても「マグロは無くても鮭はある」という暗黒の時代(笑)を長年過ごしてきましたので、鮭の刺し身も寿司ももう一生分食べたし、今では見るのも嫌と言っても良いくらい。

ただ鮭フレークだけは飽きずに長年食べています。でもなぜか「焼き魚としての鮭」はもう何年も食べていません。

鮭の刺し身、お寿司ももう何年も食べていないし、自分から注文をすることはあり得ません。ヨメさんはそもそも刺身系は食べない人なんですが(貝類は別)、不思議なもんで「刺身といえば鮭しか知らない」ような息子は鮭が大好き。これは次男坊も同じ。なんなんですかね。

ということで長男用の刺し身分を除いた分は全て鮭フレークでも良いと思っていたわけです。

ただやっぱり美味しい部分を鮭フレークにするのはもったいないと思ったので、尾に近い部分と脂が強すぎるであろう腹身の部分を選んで鮭フレークにしました。1.2キロ分ぐらいですかね。かなりの量です。

いつもはどこにでも売っているノルウェイ産のアトランティックサーモンかオーシャントラウトで作るのですが、今回はせっかくのキングサーモンですからいつも以上に気を使って作ってみました。でも鮭フレークで大きな違いが出るとは思っていませんでした。

ところが~~。

いつもより美味しい。脂のノリが強いのですが、その脂が美味しいと思いました。こりゃ頑張らねばと思い、ヨメさんも呼んで、一緒に慎重に味付けをしました。

やっぱり違うね~と盛り上がりましたが、それをいつものように冷蔵庫に入れて常備食として置いておくのはもったいないと思い、この際、イクラも出して一緒に食べようということで意見は一致。

美味しかったです。キングサーモンを買って良かった~~。

長男は鮭の刺し身を食べたかったようですが、それはまた次のお楽しみ。

買ったのはいつも牛肉を買うお店の「Feast Market」です。

ニュージーランド産の「Ora King」というブランドで、Feast Marketが独自で輸入している様子。空輸便の「冷蔵」でマレーシアに届きますから、より良い鮭に興味がある方には良いんじゃないですかね。

また今回、私は1尾まるまる買いましたが(約5キロ)、ポーションでも売っていますので、トライしてみるのも良いと思います。(1尾購入した場合、そのまま、あるいはフィレカット、ステーキカットなど要望通りにカットしてくれます)

あ、そうそう、これは鮭フレークを作る時にはいつものことなんですが、「美味しい皮」も楽しみたいので、いつも「ちょと塩を振った皮だけをペーパータオルで挟んで電子レンジでチン」をします。これでパリッパリに仕上がる。ただ、マレーシアのペーパータオルを使うとビッタリ皮にくっついて取れなくなります。

これはこれで乾燥剤と共に瓶に入れて、ヨメさんが大事に管理しています。(笑)

ちょっと炙って食べた時の喜びって、身を食べたときより大きいかもしれない。

楽しみなのはまだごっそり残っている切り身で「塩鮭」を作ること。簡易版で熟成はしませんが、かなり美味しい塩鮭になるだろうと想像しています。いつもは塩鮭を作ろうなんて思わないのですが、このキングサーモンなら是非作ってみたいです。

低温調理をして洋風に作ってみるのも良さげ。

あああ、ホワイトソース仕立てで、大好きなパッパルデッレ(極幅広のパスタ)を食べたいな。鮭料理はこれが一番好きかもしれない。火の入れ方は低温調理で56度ぐらいの半生の感じで仕上げます。これはヨメさんも息子も美味しいと絶賛してくれましたっけ。

ホワイトソースは鮭を入れて煮込んでしっかり味をつけて、上に乗せる鮭はまた別の考え方で作ります。これって私が高校生の頃に渋谷の宇田川町にあった「壁の穴」という(超有名だけれど)小さな小さなイタリアンレストランでアルバイトをしていて(当時は支店もなかった)、感動したその店の味を思い出しながら作ったものです。もう50年以上前のことですが、その感動は今も生きているって面白いですね。

ちなみに高校生で何も出来ない私がどうして当時でも有名なレストランでバイトが出来たのかというと、壁の穴のオヤジさんにかわいがってもらっていて「いつもツケで食べていた」んですよ。今思えば高校生のくせにって思いますが、よく通っていました。で、いつの間にかそのツケも溜まって支払わないとならないときが来るわけですが、高校生がまとまったお金なんか持っていないわけです。で、「ウチでアルバイトしたら?」ということになった。

当時はオヤジさんも含めて4人で回す小さな店でしたが、私は洗い物とコーヒー、紅茶、そして「たらこスパゲティを作る」ことだけ教えてもらってやっていました(この店が日本のたらこスパゲティ発祥の店らしい)。その後、オヤジさんが亡くなるまで10年以上の付き合いが続きましたが、あのオヤジさんとは不思議な縁があったと今になると思います。

ま、思い出は横に置いといて、これをキングサーモンで作ったらもっと美味しい・・・・かもしれない。(笑)

キングサーモンを手に入れただけで、我が家が明るくなってきました。買ってよかった・・・。

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