アメリカの金利が下がり続けてるなぁ・・・

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アメリカの金利、債権の利回りが急上昇しているなかで、先々週の6月22日に、「この辺が目先の天井かもしれない」と思い、米ドル建ての債権を買うべく動き出して、調査、判断、決断、申込み、決済までを1週間で終わらせたのは我ながら驚くべきスピード。

ほぼベストなタイミング。

でも慌てすぎたかもしれないという思いもあって、その後の金利動向を注視していましたが、金利は下がり続けている。

私が債券市場を見る時の「ベンチマークにしている利回り」は米国債10年物のイールド(利回り)です。

債券の売買ですが、すぐに売買できる株式や先物とは違って時間がかかるものの、そこそこ良いタイミングで買えたと思います。

その時点の利回りはこんな感じ。

BNP PARIBAS BBB- 7.67%
LLOYDS BANKING GROUP PL BB- 7.68%
UBS GROUP AG BB+ 6.45%
HSBC HOLDINGS PLC N.A. 6.90%
BARCLAYS PLC B+ 7.68%
AUST & NZ BANKING GRP/UK BBB- 6.60%

3銘柄を買い、平均の利回りは7%プラスを確保できましたが、その後、一週間で10%近く利回りは落ちてきて、ベンチマークの米国債10年ものも(小さな波動であるものの)下げ止まらない。

実はこれはこれで困っていて、私が債券を買ったことを父や姉に伝えて、「早く買ったほうが良いのではないか?」の「家族会議」を昨日開いたのですが、最終的に「買うつもりで様子を見る」という結論。

だから私の気持ちとしては、「利回りは再び上昇し、前より高くなる」のが望み。私自身、今月中に償還になる他の債券がありますし、来年の春にはかなりまとまった額の債券が償還になりますので、是非とも利回りは再度上がって欲しいし、高止まりしてくれると非常に有り難い。

世の中は「まだインフレは続く」という読みが多いようですが、何度か書いている通り、このインフレは「コストプッシュインフレ」の面が多く、決して好景気のインフレとはわけが違うと私は考えていて、今までのような金融引き締めは長くは続かないと思うんですよ。

どうなりますかね。

私はアメリカの経済動向は「ナスダックの株価で雰囲気をつかむ」習慣がついているのですが、ナスダックは下がりっぱなしで、高値から30%近くの下落。

でも目先の動きとして、小さいながらも「上昇に転じる兆候」が見えるわけで、どうなりますか。

今後をファンダメンタルズの専門家はどうみているんでしょうか。

様々な経済指標を見ても、私には全く何もわからない。インフレが続くのか、そしてまた利上げが続くのか。経済の実態はどうなのか。エネルギーや食料関係の値上がりはどこまで行くのか。ロシア・ウクライナ戦争はどうなるのか、そしてその影響は?

私には難しくてわけがわからない。

ただただ願うことは、来年の春頃までは「債権の利回り」が7%+で留まって欲しいってこと。

もしももっと利回りが良くなって、10%なんて久しぶりの数字も見てみたいし、それはそれで大歓迎。

金利が高いということはそれだけインフレ率が高いということですが、ラッキーなことに今、私たちはマレーシアに住んでいて、世界のあちこちから聞こえているような「恐ろしいほどのインフレ」は関係ない。というか私には気が付かない。

いや、事業をしている人たちは大変なのだろうけれど、私たちはマレーシアにおいては「ただの消費者」でしかないわけで、今のところは「許容範囲」。

そしてもし大きなインフレになって消費者物価が他国では起きているような30%上がったところで、私たち日本人にとってはまだまだ安いものがマレーシアにはいろいろあるわけで、今までと同じ出費でやりくりをしようと思えばそれは可能。

でも世界は食料危機に陥ると警鐘を鳴らす専門家もいるわけで油断はできない。

ま、他国通貨で運用をしていてその利回りが良ければ、その国のインフレもほとんど関係なくて大きな影響はない。でもその国には経費がかかりすぎてもう行けないなんてことは起きるけれど、行く予定もそのつもりもなければやっぱり関係ない。

アメリカの金利だけれどまた今の時点より高くなって、そのまま高止まりしてくれるのが私の願い。ただし、金利が高い通貨は「買いが集まる」けれど、基本的には「インフレは通貨安に繋がる」ので楽観できないのは「発展途上国の高い金利の通貨」を買った経験のある人はわかるはず。

それは米ドルとて同じで、過去に大きく下落したこともある。

しかしそんなことを神仏に祈ってどうなるわけでもなく、金利も下がってきて、そして今の時点で恩恵を受けている「ドル高」も動きが反転するであろうことは想定しないとならず、このまま放置で運に任せるわけにもいかず。

ということで、これからの私の仕事はかなり内容が変わってくるだろうと思います。小さな利益を回転を効かせて積み上げるのが私の本業ですが、意外に「米ドルの下げに対するヘッジ」に大忙しの日々が来るのかもしれない。

そういう風になると予想しているってことじゃなくて、そうなっても大丈夫なような「手当を準備する」という意味でしか無い。さて、何をどう準備する?

私に出来ることは限られていて、せいぜい米ドルの下落に対する先物によるヘッジぐらい。でも米ドル資産全てをヘッジするなんてことは出来ないわけで、こんな時には「オプション売買のノウハウ」があったら良いのにと思ったり。

私としては第三の手法ということで「オプションの売りを長期で行い」、そして小さな利益を積みあげて災難に備えるみたいな感じで出来たら良いと思ったり。

でもねぇ、オプションの売りも真剣に勉強したことは何度かあるのだけれど、やっぱり半端じゃなく難しいのね。脳みそが【数学脳】であることが要求されるし、3年積み上げた利益が一瞬に消えてしまうようなことがあっても動揺せずに続ける強い意志と技術が必要なんですよね。

オプションも単体で売ったり買ったりじゃなくて、売り玉と買い玉、または先物も組え合わせて戦略を立てなくてはならなくて、これが半端じゃなく「文系脳」には難しいのね。

当然、予期せぬことの為にヘッジ玉をも組み合わせるわけだけれど、それをやれば当然、見込み利益は大きく減るわけでヘッジも難しい。下手すりゃヘッジの経費で見込み利益がゼロ。そして常勝できるわけでもなくて当然、マイナスもでる。

このブログで知り合ったトレーダーの一人がオプション投資のハイアマでかなり稼いで家族でオーストラリアに移住した。彼とはオーストラリアで何度か会って情報交換+朝まで飲み会をしたけれど、オプションの技術や知識に関しては、私は幼稚園児で彼は大学院のドクターコースみたいな違いがある。

でも逆に彼はテクニカル分析はしない、できない。というか有用性を認識していないのね。相場はランダムウォークで動きの予想はできないという立場。

彼の話を聞いていると半端じゃなく面白くて、あの311の東日本大震災の時には、ヘッジ玉が効きすぎて、ヘッジどころかそれで大きな利益が出たと言ってましたって。あの出来事で5千万円もの予期せぬ利益が出たそうな。

でも同じオプション売りでもヘッジをしなかった人は「倒産しても当たり前」であの311のときは倒産した人の数が半端じゃなかったらしいですね。トレーダーが破産したら証券会社はトレーダーが支払うべき金銭を肩代わりしないとならないわけで、その額が凄くて、「皆が知っている大手の証券会社」も倒産するという噂が駆け巡ったと言っていましたっけ。

この出来事のインパクトが大きくて、証券取引所は「万が一の時の損失を限定する」ために、取引ルールを大きく変えたと言ってましたっけ。そしてそれ以来、利益を出すのがむずかしくなったと。

オプションの売りも利益が出ている時には「金のなる木があるがごとく利益が出る」けれど、相場が大きく動くとまさに突然の大震災みたいなことになる。でもそれを乗り越えるのがプロやハイアマで、皆が泣いている時、災い転じて大きなボーナスを得てしまうなんてことも起きる世界。

う~~む、やっぱり「文系脳」で「小心者」で「年寄り」、そして「初心者」なんてオマケが付いたら即死する世界でしょうねぇ。

チマチマと出来ることをやるしかなさそ。でも運を天に任すことはしたくない。

情報収集ですが、私はユーチューブの「NOBU塾」を参考にしています。

基本的に彼は「テクニカルアナリシス」のことを理解しているので私と相性が良いし、彼は様々な指数や市場の変化を広く見て分析しているので、「他人の脳みそを利用したい私」には最適です。

 

 

 

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