不思議なもんで、鰻は一年中食べても良さそうなもんですが、この日本の夏の時期になると無性に鰻を食べたくなります。
家で食べるのにペラペラの薄くて小さな鰻を食べるのは嫌なので「25P」と呼ばれる大きさの鰻をいつも家で食べるわけですが・・・。
今回は大きすぎて「普通の四角いお重」に入らないので、大きな楕円のお重に。
いつもは満足して「食べた~~~~」と思うのですが、今日のは大きすぎた。残すことはしませんが、鰻を食べて苦しいと思ったのは初めての経験かも
25Pというのは鰻の規格ですが、25匹で10キロ。一匹400グラム。一般的には50Pの大きさが多くて50Pは一匹200グラムですから、二倍の大きさ。
大きいのが良いというより、厚みが欲しいんですよね。
残念なのは「山椒の粉」を振りかける時に「小瓶の蓋が取れてごっそり鰻の上に山椒の粉が落ちてしまった」こと。
でもこれはこれで昔を思い出しました。
鰻って、ご飯に鰻のタレを掛けて、そして山椒の粉を掛ければそれだけで美味しく食べられたこと。鰻無しでも美味しいのね。(笑)
鰻を焼く店の前で、「匂いを嗅ぎながらご飯を食べる」なんてジョークがありますが、あれは、絶対に問題なく美味しくご飯を食べられると確信しています。
ただ正直なところ、今回の鰻の質がイマイチでした。近年は同じ店から買っているので同じ鰻だろうとは思うのだけれど、「美味しい~~~\(^o^)/」という感じじゃないのね。ま、こんなもんだろってところ。
もちろん中国産の冷凍物です。
国産の美味しい鰻なんて25年ぐらい前に日本に行った時、老舗の店で食べたきりでどんな味だったかなんてまるで覚えていません。ゴールドコースト時代もマレーシアに来てからも「中国産の冷凍物」しか食べたことがなくて、しっかりそれに慣らされているし、我が家はそれで十分なんだけれど、今日のはイマイチ。
実はですね、前回は違う店から買ったのですが、それがあまりにも美味しくなくて、やっぱりいつもの店が良いねと買ったのが今回の鰻。
最近ですねぇ、日系の日本の海産物の輸入卸から買っても「あれ?なんだこれ」と思うことが増えているんですよ。最初は勘違いかと思ったのですが、最近は「質を落としてきている」という確信みたいなものがあるんです。今回の中国産の冷凍鰻が中国から直で入っているのかどうかはわかりませんが、段々と質を落としてきたんだろうな、みたいな気がしています。
今回の鰻を買ったのはこのお店。
Suming Trading Japanese Food Supply。画像をクリックするとお店(FB)に飛びます。RM125はキロ単価です。だから400グラムとすればRM50。
ちょっと注意が必要なのはこのSuming Trading という会社は「On Fresh」という名前でオンラインサイトを持っているんですね。ところがそのオンラインサイトは価格がちょっと高い。前は同じだったんですが・・。
ですから私は下のオンラインサイトは使わず、Suming TradingのWhatsappで注文を入れます。ここでは同じ鰻がRM59.50で2割高。(ちなみに鰻は写真と違って一匹ずつ真空パックになっています)
間違いなく美味しい鰻を食べたいと思うのですが、日本産の冷凍鰻って値段が2倍以上するんですよね。またスリハタマスに日本から空輸された活鰻を扱う和食店がありますが、あの店には絶対に行かないとある理由があって決めていますし、さほど美味しくない中国産の冷凍鰻をもう少し美味しく食べられるように研究します。
一応、冷凍状態のまま「熱湯でタレを洗い落とす」のですが、その後、もうひと手間掛けたほうがよいかも。普通にフライパンで焼いていますが、一度蒸すか、蒸し焼きにしたほうが良さそ。う~~む、でも鰻そのものが美味しくなるとは思えないし・・。
この鰻は太巻きの中に入れるとか、違う食べ方をしたほうが良さげ。
マレーシアでの家食で満足できる和食を食べるってホント~~~~~~~~~~に難しい。