【仮想通貨版リーマンショック】仮想通貨取引所FTXが破綻

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ビットコインの突然の急落。びっくりしましたね~。

一体何があったのか。

ビットコインなどの暗号通貨の取引所である【FTX】が破綻したとのこと。

2022年4月からのビットコインの値動き。日足。

2018年からのビットコインの値動き。週足。

FTXのWikipedia。

このブログの読者に暗号通貨にどっぷり使っている方は多くはなさそうなので、細かな話はしませんが、一体何が起きたのかの要点はこのユーチューブ動画でわかるかと。

私がビットコインはじめ、暗号通貨に対してどう考えているかを書いておきます。

一言でいえば、「暗号通貨投資はギャンブルと同じ」だと考えています。少なくとも「一般的な投資とは全く違う」と思います。

そもそも「価値の裏付けがない」のが大問題で、「いやいや、価値はある」という論者もいますが、それは「新たな価値を見出してる」わけで、一般的な投資の基準となる「価値の金銭的な裏付けがない」のは間違いがないと思います。

たとえばソニーの株式だとすれば、「どのくらいの価値があるのか算出可能」ですよね。資産もあり売上も利益もあり、「一株あたりの資産も利益」がわかる。それと「株価の関係」があるじゃないですか。今のソニーの株価は11600円ぐらいですが、500円じゃ安すぎる。10万円じゃ高すぎるのは誰しもわかること。もちろん「将来どうなるか」を先取りするのが株価ですから、将来の見込みによって現在値は動く。でもそれとて、「お金に換算できる価値が基準」になりますよね。

でも暗号通貨にはそれがない。

ビットコインが500万円でも1万円でも、それが高いのか安いのかもわからない。またビットコインが終焉する時ってあるのかどうかもわかりませんが、【解散価値も算出出来ない】。まさに【仮想通貨】だと思います。

一時期、仮想通貨という呼び方を毛嫌いして「暗号通貨と呼ぶべき」という人たちが多かったですが、そりゃ当たり前で、【これは仮想で実態のないものです】なんて世界が認識したら投資対象にならないからでしょう。

私としては誰がなんと言おうと、暗号通貨は「実態のない、価値を金額で表すことも出来ない、仮想空間の投資対象」でしかないと思います。

あるいはアートみたいなものかもね。価値を見出す人もいれば、価値を感じない人もいる。

では「投資不適格か?」というと、それはまた関係なくて、売りと買いが存在して、相場が成り立っているのなら「それに投資するのはあり」じゃないですかね。でもそもそも暗号通貨とはどんなもので、「裏付ける資産がない」のを理解した上でトレードするなら良いんじゃないですかね。でもトレードを正当化するために、【とんでもない価値がある】とか【世界は変わる】とか、そういう【思い入れ】の話をどれだけ積み上げたところで、「実態がないもの」なのに変わりはないんじゃないですかね。

それをわかった上での投資、トレードなら【アリ】だと思っています。というか、好きにすれば良いだけのことで、投資する価値があるとかないとか、それに言及する必要もないし、そういうウンチクに耳を傾ける必要もないと思っています。

暗号通貨に将来を感じて素晴らしいと思っている人たちに対して、こういう言い方をするのは失礼かもしれないけれど、私はギャンブルと同じだと思っていて、ルーレットで次に赤が出るか黒が出るかを議論しても意味がないのと同じだと思っています。

ただし、広い意味での「ブロックチェーン技術」を否定するつもりは全くなくて、世界を変えるポテンシャルがある技術だとは思っていて、うまく活用してくれる企業や団体、あるいは政府が出てくるのを楽しみにしています。

ビットコインに関しては、私は今後もブログに書くことはあると思っていますが、当然、投資やトレードを推奨するわけでもなくて、「トレーダーから見たらどう見えるか」に関してだけ書こうとは思っています。

今後どうなるかなんてわかりませんが、ビットコインの長期チャートを見てみればわかるように、殆どのプレイヤーは大きな損失、評価損をだしているはずで、「ビットコイン大好き人間」でさえ反省点があるという人も多いようで、それらの「痛手」が時間を掛けて癒えるまでは大きく動かないような気がします。

でも相場の世界はまさに「蛇(じゃ)の道は蛇(へび)」で、大きく動き出すとそれに乗ろうとする人は必ず出てくるし、また「上がるはずもない」と「空売りを仕掛けてくる人も増える」はずで、まさに株式市場の「仕手株」と同じ様に動き出す可能性はあると思います。でもそういう動きに乗るのは「ハイアマやプロ」なわけで、トーシロが「是非、投資で儲けたい」と近づく対象ではないと思います。

また「チャート分析に自信があるトレーダー」も要注意で、仕手株のように動く場合は「チャートアナリストを引っ掛ける動き」が作られることも多く、そして「提灯を掲げて乗ってくる素人を振り落とす」なんてことも有りえますから、私としては、どちらにしても「真剣に投資、トレード対象として見る」ことはありません。

でもそういうのが好きな人もいるわけで、それはそれで燃えますからのめり込むこと無く売買するのはアリかと。(笑)

でも投資やトレードの王道は「金銭的価値が算出できる一般的な投資対象」で「毎日、普通に売買され、普通に値が動く中で【トレンドを見出してそれに乗る】」ということに変わりはないと思っています。

投資・トレードで一発当てて大金持ちになりたいとか、億り人になりたいとか、そういう目標を持てば持つほど「勝てなくなる」と私は思っています。でも逆に、パートのアルバイトをするが如く、小金でも積み上げて行きたいという考え方なら、うまく行くかもしれない。でもそれが簡単なら、世界中の人がやるし、貧乏人はいなくなる。

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