日本からの【小包(DHL)】に課税された~~~~

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日本から様々な物品をマレーシアに送る人は多いと思います。

我が家も最低月に一度は日本からいろいろ買っています。90%は食料品、調味料の類ですが。

マレーシアでは基本的に【RM500を超えたら課税】されることになっていますね。これって【運賃、送料込み】ですから、私の場合はほぼ100%課税対象となってしまいます。

でも今まで課税されたことは5,6回でしょうか。確率からいうと10%以下。つまりマレーシアには建前と本音があるわけで、飛行場の税関で「課税されたこと、持ち物チェックもなかった」というのも、本来はありえないことなんですね。税関の立場は「全品チェック」だと税関吏から聞きました。

そして私が今まで課税されたのは「EMS」だけで、DHLで送った場合は一度も課税されたことがありませんでした。

でも今回、その初めての課税を経験しました。(┰_┰)

EMSの場合は、トラッキング情報を見ると「税関で止まっている」「インボイスを送れ」とか出ますので、それに従うしかなくて、納税に関しては「KLIA近くのPOS+税関」に自ら出向くか、POSに通関納税代行を頼む。この件に関しては何度もこのブログに書いていますから、興味がある方はブログ内の検索を掛けてみてください。

DHLの場合ですが、2系統あるんですね。

◯ アマゾンから直接DHLなどで送ってもらう(輸出だから消費税は非課税)

◯ 海外転送サービスを使って、DHLなどで送ってもらう(国内で買い物が発生するので消費税がかかる)

この2つには大きな違いがあって、アマゾンから直接送付する場合の【送料+手数料】にはマレーシアでの税金が入っているのね。(要確認)

これは、私は「簡易税率での課税」だと考えていて、非常に安いのね。マレーシアにしてみれば、「薄く広く課税できる」というメリットが有るのでしょう。

ですから、【アマゾンから直接送付した時に、納税しろと言われたことは一度もない】のです。

しかし、海外転送サービスを使った場合は、「一般的なDHL(?)」と同じで、まず送料がまるで違って高い。そして通関はEMSと同じ様に行われると考えています。この辺は実は定かではないのですが、私の経験上、そうだろうと推測しているだけです。(DHLの場合、輸送中に電子的に通関が行われる)(課税する場合はマレーシアに到着後に現品チェックをするのだろうと推測)

今回、課税されたのはこの海外転送サービスでDHLを使ったケースです。

でも今までは課税されたことはなく、課税される、されないの線引がどこにあるのかは私にはわからず。これはEMSも同じで、「課税されないケースが圧倒的に多い」けれど、【課税されることもある】し、では一体その違いは何なのかは私にはわからない。私としては「税関吏の気まぐれ」だとしか言いようがないと思っています。抜き打ちってことでしょうか。

問題は、EMSにしてもDHLにしても【課税される場合はかなりの額になる】ってことなんですね。

容赦ないという感じを受けていますが、本来はそれが当たり前なのね。

そして課税される場合は「CIF価格に課税される」わけで、【商品価格、輸送料、保険の総額に課税される】から税額が大きくなり、通関代行をPOSに頼むと手数料もかかるし、それはDHLの場合も同じ。

今回は「商品+送料+保険」の合計額がRM600程度の小包でしたが、支払ったのはRM175でガッカリでした。なんせ商品だけの価格はRM300以下でしたから。ちなみにこの支払にはRM70程度のDHLの経費が含まれています。

また話がややこしくなりますが、税関が課税する場合、徹底的に商品内容を調べるし【品目によって税率も違う】のね。

今までの経験では【台所用品の物品税が30%】で、一番高率でした。品目によっては20%(インスタント味噌汁)であったり、調味料は5%だったり、そして0%の品目もある。

これは売上税(ST)も同じで、10%、5%、0%のものがあり、【全ての品物を分類して、それぞれに課税する】というかなり細かいことを彼らはやります。

では、事前にその税率を調べたり、品目別の違いを調べたりしたいのですが、マレーシアの場合はネット上でそれを見つけることは(私には)出来ていません。多分DHLやPOS、あるいは乙仲(通関業者)に頼めば詳細の入手は可能だと思いますが、所詮、あれやこれやの「安い私物ばかり」ですので、私は詳しく調べていません。

ただ注意していることは、インボイスを必ず添付するわけですが、その書き方はしっかり考える必要があって、税率が高い「台所商品」でも【違う書き方】があるはずなのね。

例えばですが、「調理用に使うハサミ」だとします。これは台所用品になるわけですが(物品税は30%)、文房具にもハサミはあるわけで、単に「ステーショナリー」と書けば、物品税は0%となるかもしれない。

そもそもインボイスの書き方って私には良くわからないのですよ。

どこまで細かく書くべきか、どこまで大雑把なグループとして書くべきかがわからない。

たとえば「インスタント味噌汁」では20%ですが、「食料品」としたら0%かもしれない。

中には「プレゼント」なんて商品がわからない書き方をする人もいるはずだし、だからといって税関に文句を言われたというのは聞いたことがありません。

結局ですね、最終決定は【書類と現物をチェックする税関吏が決める】ということなんだと思います。そしてそもそもチェックさえしないのも税関吏にお任せってことなんでしょう。でも税関に聞くと【全品チェックしている】というんですよ。これは飛行場の税関も同じのはずなのね。

私が思うに「目視チェック」もチェックのうちなんだろうと思うし、「勘で決める」のもチェックのうちなのかもね。

実際に、日本の飛行場の税関もそうじゃないですか。「ちょっとバッグの中身を見せてもらえますか?」ということもあれば、「どうぞどうぞ」と素通りのことも多い。

今の時代、どこでも「全品チェックは不可能」だし(でもオーストラリアはやっている)、「申告を重視する」のだろうし、でも「何か閃いた時には厳しく調べる」のがあの世界なんだろうと思います。

今回のこの日記では、かなり細かく書いたほうですが、実は私自身は【課税されてもしょうがない】と思っていて、本来は課税されるものばかりなのに(送料を含めて総額RM500を超えている)、課税されないことのほうがおかしいわけですものね。

「課税されたら交通事故」みたいに私は考えています。実際に、全ての小包を課税されることを考えたら、たまに起きる課税は全体からすれば微々たるものでしかありません。

でも高額の商品を送ったり、仕事で輸入する場合はしっかり事前に調べるのは当たり前のことですね。

皆様のお役に立てば幸いです。

-----(追記)-----
 

なぜ私がDHLを使うかというと、EMSが値上がりして、DHLの方が安いケースがあるからです。

また同じDHLでもアマゾンから直接送付してもらう場合は、料金がメチャクチャ安いのね。アマゾンは超大手で取扱量が膨大だから「特別料金」ということなんでしょう。また最近、アマゾンはDHLではなく他の輸送業者を使うケースも増えていますが、安いのは同じ。

そしてアマゾンから直接送ってもらうということは、輸出に該当しますから【消費税がかからない】のは大きいと思います。

「消費税が掛からない」+「送料が安い」ことから、そこそこ金額が張るものだと【日本で買うよりマレーシアに送ってもらったほうが安い】なんてことも起きますので、「海外送付は高いという先入観は捨てるべき」だと思います。

ただし、どんな商品でも直接送ってもらえるかというとそういうこともなくて、どうしても「海外転送業者」を使わないとならないケースがあります。

これってコスパ的には最悪で、まずアマゾンで買って日本国内の海外転送業者に送ってもらうわけですが(送料が発生する)、これすなわち「国内販売」ですから【消費税はかかる】のね。

なおかつEMSにしてもDHLにしても、海外転送業者が提示してくる料金は【安いということはまず無い】のね。でも最近はDHLの方がEMSより安いケースが結構あります。(軽くて大きな物はDHLは割高になる)

そしてマレーシアで課税されたら・・・。(┰_┰)

そういう意味でも、アマゾンから直接買えるならそれが一番じゃないですかね。

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