ウクライナ戦争も含めて、海外の動きを気にしてみている人は少なくないと思うのですが、最近の動きって「どんどん酷くなっている」、このまま行けば「とんでもないことになる」様な気がしませんか?
まさにヤクザの抗争みたいなもので、「脅しがどんどんエスカレートする」感じを受けますし、実際は「武器や弾薬の提供」がエスカレートして、【どこかで白黒をつけないとならない】方向へ動いているような気がします。
「脅しに屈してしまえば負け」なわけで、ある意味、【チキンレース】にも思えるのですが、双方ともに止まること無く崖から落ちてしまうような気がしてなりません。
ウクライナ戦争も西側の援助がなければ「ウクライナの負けは確定」なわけで、西側はどんどん「より性能の良い武器弾薬を供給する」ようになりますし、それで勢いづいたウクライナはもっと「やる気を出す」わけで、今では「戦闘機の供与」まで話題に出ている。
私はプーチンも行くところまで行くと思うわけで、そして「プーチンが失脚すればこの戦争は終わる」と思っていたのが最近、違うことを考えるようになりました。「プーチンだけが狂っているわけじゃない」のであって、プーチンがいなくなっても戦争は終わらないどころか、プーチンより「強硬派もいる」わけで、私達が望む形でこの戦争が終わるとは思えず。
でも「他国への侵略」は【どんな理由があっても絶対に見過ごすわけにはいかない】わけで、ウクライナが負けるようなことは容認できないと思います。
当然、中国もこの動きを凝視しつつ変化を見ているわけですが、中国にしてみれば台湾のこともあるから、「ウクライナの負け」で終わってくれたほうが都合が良くて【強いほうが善である】という立場を崩そうとしないように見えます。そしてこの数日、「中国が武器弾薬をロシアに供与する」話でもちきり。
そもそも中国と西側が「戦争しているような状態ではない」にしても、アメリカを中心とする西側は「中国をどんどん追い詰めているのは間違いがない」わけで、これはかつての「ABCD日本包囲網」と全く同じじゃないと私は思うくらい。
かつて追い詰められた日本は「ハルノート」がキッカケで「戦争やむなし」と進んでいきましたが、今の中国もその頃の日本に似ていると思うわけです。
私たちは戦争なんて無い方が良いと考えますが、世界の安定を考えた時に「それを壊そうとする国」が現れたら、やっぱり叩き潰すしか無いのが現実なんだろうと思うわけです。まさに日本がその標的となった。またドイツナチスにしても「放置することはできない」のも当たり前だと思うんですよ。
そして中国。
中国の軍事力増大のスピードは早く、チベット、南モンゴル、ウイグルに侵略し、南シナ海には軍事施設を作り、返還を受けた香港も約束通りの統治はしないという国際法なんか全く無視する国。で、中国の軍事力は近い将来、アメリカを抜くと言われている。今でも「アメリカが必ず中国に勝てるわけではない」という分析をする専門家も少なくないわけで、では今のまま中国を放置するとどうなるか。
当然、「力のバランス」は中国有利となるわけで、中国が世界においてもっと全面に出てきたら、私はとんでもない恐怖だと感じるわけです。
「今なら中国を叩けるかもしれない」
とアメリカが考えるのも私には理解できるわけで、まさか「アメリカはやる気じゃないか」みたいな気もしてくるわけです。でも「やるべき」とは思わない。というか、そこまで考えることに大きな抵抗があります。
そして巷では大きく報道されることはないけれど、「イランとイスラエル」が今にも暴発しそうに見えます。
イランにしてみれば、「イスラエルを葬るのが国是」ですから、今のイラン体制が続く限り、【いつかはイスラエルと戦う】ことになる。そして今まで、イランは「反イスラエル勢力に協力、援助」をして、「周りからイスラエルを締め上げてきた」。でも今、イランはもう「核を持つの時間の問題」と言われるまでになった。
イスラエルはイスラエルで、「イスラエルに敵対する個別組織と戦う」わけですが、ここへ来て考え方が変わってきた。今までは「タコの足と戦ってきた」けれど、「もうタコの頭を攻撃しないとこの戦いは終わらない」と。
つまり、それはイランを攻撃するということになるわけで・・。
つまりそれは、イランとイスラエルの【核戦争】を意味する。
まさかと思いますよねぇ。
でもロシアの行動にしてもそうだし、イランはイスラエルを潰すのが国是だなんて信じられませんが、実際に彼らは「私達とは全く違う常識、価値観」で動いている。北朝鮮も同じ。中国も同じ。
それぞれが力を付けてくれば、「はっきりさせようぜ」となるのは当たり前で、その時が刻一刻と近づいているような気がしてなりません。
またあちこちの火種の一箇所に火が付けば、それは他の場所でも「今がチャンスと動き出す可能性は大きい」と私は思うわけで、「ハルマゲドン」は本当に起きるのかもしれない。
たとえば、ウクライナ戦争がもっと深刻化してくれば、それは中国が動くチャンスかもしれないし、その時に、北朝鮮が何もしないという方がおかしいと思うわけです。
私達日本人には「領土を増やそう」なんて考え方は全くないし、自分の信じる宗教や思想を世界に広め、自分がその頂点に立つなんて野望も全くありませんが、それを考えている革命家は世界に大勢いるのが現実で、そして彼らはそれぞれ「実力をつけてきた」わけで、言葉を変えれば、私たちは「彼らを放置してきた」だけじゃなくて、「それと経済は別」だと彼らを育てて来た。
今、アメリカが中国に厳しいのは「自分たちがやってきたことに対する反省があるから」だと私は思うし、中国を閉じ込める作戦が終わることはないと思う。
やっぱり「世界って戦いがあるのが通常」であって、「平和なときは一瞬でしか無い」感じがします。そもそも平和というのも「自分がそう感じるだけのこと」であって、「今の状態は地獄と同じ」と考える人たちは「世界を変えるために努力をし続けている」のは間違いがないんじゃないですかね。
そしていつの日か、その緊張は爆発する。
世界というか、狭い地域でもそれは同じで、「規模が違うだけ」じゃないかと。
それが世界の歴史。
さてさて、一体何が起きますか。
近年、はっきりした「戦闘」以外に、コロナ関連にしてもなんだか「ウラがある」ようなことが多すぎますよね。各地で多発している「爆発事故」にしても、偶然とは言えない「なんらかの力が働いている」ような気がします。
フト、911のニューヨーク多発テロ事件を思い出します。
あれはどう考えても公表されているような事件だとは私には思えなくて、かと言って、いろいろ言われているような「陰謀」も【そこまでうまくいくか?】とも思うわけです。
それと同じ様に、今、世界で起きていることが「陰謀である」という確証なんかないものの、【偶然にしては出来すぎ】だと思うわけで・・。
そんな、まさか・・と思うけれど、じゃぁ911はどうなの?となるわけです。考えられない事象が続いた911ですが、「陰謀なんかありえない」という前提で全ての事象を説明できますかね。それはトランプの大統領選も同じで、今頃になっていろいろと表に出てくることが増えていますが、「裏に策略があるにしてもうまく行きすぎている感」があります。
では「裏に作戦があった」にしても、それはとんでもない大掛かりな作戦になるはずで、「全く尻尾も出さない」なんてことがあり得るのか。
最近も摩訶不思議なことがあちこちで同時に多発していますが、私としては「これは作戦ではなくて、多くの人、勢力が、それぞれ動いた結果」みたいな気がするんですよ。つまり「無理やり事実を捻じ曲げても構わないのだ」という考え方が広く広がって、それに従って多くの人や勢力、組織が動いた、みたいな。でもそこには「司令塔があってそれぞれを束ねたわけではない」みたいな。
極論を言えば、「悪魔にとりつかれた人たちが同時に動き出した」みたいな。
ま、真実を知りたいと思ってもそれは私には絶対に無理なわけで、「何かが起きたらそれに対処する」しか出来ない。そして「何が起きるのか」もわからない。
でも私は「想像、想定はしないとならない」と思っていて、まさかのXXXが起きたらどうする?という想定で、その中でどう生き延びるかは常に考えています。自分の仕事、資産防衛、住む場所、地域、国も含めて、当然、「自分や大事な人達の命が脅かされることがあるのか無いのか」も大事な視点だと思っています。
それは「放射能汚染」や「自然災害」を危惧して、住む場所を決めようと考えるのと全く同じ。
これは「それが起きる確率」は関係ないのね。そういう想定が必要だと思うだけのこと。
この「想定」と「それが起きる確率」に関して、マレーシア在住の「立花聡氏」がユーチューブ動画の中で話をしていました。
想定の話をしているのに「そんな事は起きない」という反論って常に出てくるのね。でもリスク管理を考える時に「確率は大した問題じゃない」のね。これは自分の中でも「そこまで考える必要がないだろう」と【希望的観測が出てくる】からなわけで、他人がどう考えようと、自分の中でそれが出てきたらリスク管理はできないんですね。現実的には「それが起きる確率が最も重要」なのは当たり前ですが、「確率を重視するとうまくない」と思うし、そもそも自分にその確率がわかるのかどうか。
簡単に言えば、「お化けはいない」としても、「出たらどうするか?」と考える必要があると思っているわけです。
立花聡氏が話しているのは「日本円が暴落する」ということを題材にしていますが、大事なのは【リスク管理とは何か】という視点。
またウクライナ関連ですが、良くテレビにも出てくる小泉悠氏(東京大学先端科学技術研究センター専任講師、軍事評論家、軍事アナリスト。ロシアの軍事・安全保障政策が専門)の動画ですが、彼の考え方は全くその通りだと思いました。
「世界が平和でありますように」と願うけれど、願っていればどうにかなることでもなくて、「願ったり」「平和を叫ぶ」だけで世の中が良くなるわけもない。ましてそこで自己満足したら、【百害あって一利なし】が現実だと思うわけです。
でも「何も考えない馬鹿に成り切ること」が意外に一番幸せなのかなと思ったり。
これはそれを馬鹿にするということじゃなくて「覚悟を決める」というのはそういうことなのかもしれない。
でも「核戦争だ」「円が大暴落して500円になる」とか、そういう極論は別にしても、「まさかと思うようなことが起きる」のが人生で、やっぱり「常に想定してリスク管理を考える」のは重要だと思っています。少なくとも私はそうやって生き延びてきました。
今の日本の問題として、「金融緩和をするのかどうか」で日本のあり方に大きな影響がでるはずですし、かと言ってこのままでも良いとは思えず、「何がどうなったら何が起きるのか。その時、自分はどうあるべきか」は考えればそれなりの対処法も浮かんでくるわけで、【受け身のまま、その時を待つ】ことはできない。
でも「もはやこれまで」という覚悟が必要な時もいつか来ると思っていて、ま、それまではジタバタと生きようかと。(笑)