【重要】アメリカ空軍は【沖縄から撤退】か? 忍び寄る【中国による台湾侵攻の足音】

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中国が台湾侵攻をするというのは「可能性」ではなくて、【いつそれが起きるかの問題だ】と言われていますね。

先日の中国共産党大会で習近平は【独裁体制】を作り、【邪魔者は排除】し、あたかも【戦争を準備するような人事】から、巷の「台湾有事」に関する論調が変わってきたのを感じます。専門家の中には「今年中に起きる」と予想する人さえいる。

まさかと思いますよねぇ。私もそう思う。

でも日本はアメリカから(非常に優秀で実績がある)巡航ミサイルであるトマホークを輸入配備する計画であるのがわかりましたし(長距離ミサイルを発射可能な潜水艦を新造する方向)、あの公明党が良く文句を言わないなとか不思議に感じていたんですよ。台湾有事に関しては日本政府も本気で考えているのだろうと思った。

そんな時にこのニュース。

産経新聞:産経ニュース

【ワシントン=坂本一之】米空軍が沖縄県の嘉手納基地に常駐するF15戦闘機の退役に合わせ、戦闘機を巡回配備に切り替える計画…

米戦闘機の沖縄常駐見直し 来年から巡回、対中で懸念

【ワシントン=坂本一之】米空軍が沖縄県の嘉手納基地に常駐するF15戦闘機の退役に合わせ、戦闘機を巡回配備に切り替える計画であることが明らかになった。米軍事情報誌「ディフェンス・ニュース」(電子版)が27日、報じた。

米空軍は嘉手納基地に所属する2個飛行隊の約50機を巡回配備に移行させる方向。報道によると、国防総省は嘉手納基地の戦闘機部隊に関して長期的計画は決定しておらず、巡回配備を継続するか他の戦闘機部隊を常駐させるかは決まっていないとしている。

英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は、F15戦闘機の来年の退役に合わせ、米アラスカ州の基地から最新鋭のF22ステルス戦闘機を6カ月のローテーション方式で嘉手納基地に派遣する計画だと報じている。

中国が南・東シナ海で軍事的覇権を強め台湾海峡の緊張を高める中、米軍の抑止力低下を懸念する声が強まる可能性もある。

産経新聞:産経ニュース

林芳正外相は28日の記者会見で、米空軍が沖縄県の嘉手納基地でのF15戦闘機常駐を見直し、F22ステルス戦闘機の巡回配備へ…

林外相「必要な能力確保重要」 米、戦闘機沖縄常駐見直し

林芳正外相は28日の記者会見で、米空軍が沖縄県の嘉手納基地でのF15戦闘機常駐を見直し、F22ステルス戦闘機の巡回配備への切り替えを来年に計画していることについて「一層厳しさを増す安全保障環境に適切に対応するために在日米軍が必要な能力を確保していくことは重要だ」と述べた。

林氏は「日米間では平素からさまざまな議論を行っている」と強調。「いかなる事態でも、わが国の平和と安全を確保するために引き続き、日米間で緊密に連携して取り組んでいきたい」と語った。

このニュースが日本の安全保障に敏感な人達の中で駆け巡っていますが、中には【アメリカ空軍が沖縄から撤退する】とはっきり言う人もいれば、【いやいや、あくまでF15戦闘機の老朽化が問題で、アラスカからF22戦闘機が巡回するのだから大丈夫】という人までいる。どちらにしても皆さんは【中国が台湾に侵攻するときには沖縄を攻撃するだろう】という前提で話している。

私がどう思うかですが、「アメリカ空軍が沖縄から撤退する」というのは大げさにしても、【常駐しない】というのはとんでもなく大きな変化で、常駐部隊の本拠地は【グアムのアンダーソン基地】に後退させ、沖縄の嘉手納基地は「前線の基地とする」ということだと思っています。ま、これを「撤退」というのも決して間違いではないけれど、日米はそういう言い方はしていない。

常駐しないとなれば、それは戦闘機だけの問題ではなくて、嘉手納基地の空軍は大きく縮小するんじゃないですかね。【巡回に必要な設備、人員・物資だけ嘉手納に置く】という意味でしょう。いわゆる「前線基地に格下げ」じゃないんですかね。

当然、中国による沖縄の嘉手納基地攻撃を想定しての決定としか思えない。

ウクライナを侵攻中のロシアですが、彼らはウクライナ軍の反撃を受けて「撤退する」「後方に引き下がる」ときには【撤退という言葉を使わない】のを思い出します。

撤退というと「放棄」を連想するわけですが、あくまで作戦計画の見直しであると言えばその通りなのでしょう。でも素人的には「撤退と同じ」だと私も思うんですよ。

そしてアメリカ軍は「グアム基地が攻撃されることも想定し」、近くの【テニアン島に基地を増設する】とのこと。

中国が台湾に侵攻するときを想定した【布陣を決めた】ということなのは間違いがない。

また中国がアメリカ空軍を叩くつもりで沖縄を攻撃すれば、それは即、日本を攻撃したことになるわけで、もしかすると「北朝鮮も考慮した上で、巻き込まれたくない日本政府」がアメリカに今回の移動を願い出た可能性もあると思っています。

自衛隊とアメリカ軍は「有事の際には一緒に動く」とされていますが、そのための「総合司令部」の組織がなかったんですね。そしてそれが必要だともう何年も前から言われていた。

で、それもとうとう作ることにした。

日本経済新聞

【この記事のポイント】・台湾有事を念頭に陸海空の部隊運用を一元的に担う・作戦を指揮する統合司令官を設置し米軍と協力強化・…

今までは「まさかそんなことは起きないだろう」なんて言われていたことが「起きるという想定で準備を始めた」段階に入った。

どうなるんでしょうか。

ああ、今回の「アメリカ空軍が沖縄常駐をやめた」というニュースで「沖縄の左派メディア」や「沖縄を日本から、アメリカら取り戻す」と選挙中に叫んでいた沖縄の玉城デニー知事は一体どういう反応を示すんでしょうか。「やっと目標に一歩近づいた」ってか?

でも沖縄は左派一色じゃないわけで、今回の件で、石垣島を含む島嶼防衛に真剣な人たち、また駐留する自衛隊隊員が一体何を思っているか気になります。

万が一が起きれば、この地図の多くの場所は「中国の台湾侵攻が始まるのと同時に壊滅状態にされる」のはほぼ間違いがないのでしょう。

中国が台湾に侵攻するには「東海岸しか適地がない」とのことで、数十万人の兵隊や車両、弾薬、食料などの兵站を海上輸送する船団は日米の軍隊に簡単に沈められてしまうわけで、「この地域の制海権、制空権を取る必要がある」のは間違いがない。日米の戦闘機はもちろんのことミサイル基地、潜水艦を含む艦船を排除しない限り【侵攻は不可能】なのは明らか。

それを考えれば、沖縄に常駐していたアメリカ空軍が後方に引き下がることを決定したのは当然と言えば当然。

参照:防衛省・自衛隊 「島嶼部を含む我が国に対する攻撃への対応」

でも日米の軍を攻撃したら、それすなわち「世界大戦に突入」するわけで、それは中国とて望んでいるはずはないと思います。西側諸国を相手に戦争するほど彼らは馬鹿じゃない。でも歴史を振り返ってみると、イラクにしても、ウクライナに侵攻したロシアも【西側諸国が介入する】とは考えずに侵攻を始めた。

ましてや中国が日米に対して先制攻撃をすれば、それは中国の滅亡を意味するんじゃないですかね。

では、台湾への侵攻開始を「日米は黙ってみているのかどうか」。ここがはっきりしていないんですよね。日本は当然、日本の主権が侵されない限り手は出さないのは決まっていますが、アメリカははっきりした意思を示さない。でも「見逃すことはしない」であろうことはわかるにしても、どこまで介入するのかまではわからない。

そんな日米を無視して、ロシアがウクライナに侵攻したようなことを中国がしようとしても、「日米が介入する可能性がある限り実行は不可能」じゃないですかね。また、(ありえないけれど)日米は手を出さないとはっきり主張したところで「いつ考え方を変えるかわからない」わけで、日米が介入した瞬間、中国海軍はとてつもない大打撃を受ける。でもそれはまた「世界大戦に進む道」なわけで、一体どうなることやら。

私としては「中国は武力による侵攻はできない」と思っていますが、でもその考え方は「まさかロシアがウクライナに侵攻するなんてありえない」と多くの専門家が言っていたことと同じで、それを思い出すわけです。

またもしも日本が戦闘に巻き込まれたとしても、日本の自衛隊は【法律的には警察とほぼ同じ】ですから、足かせが多すぎて動けないんじゃないですかね。

当然、それは憲法9条があるからで、もし自衛隊員が攻めてくる中国に立ち向かい、中国兵を殺したとしたら、その自衛隊員は「殺人罪の容疑が掛かる」し、命令を出した上官は「殺人教唆」となる。当然、攻撃命令を出した一番上の総理大臣も罪に問われる。

私は自衛隊のことを考えると、涙を流した瞬間を思い出すんですよ。

あるテレビの番組だったのですが、自衛隊員の国防意識を聞いた時に「あなた達の存在を否定する国民がいますが?」という問いに、【そういう人たちも含めて、私たちは命をかけて守ります」とその自衛隊員は言った。

日本が置かれる安全保障の状態、日本の環境、日本の未来に関して、去年のことですが「石破茂自民党衆議院議員」が的確に説明していたのを思い出します。石破茂氏のこういう考え方は素晴らしいですが、政治家としては???だと思っています。残念ですが。

現実問題として、私は、中国は武力によらない台湾統一を目指していると思っています。上の動画で石破氏が言うように「戦闘行為にはならない侵略」を考えているはず。それはプロパガンダであり、政治家を抱き込むことであり、まずは【台湾の選挙で国民党を勝たせる】のが絶対条件じゃないですかね。そして「中国寄りの総統を出す」事によって、統一を目指す。

まず今年の11月には台湾の「統一地方選挙」で、2024年1月には国政選挙で総統が選ばれる。この日程は非常に大事で、私たちも頭に入れておく必要があるはず。

この選挙の行方が非常に重要で、地方選では(なぜか)親中政党の国民党がかなりの優勢で、蔡英文総統の与党・民主進歩党は地方選では2-3割の首長ポストしか取れないだろうと言われている。これが後の総統選にどういう影響が出るのかが問題。

そして2024年の1月に「親中政権が勝つ」ことになれば、中国の「武力によらない統一に一歩近づく」し、その可能性はなくはないどころか、大いにある。

だからこそ、アメリカは中台関係にコミットし続けて、世論が中国に怖気づくことがないようにしているんじゃないですかね。

でももしも、西側諸国が望んでいるように親中政権が勝てないとどうなるか。

習近平は異例の第三期目に入りましたが、次の四期目も狙っていて、毛沢東に並ぶレジェンドになろうとしている。つまりこの5年のうちに、「大きな実績を残す必要がある」わけで、そして今期の人事を見れば「台湾統一を狙っている」のはわかるわけで、「今期中に結論を出す」んじゃないですかね。

台湾の親中政権樹立に失敗したら、習近平は何をするのか?ここですね、問題の中心は。

これは全世界が、そして台湾もそう考えているはずで、だからこそ「ああいう戦争準備をしているような人事をした」のだろうと私は想像しています。これほど世界に与える恐怖は無いから。

でも習近平って実は意外に過去の言動からもビビリなのが見え隠れするし、マジで戦争なんかする気はないと私は思っています。でも「戦狼外交は得意中の得意」で、ブラフをかましているのじゃないかと。

それが大正解だとしても、「どうせ武力行使なんかしないだろう」と台湾も日米、諸外国も何の準備もしないなんてことはあり得ない。

そして忘れてはならないのは、日本の領土問題。

尖閣ですが、中国の言う「尖閣は中国の領土だという理由」を思い出してください。尖閣は台湾も領有権を主張していて、「中国は、尖閣は台湾領土と主張」、「台湾は中国の領土だから、尖閣も中国領土」という考え方ですよね。

つまり、もしも「武力によらない台湾統一」が起きたとした場合、当然、「中国は尖閣を取りに来る」のは間違いがない。

さて、その時、日本はどう動くべきなんでしょうか。

その時点で、台湾問題は解決してしまっていた場合、どこの誰が「尖閣は日本の領土だ」と声を上げて日本に賛同してくれるのか。

私は日本は世界で孤立すると思っています。

だって、「尖閣は日本の領土だ」と主張するばかりで、【実効支配していないのは明白】だから。

だからこそ「尖閣に、自衛隊の常駐部隊を置く」とか、「何らかの施設を置いて日本政府が管理する」という案が出されますが、政府は動かない。

政府は腰抜けだという保守派も多いですが、私はちょっと違う考え方を持っているんですよ。

台湾問題が解決して台湾が中国の一部と決まったとしても、決まらないにしても、「いつか必ず中国は尖閣を取りに来る」のはわかりきったこと。つまり、いつかは「自衛隊が中国と対峙することになる」のは間違いがないんですね。

中国が台湾に侵攻すること無く、台湾が中国に統一されることを選べば、それはそれで世界は落ち着く(香港のように見捨てる)わけですが、そんな時に「尖閣に上陸した中国と日本がことを構えられるかどうか」が問題。下手をすれば「日本が問題の出どころ」になるやもしれず、やっぱり日本政府としては「諦める」のが一番だと考えるんじゃないですかね。ところが、明らかに実効支配をしていると「諦めることも出来ない状態」になるかもしれない。だからなんとなく有耶無耶にしておいたほうが、のちの動き方に制約がかからない。

そして竹島のように取られてしまっても「尖閣は日本の領土。激しく非難をする」とか、お得意の「遺憾砲」だけを撃って立場の保全だけしていれば面子は立つ。もしも台湾の統一となって中国が尖閣に来なければ来ないで、日本は助かる。というか時間の引延しが可能。

誰も住んでいない離島の為に中国と武力衝突するようなことはしたくないし、アメリカとて「日本が実効支配をしない、守ろうともしていない」尖閣を守るために、中国と武力衝突することをアメリカが選ぶわけがない。

この考え方は今のウクライナを見てもわかるわけで、ウクライナは全滅覚悟で戦うからこそ、世界は手を差し伸べるわけで、ロシアが侵攻した時点で、ウクライナ政府はすぐに国外に逃げて、国外で暫定政府を立ち上げて騒いだところで、世界はロシアからウクライナを取り返すためにロシアと戦うなんて馬鹿なことはしない。それと同じじゃないですかね。

「戦う意思のない民、国は誰も助けないのが世界の決まりごと」

日本の場合は、日米安保条約があったところで駄目でしょう。そもそも日米安保はNATO条約とは違っていて、「NATOの場合は、加盟国が攻撃されたら同盟国は【自動参戦する】という条約」で、日米安保にはその「自動参戦」が無いのだから。

日本が今になってかつて存在した「日英同盟を復活させよう」とか「日本もNATOに参加しよう」「アジア版NATOを作ろう」という話が出てきますが、それだけ実は日本は「危うい立場にある」ってことなんですね。そしてロシア、北朝鮮、中国という「核を持った全体主義国家」に囲まれているという「世界でも珍しい国」だというのを忘れてはならないはず。そして強固な同盟関係も持たない、安全保障上非常に危ない国。

私は日本の政治家に親中派、媚中派が多いのはこれが理由かもしれないと思っています。そしてその環境は韓国も同じで、韓国とは手を結ぶべきだと考える人も多いのかもしれない。

でもその考え方はやっぱり甘くて、ロシアも北朝鮮も中国も、歩み寄れば良くしてくる国々じゃないというのを親中派、媚中派は忘れていると思っています。と言うか、世界に「歩み寄れば良くしてくる国」なんて存在しないんでしょう。

日本は間違いなく平和でしたが、それは「砂上の楼閣」だと私は考えています。今まで北方領土も取られ、竹島も取られ、日本国民が拉致されて連れさられたことはあったにしろ、「じっと我慢をしていた」から平和が保たれたのかもね。

そういう意味で「何をされても我慢するのが良い」と考える日本人が多くても当たり前かもしれないと思っていて、「9条を守れ」というのも、「話し合いで解決しろ」とういうのも【負けても我慢する】というのを前提とした【生き抜く知恵】として有りなのかもしれない。

たとえ財産を奪われ、親兄弟を殺され、子供が連れ去られても【我慢】すれば【自分は奴隷になっても助かるかもしれない】ですものね。でも日本人は、過去において「他国に支配されて恐ろしい思いをしたことがない」のね。それどころか日本を統治した進駐軍アメリカは、日本を良くしてくれたと考える人も多い。

ウクライナは早く降参するべきだといった橋下徹氏はまさにそういう考え方なのだろうと思います。領土が取られても「いつか取り返せばいいじゃないか」と詭弁を弄した。まさか「諦めろ」とはいえませんものねぇ。

でも、「ただ生き延びることが重要かどうか」という考え方もあるわけですね。ウクライナの戦う人たちにもそれを聞いてみたいと思いますが、「生きる意義」を大事にしたいと考える人達は多い。特に日本では武士社会の影響が強く、そう考える日本人も多いはず。

私もそのタイプで、「自分の命よりも大事にしたいものがいろいろとある」んですよ。(笑)

保守系の考え方を持つ人には私みたいなタイプは多いはず。でも何が何でも生き延びたいと考える人も多いですね。私はその考え方を否定はしませんが、自分とは異質の人たちという見方をしています。

今のウクライナ情勢を見ていて不思議だなと思うことがあります。あちこちから現地の映像を良く見るのですが、多くのウクライナ人は笑っているのね。作り笑いにしろ、あるいはそういう映像ばかり集めたのにしろ、「ああいう戦場で笑えることが信じられない」んですよ。

でもそういうケースって日本でもあったのね。

有名な「義烈空挺隊」というのが戦争末期に結成されて、まさに敵地に輸送機で入り込んで敵飛行場を攻撃するという任務。サイパンもアメリカに取られ、日増しに日本に対する爆撃が増えて大勢の一般人が殺されていたときのこと。どうにかそのアメリカの爆撃部隊に一矢報いたいとその部隊は結成された。でも実際にはサイパンではなくて、硫黄島でもなくて、沖縄の、敵の飛行場まで「輸送機で突撃」したのね。アメリカはアメリカでかなり驚いた様子。なんせ日本の輸送機がアメリカの飛行場に強行着陸したんですから。そして隊員は飛行場内に散らばって、駐機してあるアメリカの爆撃機を破壊した。

当然、大きな戦果を上げられることもなく、全員死亡するわけですが、その「義烈空挺隊」に関する資料を見ると、まさに「死んでもやることはやる」という強い意志を持った若者達なのがわかるのね。死ぬのはわかっているのに皆で笑っている集合写真が数多くあったり、残された手記や遺書に、そこにあるのは決して悲しみだけじゃないのがわかる。これは特攻隊のケースと同じ。

ウクライナの兵士に、それと似たものを感じました。

それが良いことだと言っているんじゃないんですよ。でも「命をかけてもやりたいこと、守りたいものがある」と思う人は意外に世の中には多くいるってこと。

そういう人たちと「奴隷になっても生き延びたい」と思う人の駆け引き。実はこれこそが国の運命を決めるんだろうと思うわけです。決して、敵が決めるんじゃないのね。それが世界の歴史だと私は思っています。ウクライナとロシアを見ていて、それは間違いがないと確信するようになりました。

そういう意味で、日本はどの方向へ向かっているのか。これは上に紹介した石破茂氏と私は同意見。

-----(追記)-----
 

沖縄嘉手納基地のF15を全機引き上げて、アラスカのF22の巡回とするというのは、「装備を変更する場合、よくある【言い回し】」だと上念司氏が説明しています。

本当ですかねぇ。これもまた「どうにでも変更が効く言い方をしているだけ」にも聞こえるわけで・・・・。もし「撤退」とか「基地を後方に下げる」というのではないなら、これは単なる装備変更の順序としてよくあることだという説明があってしかるべきじゃないんですかね。国民も不安を感じる内容だし、中国に誤ったメッセージを送ることになる懸念もあるのだから、アメリカがきっちり説明するべきことで、上念氏が「知り合いから聞いた話」として言い訳じみたことを言うのはおかしいと思う。

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