投資の作戦の建て方

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投資で生活をしている方々が最近マレーシアに増えている様ですね。やっぱり「税制」と「安い生活費」が良いからでしょう。

ただ投資と言っても幅が広くて、そして手法も対象もいろいろだと思います。

私の場合は単純でいつも書いていますように「A資金は債券、B資金は超短期売買」で、超短期売買の対象はこれといって決まっておらず、でもあれもこれもというわけでもないコモディティの売買。為替もFXではなくて先物。

これとは別に、私たちは常に「為替の変動に大きく影響を受ける」ことから、投資とは違う考え方の【ヘッジ】もします。ただヘッジも簡単ではないし、コストもかかりますからヘッジをする対象も資産の内のごく一部でしかありません。

でも私はプロではないし、プロ集団の中で勉強をしたこともなければ、彼らの手法も全くわからず、常にど素人状態。

どちらにしろ投資をする場合は、「将来、市場はどう動くか。それをどう読むか」がポイントになりますが、これまたいつも書いていますように【私達に将来のことはわからない。未来は神の領域】と考えているのはいつもの通り。だから「円安は来年はXXX円になるだろう」とか「日経平均はXXXXX円になるだろう」みたいなことも考えません。

その理由は簡単で、「将来を予想して投資を決める」のは、私はギャンブルだと思っているから。

これからは円安だと読み、米ドルを買うのは【競馬で円安号が一着になるだろう】と円安号に賭けるのと全く同じで、それは株でも全く同じ。ビットコインも同じで、「上げる」「下げる」と予想してそちら側に賭けるのはギャンブルだと思っています。

私が考える大事なことは【市場の動きに合わせて臨機応変にポジションを変える】、これしかないと思っています。

だから円安に動いているなら「その方向に乗ってドルを買う」。「ビットコインが下がっているなら買わない」とか、【過去と今の動きが何よりも大事】で、基本的には「下げ続けたけれど、もうそろそろ上がるだろう」という読みで買うこともしません。【変化が見えてから、そちらに乗る】のが基本で、【川の流れに身を任せる落ち葉と同じ】ようにフットワークを軽くするのが一番だと思っています。

ただ、「将来を全く考えない」ということではなくて、「いくつかのパターンを想定する」のは大事で、それぞれのパターンが見えた時にどう動くかを決めておくことはします。【その時に考えれば良いというのは非常に危険で、その時に冷静な状態で判断できるとは思わない】から。でもいくつか決めておいて、「決めておいた通りする」のが大事だと思っているわけです。

だから常に作戦は「プランA、プランB、プランC」とあるべきで、例えばプランAは「買い乗せ」、プランBは「即刻撤退」、プランCは「様子見」等と【最初に決めておくことが重要】だと思います。それは「勝っている時、負けている時、市場が混乱しているとき」には必ず「欲望と不安」に負けて、冷静に考えることが私には出来ないから。

これは震災も同じで、いつか大地震が来ると想定して、その時に必要なものを準備しておくとか、逃げる順路を確認しておくとか、仕事や投資をどうするのかを決めておくことは良いことで、自分も世の中も大騒ぎになっている時に冷静に判断し行動するのは簡単じゃないのと全く同じ。

ではどういう風に将来の出来事のパターンを考えるかですが、このユーチューバーの考え方は非常に参考になると思います。

とにかく「決め打ちはしない」のが重要で、「こういうふうになったらこうする」というパターンをいくつも決めておくということ。

投資はギャンブルではなくて、どういう風に市場が動いても、その中で【負けないようにする】のが重要だと思います。当然、負けることは普通に起きますが、それが致命傷にならない負け方をするということですね。私たちは「どうやって勝つか」とそればかり考えがちですが、そういう風に考えると不思議なもので「勝てないようになる」のがこの世界のように思います。

ま、それは私が経験してきたことで、これもまた人によって違うと思いますが、【生き延びることを何よりも重視する】のが私の考え方。

今回紹介した。Nobu塾のNobuさんですが、基本的な相場に対する考え方は私と非常に似ているので、とても参考になるし、安心して彼の話を聞くことが出来ます。ただ彼はユーチューバーですし、多くの視聴者のためにも「守備範囲が広く、想定する範囲も広い」のね。

これって一般的ではないと思いますが、その根底に流れる考え方は全て同じですし、彼の説明の中から自分に合うところだけを見るのも良いかもしれません。でもあえて全部を聞くことによって「全てに共通する大事な考え方」が身につくかもですね。

たとえば「想定」にしても、ありとあらゆるケースを想定する必要はないわけで、「いくつかのパターンだけ」を想定し、それに合致したときだけ行動に移すということで十分なはず。ただし、すでにポジションがある場合は「どういう時に撤退(利食い、損切り)するか」は絶対に決めておくことは何よりも重要だと思います。一般的には「利が乗っているとまだまだ儲かる」「評価損があるといつか値ははもどってくる」と自分に都合の良いことを考えるのが常だから。

そして彼は様々なところがら情報を取ってきますし、それらは非常に大事な内容で、私達がそれらと同じものを一つ一つ探したらかなりの手間がかかるのは間違いがなく、私は彼の説明を聞いているだけで、私に必要な情報の70%はカバーできると思うくらいです。

それと彼の動画が面白いのは、常に「動画の最後に【大事な言葉】」を出すのね。これって相場に関わる人、全てに重要な言葉ばかり。もしかしたら、彼の動画のこれらの言葉を集めて「座右の銘」にするだけで、相場に負けないようになるかもしれない。「金言集」として集めておいても良いと思うぐらい。

「どこに儲け話があるのだろう」と探し回るのは、「青い鳥を探そうと旅に出るのと同じ」で、そんなことをせずに、「日頃、どういう考え方でやっていればよいのか」を知ることのほうが重要で、そういう意味で、Nobu塾を見ているだけで「青い鳥とはなんなのか」「自分はどう考えて行動するべきか」がわかるようになるんじゃないですかね。

でもNobu塾を見て、「そうか、今はまだ買い時じゃないんだ」とか「こりゃ今のうちに買ったほうが良いかも」とかそういう目で見てしまうと【大事なことはいつになっても身につかない】のは間違いがないと思います。

年寄りは別にして、若い方々には是非とも、この考え方を理解して「相場を身近に置く」ようにしたら良いと思うんですよ。でも単に「XXXの株を買ってみた」とか、自分の思惑だけを頼りに「FXを売買してみた」というのは、【全く何も経験していないのと同じ】だと肝に銘じた方が良いと思います。

そういう意味で、Nobu塾は非常に良い【羅針盤】になるはずで、彼の言うことが理解できなくても、彼の動画を見ているうちに、【相場で生き残るには何が必要なのか】「どうやって売買を決めるべきか」がだんだんと分かってくるはず。

また経験がある人でも、彼の言う事と自分の考えに違いがあったとしたら、それは何なのか、なぜ違うのかを考えることが「一歩前進するきっかけになる」と思います。

世の中には「全く相場に適さないタイプの人」もいれば、「なぜか天才的に動いて稼げる人」もいて、こればかりはきっちりやってみないとわからないのね。単に「FXを売買したことはあるんだけれど・・・・」程度じゃ何もしたことがないのと同じで、学ぶべきことはしっかり学んだら【自分の気が付かなかった才能が開花する】かもしれない。

近年莫大な資産を作る若者が増えていますし、また前にも書きましたが、「秒速で一億円の与沢翼氏」がオープンにした彼のFXの売買譜を見て、彼の洞察力、決断力、実行力、変わり身の速さに驚いたことがありました。それって何年経験しても身につけるのが簡単ではないことなのに、彼のトレード経験は2年と知り、やっぱり天才っているんだなぁと思ったのを思い出します。そして「洞察力、決断力、実行力、変わり身の速さ」は【分析力より重要だ】ということを私は見せつけられたように思いました。私はチャート分析を重要視しますが、実はチャート分析のうまいだけの人って昔から結構いるのね。ウンチクを言わせたらピカイチみたいな。でもなぜか、そういう人の中には「勝てない」人も多いのね。

貴方にも貴方が気がついていない能力があるかもしれないし、今もし投資をしていても「何か大事なことに気がついていない」「勘違いしていること」ってあるかもしれず、Nobu塾で学ぶのは決して無駄にならないと思います。

私も日々、勉強させてもらっています。(笑)

なぜ私がいつもこんなことをブログに書くかわかりますか?

私は今、どうにか幸せに生きていられるのは、過去において多くのことを教えてくれた友人、私の根本的な間違いを指摘してくれた先輩トレーダー、そしてNobu塾の様に大事なことを細かく教えてくれる人たちがいたからなんですね。

もし彼らと出会うことがなかったら・・・と想像すると、かな~~りゾッとするんですよ。だから今の自分があるのは「自分が努力したから」とは思っていないのね。私を育ててくれた人たち、中にはたった一言言われただけで、目が覚めたこともあったし、そういう出会いがあったから今の私がある。

だから私はブログに書き続けるわけです。

もしたった一人の方が「目から鱗が落ちて、どうにかこの世界で生きていけるようになった」ら、私はそれだけで嬉しいし、世の中に恩返しが出来たと思うわけです。今は理解できなくても、何年も経ってから「あの人が言っていたことって、これのことか?」ということもあるわけで、それを思い出すだけでもプラスになるはずだと思っています。私もそうだったから。

諦めたらそこで終わり。でも諦めなかったら、いつか花が咲くかもしれない。

「お前、そんな事を考えているのか?バカか?」と言われるぐらいがちょうど良い。(笑)

人の行く 裏に道あり 花の山

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